１月２日

　今日も好天のまま過ぎた当地です。風もなく、穏やかな一日でした。田んぼの雪もすっかり消えて、積雪は０センチということになろうかと思います。これだって、事態がたまたま多くの人にとって好ましいふうになっただけであって、この時期としては普通でない天候であることには変わりがないのでした。

 

　今しがた外に出てみたら、空のところどころ、雲の合間から星が見えています。東の空低い位置に数個の星も見えて、なんだか不思議な気がしたことでした。オリオン座がこれからゆっくり上がってくるのか、後で確かめてみようと思います。冬といえばオリオン座。なんとかの一つ覚えです。

　なんとかのひとつ覚え…。いろんな言葉が、使いにくくなりました。使わないほうが良い言葉もたくさんあるとは思うのですが、何だかとても窮屈というか、それこそ言葉尻をとらえてどうこう言われることも多くなりました。どこかほんの少し違っている気もするのですが、字面だけで真意を伝えるっていうのは、やっぱり難しいものですねー。しばしば、「沈黙は金」です。

 

　たまたま見ていたテレビで、被災した方が「命が助かっただけでも良しとしなければ」と話しているのを目にしました。この言葉が、地震から数年後のものだったら、そうだよねーって思って良い余地があるかもしれません。でも被災直後となると、この言葉の奥には、想像もしきれないほどの哀しみというか無念さというか、うまく表現できないような思いがあるのではないでしょうか。

　ただただ、祈ることしかできません。