今日は撮影日和

Raicho9の贈る、鉄道&ノラ猫のフォトページです。

近江鉄道旧本社

2010-06-06 10:44:10 | 近江鉄道
昭和24年に完成したと伝えられている、彦根市立東中学校の旧校舎




時は流れて昭和47年、中学校が移転

翌、昭和48年に近江鉄道本社がその建物に転入という形で落ち着き、2010年の今年で61年目を迎えたこの建物

ちなみに、昭和24年(1949年)といえば、国鉄三大ミステリーと言われた下山・三鷹・松川事件の起きた年


下山事件は常磐線(北千住~綾瀬間)を走っていたD51-651が、時の国鉄総裁である下山定則を轢いた(厳密には既に事切れていたようですが)もの

常磐線・・・D51-651・・・現在の常磐特急スーパーひたちは651系

うーん偶然の不思議 笑

松川事件というのは、C51-133が牽引していた東北本線(松川~金谷川間)の上り列車が、レールの犬釘が抜かれていたために脱線転覆したもの

要はSL時代、そう考えると途端に歴史を感じます

あ、三鷹事件は三鷹駅構内にて起きた、モハ63019ほか7両の暴走転覆事故と言われています


さて閑話休題、話を戻します



校舎というか、校舎群ですね

一番奥の白っぽいこの建物



およそ、体育館ではないかと思われます

その手前、もう入れないはずの敷地内にある自転車置き場に並ぶ幾台もの自転車が気になるところですが・・・?



それにしても、いつかのごとく木枠の窓

外観からしてもっと古いかと思っていましたが、昭和24年なんですよね、意外に新しいなと思ったところです



この雰囲気、やっぱりいいなぁ

地元の意見は、やはり残せるものなら・・・けれども市教育委員会は、歴史的価値はないと判断して解体の方向

寂しいけれども、解体後の土地の一部を小学校の運動場拡張に充てるならば、元は学校だったこの校舎も浮かばれるのかもしれません

しかし、本社移転前にぜひともお邪魔したかったという後悔でいっぱいです


というわけで、ひこね芹川駅から北へ徒歩1分のところにある近江鉄道旧本社社屋

まもなく、見納めとなりそうです

2010.05.30/滋賀県彦根市