子どものときに何度かまがした(まがすの過去形、過去完了形)のが、生卵です。
考えなしに、茶碗にご飯をいっぱい盛ったりすると、卵をかけるときは少し緊張したものです。言わずもがなですが、白身の粘性が大きくて、勢いよくやったつもりでなくても、ご飯の上から滑り落ちてしまうことが、しばしばでした。ひとりで卵一個を食べるときはもちろん、きょうだいで分けたときでも、白身だけがベロっとおちて、勢い余って茶碗の外へ(笑)。
すると、周囲の大人からすぐ声がかかりました。吸え吸え、(テーブルさ)くぢ付けで。その粘性ゆえ、卵は一気に口の中に入り、せっかくの生卵を食べたような食べなかったような、そんな気分とともに、ご飯の時間は終わってしまうのでした。
えぐえぐだぁ。 まだ言ってんのか!
あはは、お里が知れますね。でも、食べ物を粗末にしちゃ、いけませんのです(苦笑)。
ちなみに、白身の部分は、しろッコ。黄身の部分はあがッコと言っていました。生卵はなかなか2等分はできないですが、あがッコの好きな人としろッコの好きな人の間では、心情的には2等分できますね。どちらも満足です(笑)。