音楽療法士でこぼこ生活

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ほたる

2007-06-01 15:29:19 | ネタ
「ほ ほ ほたるこい あっちの水はにがいぞ こっちの水は甘いぞ
 ほ ほ ほたるこい」

という歌があります・・おそらくみなさんご存じでしょう

この歌を使って色々とコーラスを楽しんでいます

かんたんな歌なので歌詞カードも必要なく、もし知らなくても二回ほど歌えば覚えられますよね

輪唱とはずれて歌うことですが、ずらし方によって難易度が上がります
簡単なのは、「ほ ほ ほたるこい」まで歌ったら、後発のグループが歌い出します。次にもう少し間隔を狭めて、「ほ ほ」まで歌ったら後発隊が出ますそして、究極は「ほ」で次が歌い出します
つまり、一拍でずれていくのです

また、大村典子さんの「ハッピーコーラス vol1」ではこの「ほたるこい」を4つのグループに分けて出来る簡単コーラスが紹介されています。
1)メロディーを歌う 2)「ほほウンウン(休みの事です)」を歌い続ける 3)「ウンウンたるたる」を歌い続ける 4)「こいウンこいウン」を歌い続ける
で最後の「ほたるこい」だけハーモニーが付いています

わたしは、これを夏休み中の小学校の先生方の研修会に呼ばれてやったのですが
輪唱とインスタントコーラスを組み合わせてやったら、結構難しく先生方皆さん必死でした

ちなみに、この時は夏休み中と言うことで先生方も一時間ゆっくり(お休みタイム?)出来ると思って参加されていたようで、会場に入ってこられたら楽器がズラーと並び、入り口で楽譜を配られ、「えー俺楽器演奏なんてできひんで・・・」というお顔がありありで、呼ばれて行った私も「どうしよう・・」という感じだったのです

そして、まず初めがこの「ほたる」でのインスタントコーラスだったのですが、初めは「こんな簡単なこと」といった様子だった先生方がだんだん真剣になって、チームで団結?し始めたときは内心おかしかったです

その後即興演奏による合奏・・・木琴や鉄琴、オルガン、トーンチャイム、ベルなどで、一人の演奏は、先ほどの「ほたる」のコーラスのように、一音か二音・・それも、鍵盤にシールで押さえる音が示してあるのでひたすらそれらを「叩く」だけ・・でもちゃんと合奏になるように作ってあります

初めは楽器に抵抗があった先生方も「これだけでいいの?」と逆に物足りなさそうな様子で、でもみんなで合わすとなかなかいい音楽が流れて、嫌がっていたことも忘れて「おーすごい、俺って上手」と感激のご様子

誰一人眠られることもなく逆に大ハッスルで無事終了で私はサッサッと片付けて帰りましょうとしていたら、先生方が楽器に集まってきて、トーンチャイムやレインスティックなどを鳴らして「いやされるな~」

言い忘れていましたが、この日のテーマは、音楽療法というものを知る・・特に小学校の先生方だったので障害を持った子供へのセッションの紹介だったのですが・・・実は裏には、「疲れておられる先生方を癒す?」というサブタイトルがあり、(依頼者と私の間だけの秘密です)その点では大成功だったような

音楽療法というものを知っていただく事も大切なのでこういった依頼にも出来るだけお答えするようにしていますが 実は内心ビクビクなんですよ 


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