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しんしゃぐ

2023-08-02 | 日記

 濁音が多い秋田弁。でも、標準語で「しんしゃく(斟酌)」というのとは、少々違った意味の言葉です。

 回りくどい話をせずに結論から言うと、「しんしゃぐ」というのは、①遠慮深い、②遠慮がちという意味で使います。①と②、微妙に違いますよね。いや、大きな違いです。でも同じ言葉を使うんです。

 

 「あの人だば しんしゃぐだものー」 こういう場合、「あの人」が遠慮深い人なのか、遠慮がちな人なのか、判断を誤らないようにしなければなりません(笑)。うっかり、「んだなー(そうだねー)」なんて肯定したら、あとあと大問題に発展、なんてことも。

 

 まぁ、そんな前置きはともかく、先日、近所の人との他愛もない会話の中で、この言葉が出たのでした。

 A 「ひろ、おめ、2種免許持ってらんでねっけが?」

 B 「んだ。だども、使ったごどね(無い)」

 C 「この前、新聞さついでらっけな。『その気になれば月50万も可。東京でタクシー』って」

 

 B 「オレだばダメだべおん。あんまりしんしゃぐで。お客さん乗せでがら、ながなが、流れさ入って行げなくてよ。

   そうしているうぢに、メーターどんどん上がっていって、お客さんおごって降りでしまう。

   そのどぎ、『お客さん、代金…』なんて言えるはずもねぇし(笑)」

 

 「しんしゃぐ」って、お前が出したんじゃないかっ! 

     んだよ、古い言葉ッコも大事にさねばな。

  自信がなくて、遠慮がちの方の意味の管理人なのでした。

 

 暑い夜。良い眠りに入れますように…。

 

 ふと思い出して、どうでもよい追記。

  その当時、世界の若者に影響を与えたチェ・ゲバラは、今でもその名が語り継がれ、

   一方、現在多くの人を呆れさせている「チェッ・ジバラ」は、そこかしこ。名など、語り継がれようもない。


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