23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

北海道キャンプツー 三日目

2012-08-06 11:43:12 | 北海道ツーリング 2012

あさ5時ごろ、目が覚め、テントから出てみると

今日も天気はよさそう、コーヒーのお湯をわかし、

イスに座りコーヒーをすすり、いっぷく、至福のとき、

目の前のクッチャロ湖がきれい、贅沢だ、

朝食の用意、今朝は、レトルトのカレーと温めるだけのごはんを

すませ、洗い物、歯磨きをしていると、ジェベル氏「おはようございます、

今日も、いい天気ですね」とあいさつしてくれた。

いろいろ話してると、彼は、ここに連泊し近くの林道を走ってるらしい。

私も林道を走りたいと考えていたが、荷物満載のSでは、まったく重いどおりに

走ってくれない(腕のせい?)、どこか、滞在し、近くの探索もしてみたいと

考えていたが、限られた時間で、「ここもあそこも行きたい」と欲をかくと

どうしてもただ、たんに走るだけの旅になってしまうのは、わかっていた、

しかし、「せめて行きたいとこだけは、行く」

「一か所に連泊し」は、もっと旅慣れし、次回(あるのか?)にしよう。

テントをたたみ、ジェベル氏に「では、またご縁があれば」とあいさつし

三日目、スタート

 

ツーリングマップルによると、すぐ近くに「クローバーの丘」と言った

まだ、観光化されてないスポットがあるらしい、すこし道に迷い

到着、早い時間からなのか、まったくの私だけ、高台から遠くに昨夜のキャンプ場の

クッチャロ湖、そして、その向こうにオホーツク海がはるかに見える、

すばらしい景色    「帰りたくない・・・」

 

 

30分くらいたそがれ、先に進んだ

再び、きのうのオホーツク海沿いを、どうしても行きたい知床方面へ向けひた走り

ホクレンを発見、満タンと青フラッグ、ゲット!

「やった!2本目」

天気はいいが、やっぱり海沿いは寒い、しばらくは、単調な、いかにも北海道と言った

ジャガイモと、むぎ畑がつづく、

とつぜん思い出した、

「あっ!稚内の防波堤ドームわすれた」 ここも出発前から行きたいと

おもってたとこだったが、行ってなかった・・・

「うわー、いまさらだ」 あきらめます・・・

紋別の道の駅でいっぷくきゅうけい、缶コーヒーをのみ、たばこをつける

「あっ、土浦ナンバーだ」、地元ナンバーのステップワゴンがパーキングに停車

していた、声をかけようとしたがしたが、一見、こわもてだったのでやめておいた、

さてさて、先を急ごう、再出発、

サロマ湖がみえてきた、

しかし、北海道の道の駅には、ごみ箱がない、さっきの缶コーヒーの空き缶は持ったまま、

 ここは、以前、バスツアーで訪れたことがあるので通過のみ、

もうすぐ、網走市ってとこで右側にきれいな麦畑の丘陵地帯が見え、少しのダードを走り

上がってみると「これまた、きれい」、丘の上からサロマ湖と遠くにオホーツク海が

広がってる。岐阜富丘と言うとこらしい。「帰りたくない、暑い関東に」

 

 

のんびり、いっぷくできた。

丘陵地帯をおり、網走へ向かい道の駅「サロマ湖」でお昼きゅうけい

サロマ豚丼を注文

 

予想どおりのいかにも観光地の丼ものって感じ、

ここの道の駅には、ごみ箱があったので、たまったごみを捨てさせてもらった。

携帯を見るとまたまた、バッテリー切れ状態、バッテリーそのものが寿命なんだろう

出発し、網走市内のauショップを探すと国道沿いにあり、バッテリーの在庫があるか

たずねると、「注文になります」だって、古い携帯だ、そうだろうと思ってたが、

ないと困る、「注文されましか?でも、ご旅行中のようですよね」と笑ってる、

とりあえず、充電してもらったが、満充電までは、できてない、

時間がもったいない、先を急ぐことにした、

監獄や流氷館なども行きたいとこだが、時間がない、あきらめるしかない

それより、知床!

 オシンコシンの滝をとおり過ぎる、ここもバスツアーのとき寄ったとこだ、

待望の知床!

 

「今回は横断道を走りたい」と決めていた。

知床五湖のパーキングに着いたのは、5時近かった

 

五湖を廻りたいのもやまやまだが、時間がない、

のんびり連山をながめてたかったが、この辺のキャンプ場は、

かなり冷え込むと聞いてたので、避けたかった、事実、走っててもかなり寒い、

峠では、いっそう冷えた。走るすぐわきに残雪がしっかりある、寒いわけだ。

峠パーキングで、休憩したが、風が強く、寒い、カメラを持って写真撮影、

「おー、国後島だ、ホントに近い」

 

以前、BSで見た「近くて遠い島」ってタイトルだかどうか忘れたが、

思い出した。羅臼のおばあさんが、インタビューで国後島を語ってた、

「こんな近くに見えて、帰るに帰れない、せめてお墓参りだけでも」と語ってたと思う。

ホント近い、泳いでも行けそうにみえる。

 

こんな私でも、この時ばかりは、感慨深いものがあった。

 

峠にて、帽子が飛ばされそう

 

今、俺は知床にいて、大丈夫なのか、急に心配になってきた、

今日は、やたら時間にあおられてるような気が頭のどこかにあった、

「あさっては帰りだよ」 の心配だったようだ。

あたりは曇ってて、寒い、急に心ぼそくなってきた、

でも、連山がきれい、「やっぱりきてよかった」

峠を降り、羅臼から、標津へ向かうがモヤが濃くなってきて、またまた寒い、

あたりは同然のごとく民家もなにもない、心細さがいっそうつのる

あれほどいたライダーもまったく見かけない、

標津に入り、ツーリングマップルからキャンプ場を探すが、近くにあるようだが見つからない、

同じ道を行ったり来たり、「あった!」

サイトを見るとわずかのオートキャンパーがいるだけ、

受付を済ませ、広いフリーサイトには、テントが一つだけ、私だけ、さみしい・・・

 

また携帯の電源が切れてるし、何とも言えない悲しさが襲う、

近くに温泉があるようだが、さがす気力もない、

夕飯の用意もせず、呆然とたばこを吸う、

思えば、今日は何キロ走ったろう?疲れた、「もう動きたくない」

とは言え、はらもへる、パスタをゆで、パスタソースの残りでからめ、なんとも味気のない夕食、

携帯の充電をなんとかしなければ、と思い受付に行くが、もういない、まだ7時だというのに。

ラジオをつけると、日本語が受信できない、(T_T)

8時すぎに、サイト内を掃除しているを発見、携帯の充電をお願いすると

快く受けてくれ、おかげで満充電でき、妻に本日の宿や子供たちのことを聞いた。

疲れていたが、シュラフにはいっても、今日は、なかなか寝付けないので

マップルで明日のコースを確認した。「明日は開陽台、どんなとこなんかな?」

11時ごろには寝られたみたいだった。

 

  つづく