風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

何のかんの言っているうちに

2024-08-08 | 日記

 昨日は立秋。それがたとえ暦の上のことであったにせよ、秋という名の付く時季が、今年もまたひとつめぐってきました。お盆までは、あと一週間もありません。季節の巡りのなんと早いことよ。

 年内消費用、越冬用の白菜の種まきも、適期になりました。すでに先月に播いていたカリフラワー、キャベツ、ブロッコリーは、育苗のいい加減さのせいで、いじけた苗となってしまい、ホームセンター等で苗を購入するしかありません。いい加減さは、得意技。もちろん自慢できるようなことではありませんが、なぁに、うまく多くできれば、それを喜んで、天と雨土に感謝して食べるだけ。うまくいかなければ、残念とあきらめて、時々お店で買えば良いだけの話。

 お盆過ぎは、タマネギの播種。そして9月早々には、大根や小松菜などなど。暑い暑いと言っている間に、季節は間違いなく進んで行きます。その中で、何かが変わっていく。何かが変わっていくんです。それがこの世の真理とばかりに…。

 そして今大事なことは、明かりを消して眠ること(苦笑)。


ただ何となく

2024-08-07 | 日記

 田んぼの草取りの最中に偶然見かけたイトトンボは、胴体がオレンジ色でした。

 今日、掘り取りの際に誤って傷つけてしまったジャガイモ。作業場の前に置いたそれにとまっていたのは、緑色のイトトンボでした。先だって水色のも見かけていたので、これで3色! こんなことはなかなかありません。

 なぜジャガイモになんか、とまっていたのか…。そんなこと、わかりません。ただ何となく、ということにしておきましょう。

 暑さを避けて、早朝4時過ぎからのイモほり。2日間でどうにか終わることができました。先月の長雨で、土の中で傷んだ、腐っていたのもそれなりにありました。一見して大丈夫そうに見えても、保存中に腐ってしまう場合もあります。早く、早く。傷むより先に食べてしまうのもありなんですが、人はパンのみにて生きるものにあらず。イモもそんなことだと思います。イモをたくさん食べたら、胃もびっくり。「ふとんが吹っ飛んだ」並みのレベルでしょうか? 夜中に読んでくださった方の、その後の安眠に貢献出来たらうれしいのですが(笑)。

 こちらも、「ただ何となく」場所移動。

 夜にはいつもの場所に戻りました。


不確かなものだばナー

2024-08-07 | 日記

 毎年混んだ麻酔科を日本植えます。おいおい、暑いんだから、話はパッパッと進めようぜ。

 1本で十分すぎるほどの実がなるんですが、2本植えるのは、苗がダメになってしまった時の保険の意味。だから自家用には十分すぎる個数×2のスイカが成ります。多く成るのも困るので、いつだったか1本だけ植えた時がありました。おかしなもので、その年に限って苗が小さなうちにダメになり、時期的にも売っている苗が無かったので、その年は歯噛みした思いで過ごしました。なので、多いとはわかっていても、毎年2本です。

 

 販売を目的とした農家のように、整枝や摘果はしません。まったくの放任栽培です。

 関係無いですが、この国は放置国家ですよね。法治国家ですなんて言ったら、笑われることでしょう。それなのに、よその国を独裁とか自由がないとか言っています。もちろん、何を言おうが、それは自由。でも…、何でもえぇがら、はなスを早く進メロン!

 

 スイカやメロンで悩むのは、収穫の適期を見極めること。プロ農家の方々は、受粉した日にちから、適期を判断すると聞きます。放任栽培だと、いつのまにかスイカが付いていて、知らない間に大きくなっていたりします。さて、食べごろなのかまだなのか…?

 自分の家で食べる分には、少しぐらい赤みが足りなくても、この暑い時期ですから、「水代わりダー」なんて言いながら、塩を多めにかけて食べれば、まぁまぁ食べることができます。ですが、たくさん成ったスイカを、仲の良いご近所さんや知り合いにあげたいナーと思っても、これがネックとなって、あげるのがためらわれます。「水代わり」なんて納得するのは、自分の家でとれたものであればこそのことであって、よその誰かから納得してもらう理由には、到底なりえません。もらったものが、割ってみたら中がまだ十分に赤くなっていなかったとなれば、食べる気にならないどころか、スイカそのものの処分をどうしようということになることでしょう。

 一個ならまだしも、数個すべてがそんなんだったら、うわー、どうしましょう(苦笑)。悶々とする日々(笑)。

 

