60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 2015 (6)

2016年02月21日 | 北日本


 6/22 6:20 出発、晴。
 今日は朝から青空が見える、快走が期待できる、霧多布から北太平洋シーサイドライン
を走ることにする。サイトからR243に乗り西に向かう、今日のコースのことを考えながら
走っていてd123の分岐を見落とす、気が付いた時には引き返す距離ではない、地図では
少し先にd928が有る。中西別からd928に乗り牧草地帯を南下、道々はすぐに東に向かう
が直進する農道に進み矢臼別演習場方面に向かう、しばらく走ると演習場へのコースと
別れ更に南下。

d928


 周囲は波打つ牧草地が広がり地平しか見えない、太陽の位置でしか方角が分からない、
人家や集落は見えず時々牧場の建物が在るだけ、更に南下すると道なりに東に向かい再び
d928に乗る。d928を南下するとすぐにd813と出合う、茶内への案内に従いd813を渡り
農道に直進、牧場が点在する中を南下して行くが何処を走っているか不明、道に迷って
いるとしか思えない。太陽の位置を確認して進めばいずれは国道に出る筈と南下、途中に
出合った農道で案内に従いR44に出る。国道に出たが左右どちらに向かえば良いか分から
ない、もちろん尋ねる人影は無い、とりあえず右折するとすぐに厚岸町との境界、引き
返すと3km程度で茶内に到りd599に乗り茶内駅で休憩。茶内駅西の踏切を渡りd599で
林の中を南下、通勤時間で行き交う車両は多い、しばらく走ると分岐で選択に迷う、d599
は火散布に向かいd808は湿原を横切り霧多布に到る、d599は一度走ったことが有るため
今回はd808を走る、林間を走り台地の端に到ると湿原センターが在り休憩。台地から下る
と霧多布湿原を横断、湿原は一面に粉を撒いたようにワタスゲの穂が揺れる。湿原を横
切りd123に出合うと乗り換えすぐに霧多布大橋を渡る、嶮暮帰島が鮮やかなので海辺に
出て眺める。d1039で市街を抜け霧多布岬に、観光客はほとんど居らず青空を背にした湯
沸灯台が美しい、花はまだ早くエゾカンゾウが少し咲くばかり。海が鮮やかなのでアゼチ
の岬に廻る、少し靄が架かるが打ち寄せる波と島の姿が美しい景観を作る。

湯沸岬

湯沸灯台

アゼチの岬

アゼチの岬から浜中市街


 霧多布からは北太平洋シーサイドラインを行く、北太平洋の打ち寄せる波が海霧と
なって内陸に流れ込み自然の素晴らしさを感じる景観が続く、特に恵茶人附近の海岸美は
素晴らしい。初田牛からd1127に乗り踏切を渡るとすぐに農道に乗る、牧草地を行く道東
の農道で何の変哲も無い。

幌戸

東恵茶人

東恵茶人(2)

東恵茶人(3)

初田牛駅


 R44に出て少し東に走ると新酪農農道の入口、槍昔に行くと今日もタンチョウが居る、
しばらく観察した後R243に出る。国道を北上して奥行臼で旧駅逓や別海村営軌道の保存
車両・旧標津線の奥行臼駅跡などを廻った後、R244を北上して本別海に到る。

奥行臼 旧驛逓舎

旧別海村営軌道保存客車

旧別海村営軌道保存機関車

奥行臼驛跡

奥行臼驛跡(2)


 給油後更に北上して茨散沼に向かう、案内に従いダートに乗り入れ新緑のヤナギとミズ
ナラの林を1.5kmほど走り沼に到る。特に見るべきものは無いがそれだけに静で自然な
感じの沼、生憎雲が増え青い沼は見られない、沼はかなり浅いようで水草が大半を覆って
いる。空模様が怪しくなって来たので走古丹はパスして本別海からd364に乗り別海に戻り、
コープサッポロで食料を調達してサイトで寛ぐ。新しく近くに設営しているテントが
いかにもベテランのようなので訪問する、なんと一昨年クッチャロ湖で一緒になった名古
屋のライダーI氏では無いか、彼は天候不順でクッチャロ湖から避難して来たとのこと。

