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認めたくない真実?

2022-06-21 | 農家 農村

 乳幼児の髪の毛の伸びが良くない時、こんなことがしばしば言われたものです。

 「一回、てんてじぐ(ツルツルに)剃ってければ、えぇ髪ッコおがってくるべどもナー」

 

 何となく、プレッシャー。でも、そんなふうに言われても、剃りたくはないというのが偽ざる本音。実際に効果があるかもしれないけれど、認めたくないっていうわけです。

 言う方も、ちょっといやらしい。「おがってくるべどもナー」というのを標準語で表すと、生えてくるんだろうけどナーとなります。断定することもせず、一般的な経験則として、さりげなく押し付けて?くる。

 

 そういう言い方が、プレッシャーに感じたり、カチンと来たりするのは無理からぬことだと思います。

 こういう時、とりあえず「んだがもしれねナー(そうかもしれないねー)」と応じて、あとは知らんぷり。こんな対応がパッとできたら、あんまりストレスが溜まらないかもしれませんね(笑)。

 

 我が家の話ではありません。農村できっと多くの人が一度は耳にした話。今だったら、聞くこともない話かもしれません。

 

 「あのよぉ、今のオレみたいになっても、剃ってみれば、えぇ髪ッコおがってくるべが?」

 「どうだろうね。やってみればいいじゃん」

 「おかねくて(恐くて)でぎねー」

 


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