ペアー
もう少し明るい時間に撮ればはっきり写ったと思うのですが、夕方6時近くでは、いくらこの時期とはいえ、やはりわかりにくいですね。
2個並んでいるからペアなのではなく、ナシだからペアーです。だと思います。発音は違うのでしょうか?
果物は、1本でも実が成る品種と、違う品種を2本植えなければ実が成らないものがあります。どの果物でも、2本で成る品種のほうが多い気がします。
洋ナシの木を2本(別々の品種を1本ずつ)植えて数年経ちます。なかなかうまいぐあいに行かなくて、今年も片方の木は花がそれなりに咲いたのですが、もう一方の木は、まったくと言って良いほど、咲きませんでした。そのため受粉そのものが行われる可能性は無いに等しく、あー、今年もダメかと思っていました。それがどうしたわけか、花の咲いた木の方に、10個くらいの実が付いていたのです。どうしてそうなったのかはわかりません。でも、うれしいことでした。
けれども、この木の実が果たしてちゃんとした実になれるのか? それはギモンなのです。病気、害虫、そしてカラスの食害…。どれもとても厄介ですが、これといった対策も講じません。というか、もうどうにもならないというのが、正直なところです。
鳥獣害…。中でも、ここには熊は来ませんが、その頻繁な出現と食害で、果樹栽培をあきらめる農家も出ています。何とも切ない状況が、そこかしこです。
労せずして成る実もあれば、労多くしても、結実まで行かぬ実もある。でも確かなことは、どちらにしても生きているということ。生きていさえすれば、時に花が咲き、そればかりでなく実を結ぶことも無いわけではありません。そんなことを思ったりします。
それにしてもペアー、どんな発音が正しいんでしょう(笑)。