 だからと言って、割って確かめてから、もらってもらうというのも、なんだか風情がありません。何より、入れ物が必要になります。

 

 まぁ、そんなわけで、自家消費に精を出さざるを得ないことになります。小玉スイカであっても、お店で買うとなったら、それなりの値段。期間限定、旬の時期に、おなかいっぱい食べられるしあわせ。これで小さい子どもでもいたら、絵になるんでしょうけど、ちっとも絵にならない当園です。

 


ちょうど良いというのは足りないということ

2024-08-06 | 日記

 梅雨明け以降、まったく雨のない当地です。短時間のにわか雨さえありません。そして、暑い。暑すぎる…。気象情報による報告では、猛暑日になっていないことがせめてもの救い。でもその一歩手前の毎日です。

 この温度計、正確かな? そんな失礼な。国内有名メーカーの製品です。午前11時前。こんな温度でした。今日の隣市の最高気温は34.*度。百葉箱と、屋外直射日光の真下との違いでしょうか。ともかくこんな数字。明日、棒状のアルコール温度計を横にぶら下げてみようと思います。

 

 雨が降らないことで、田んぼの水入れに難渋しています。理屈上はどうにか間に合うくらいの流量の水が水路を流れていると思うのですが、各々の農家の入れ方が同じではないため、どうしても足りない状態になっています。

 勘定合って水足らず、ということでしょうか。それもありますが、感情有って水足らず、という面も否定できません。少ない字数では、その内訳を説明はできませんが、まぁ、そんなものなんだろうなーと思っていただければと思います。田んぼの水に限らず、何事も、少し余るくらいでなければ、スムーズには行きませんよね。まさに、勘定合って銭足らずということ。

 穂が出る時期、出揃って頭が垂れる時期は、多量の水が必須です。

 3種混合楽チン? こまちは穂が垂れ始めたものも出てきて、隣のササニシキは、出揃いました。ひとめぼれは、出始めといった感じです。3つの中で、ササニシキが一番遅いかと思っていたのでしたが、思い違いでした。今年はいろんなお米がありますよー。

 あぜを挟んで右側の稲は、まだほとんど穂が出ていません。あと一週間もすれば、出揃うのか。晩生のお米です。小さな田んぼなので、ほんのわずかの栽培。今年の秋は、いつも以上にせわしなくなりそうです。種類が多くなればなるほど、楽チンではなくなりますね(苦笑)。でもその分、楽しみもたくさん。昨年のような、品質低下に直結した酷暑や、台風の襲来がないことを願うのみです。

 不足の事態は、不測の事態。

 


禁断の花園

2024-08-01 | 日記

 今日は青空。いよいよ梅雨明けかと思いきや、それは東北南部だけにとどまりました。県北の一部、青森などで雨の所があったようで、でも明日か明後日には梅雨明けとなる見込みです。

 

 あきたこまちの穂は、だいぶ出ました。出始めからすべて出そろうまでは一週間近くを要するでしょうか。見た目は、もう「出穂」と言ってよいくらいの感じです。今日は区切り良く1日ということで、積算温度計をスタートさせました。この数値で、稲刈り適期の目安のひとつにしようというわけです。でも実際には、適期となった頃に始めるわけではありません。時期的にまだ早いのです。そんなに早く刈り始めるんか?っていうくらい。だったら、わざわざやる意味ないじゃんということなんですが、確かにその通りなわけで…。

 

 天気が良くなったのをこれ幸いと、今日は米ッコがおいしくなる肥料を、少し撒いてみました。タイミング的には、ちょっと遅れた状況かもしれません。出た穂のもみ殻が開いて、イネの花が咲いている最中だというのに、その中を歩いての散布でした。おいおい、そんなことして良いんかい? 

 植物の受粉には、虫によるものが虫媒。風によるものが風媒と呼ばれます。イネはそうしたことに頼らずとも受粉するので、そんなところへヘンなジイさんが邪魔をするような形で踏み込んで行ったなら、それは何と評されるのか…。

 ヤバイっていうんだよ!

 

 つい今しがた、戸締りを確認しようとして戸を開けたら、満天の星空でした。しばらくぶりの星空でしたが、不思議なことに星のすべてがとても近く見えました。どうしてなのか、わかりません。気のせい、あるいはトシのせいか(笑)。どちらでもいいんです。どうしてこんな時にきれいな星空なんだよと、ふと思ったことでした。