音楽療法士でこぼこ生活

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手作り楽器

2007-05-14 23:15:05 | 楽器
音楽療法で楽器を使う目的は様々だと思いますが、
その一つに手作りした物で楽しむと言うのも「有り」ではないかと考えています

写真はヤクルトの空きビン?を二つくっつけて、中にピーズを入れて、周りをビニールテープでコーティングしたマラカスです
ヤクルトはこのように二つくっつけると真ん中がくぼんでいて非常に持ちやすいのです

これは、地域の高齢者や障害者の方々が集まって日頃の活動を報告しあい、交流を深めるという会の中の、手作り楽器コーナーで作ったものですが・・・振っても楽しいように両底にビニールテープの裂いたものをくっつけました
この時は、他に紙皿を中央がふくらむように二枚合わせて、中にピーズを入れた物や、紙皿の周りに鈴をつけたもの(タンブリン)や紙笛などを作り、最後に各自が作った楽器を鳴らしながら、歌を歌いました

全体で5つほどのコーナーがあり、参加者はそれぞれに分かれて手芸や体操などされていたのですが、突然音楽が始まり、驚かれたようでしたが、最後は、手作り楽器コーナーの参加者全員が舞台に上がり、大会参加者全員での大合唱・奏となりました

また、写真のようなマラカスは老健でも60個作り(もう少しシンプルに赤と白のビニールテープを巻いただけの物ですが)施設の運動会の集団演技で使いました。
この時は、セッション以外の時間で利用者さんがお暇なときに、キットを持って行き、少しずつ皆さんに手伝ってもらいながら作りました。

こういうときは作業をいくつかの段階に分けて、それぞれの方にあった作業をしてもらいます・・例えば、豆(老健では小豆を入れました)を20個ずつ数えて入れてもらう、テープを巻く、テープを巻く間本体を持っていてもらうなど・・
ちなみにヤクルトは食事に付くことがあるので、洗ってとっておいてもらったのですぐに貯まりました

施設によっては、音楽療法士と作業療法士が共同で取り組んでいるところもあるようです・・うらやましい限りです・・・

手作り楽器は子どもでも楽しいです

が子どもの場合はその作業がその子にとって少し頑張ったら出来るという設定をきちんとする必要があるように思います。

簡単に出来てしまってもあまり意味がないように思うし、すごく難しくて出来なくて、結局大人が全部やったのではこれまた意味が無いので・・・ちょっと頑張ったら出来たと言うことがすごく大事なような気がします

明日は老健での音楽療法の日なので、ちょっと日が過ぎましたが「母の日」をテーマに展開しようかと考えていますお年寄りにとって「母の日」ってどうなんでしょうか明日、報告します





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