 6/23 7:00 出発、曇。
 雨か霧か不明の天候、雨具を着て出発、道東は今後しばらく天候不順が続く予報のため
北に移動して様子を見るつもり、折角友人と出会ったがここで停滞する気は起こらない。
d8を北上するとシールドは絶えず拭わなければならないが、通学の小学生は傘を差して
いない、通勤の車に気遣いながら中標津に到る。本格的な雨になりそうなのでシューズ
カバーを装着する、新酪農道路を東に向かい俵橋附近から北上する農道に乗るとd774に
出合う、d774に乗り換えるとすぐに川北、農道に乗り換え牧草地帯を西に走るとd975と
出合う。d975を北上してR244に乗り根北峠に向かう、もちろん交通は極稀で雨と霧の
中での独走、対向車に出会うと妙に安心する。根北峠を越えるが斜里側も同様の天候、
ただひたすら走り道の駅斜里で休憩、紋別の民宿に予約連絡して出発。斜里からd769と
農道で畑地を西に走り止別を経て浜小清水からR244に乗る、雨は少し弱くなったようで
シールドを拭う頻度が少なくなる。網走に到ると雨は降っていない、市街地を走り抜け
R238に乗る、雨は降っていないが寒くなる。常呂で給油するがセルフの操作は手がかじ
かみ手間取る、ギアーボックスで指先を暖めながら給油。道の駅サロマ湖で休憩した後
今にも降りそうな空の下を更に走る、路肩の気温表示は気温10℃を示しておりとにかく
寒い、鼻水を流しながらひたすら走り紋別に到る。紋別は霧が広がり再び身体が濡れる、
民宿で荷物を下ろし吉田モータースに出掛けオイル交換、今日の紋別は4月下旬の気温だ
そうな。夕食はヤツガシラ塩焼(40cmぐらい)、黒がしら頭部の煮付け(カレイの最上級)、
刺身盛合せなど。

 6/24 8:00 出発、曇。
 今朝も紋別は霧が広がる、走るとシールドが僅かに濡れるし寒い、今日も気温は10℃
ぐらいか。道北・道東の天気予報は全て最悪、しかし紋別で停滞する気がしない、雨でも
何とかなる歌登に行くことにする。d713に乗り滝上を目指す、雨具を着るか迷う、身体は
濡れないが寒い、指先は既にかじかんでいる、中渚滑でR273に乗り南下して道の駅滝上で
休憩。再び走り出すと少し青空が出ている、この調子で晴れてくれるかと思いながら走る。
滝上からはd61に乗り西に走る、交通量はほとんど無く周囲は牧草地か苗が少し伸びた
トウモロコシ畑、人家は極稀で廃屋の方が多いようだ。佐久留でd137に乗り換え北上、
佐久留峠に掛ると濃霧に突入、シールドは曇るし身体は濡れる、310mの小さな峠だから
越えれば霧は晴れるとそのまま走る、峠を越えても濃霧は続き雨具を着る機会を失った
まま瀬戸牛峠に到る。210mの峠を下り西興部の中心街に到るとやっと霧は晴れR239に
乗り西に向かう、天北峠に向けて高原のような風景を走り上興部の道の駅にしおこっぺで
休憩。冷えた身体を温めるためしばらく休憩した後、緩い登りを快走して天北峠を越える、
峠の先もやはり曇天、この後の予定が不安になる。峠を少し下ると青空が雲の合間に見え
て来る、期待を込めて更に下ると雲は多いが晴天となり温かくなった気がする。下川市街
に到ると気温は14℃を表示している、給油してd60に乗るが入口は狭く複雑で分かり辛い。
しかしすぐにd60は広い改良された道路となる、サンルダム建設に伴い付け替えられた
コース。少し登るとダム建設現場に到る、見下ろすと基盤部分の工事中のようだ、近くに
居た工事関係者に尋ねると2年後の完成とのこと。ダム建設現場からは快走路、シラカバ
林の緩い登りで特に景観が良いわけではないが走るのは快適、しかし継ぎ目の凹凸には
閉口する。

サンルダム建設予定地

サンルダム建設予定地より下川方面

シラカバ林のd60

 
 交通量は皆無で信号も一時停止も無い、直線ではないが急カーブやアップダウンも無い、
もちろん人家は見当たらず時折牧草地が現れるのみ。幌内越峠を下るとすぐにd49の分岐、
ここにはキツネの一家が住み着きエサを待っている、今日も母子4匹が居る。d49に乗ると
すぐに厳しい登りが始まる、松山峠まで約8kmの登りで周囲はミズナラやヤナギの林が
続く、松山峠から下ると仁宇布で休憩。仁宇布からはd120に乗り北上、牧草地の緩い登り
を走り町境の峠を越えると緩く長い下りが続く、左右にはシラカバやヤナギの林が続き
時折ミズナラの大木が混ざる。上徳志別まで下ると丘陵地に牧場や牧草地が広がる、徳志
別川の支流に沿って山間を走り小さな峠を越えしばらくして健康回復村、ゴルフ場の奥に
登りふれあいの森キャンプ場のセンターハウスに荷物を下ろし歌登市街へ食料調達に出
掛ける。A-coopの物価の高さに驚く、いまさらセイコーマートに行くのは面倒なので最低
限の買物で済ませる。キャンプ場に戻ると薪ストーブを焚き寛ぐ、今夜は一人だが
キャンプ場には乗用車が一台停車しているような気配。


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