安くて美味しいワインはどれ? 安旨ワインつれづれ(安旨ワインと日々の出来事)

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プエンテ・ネグロ 2013 はユリの香り

2015-05-09 22:29:49 | ワイン
チリ・セントラルバレー産PuenteNegroカベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー2013。スーパーのライフで570円。
香りはベリー系なのですが、それだけでなく、ちょっと複雑で、このような香りは他のワインでも感じていて、なんて言えばいいいかなといつも思っていたところ、ある若い女性から、ユリの香りじゃない?との助言。そう言われればそうそう。
果実と言うより、フローラル系の香りといえばその通りです。
そのユリの香りのするプエンテ・ネグロですが、甘さもなく適度なタンニンと酸味で、スッキリといただけました。
値段からするといいんじゃないでしょうか。



「全て手作業で丁寧に収穫・醸造された、醸造家の愛情あふれるワインです」と裏のラベルに書かれています。
ブドウの収穫のタイミングはとても重要でワインの品質に大きな影響があると言われています。
実の熟し具合、天候等を加味して行われる訳ですが、そのために人員を確保しなければなりません。特に手摘みとなれば確保する人数も多くなり、人件費もかさみます。収穫の時以外に待機の日にもお金は発生するので、天候などで狂うと大変です。
その上、収穫したブドウがすぐに売れるワインになるわけではなく、さらに数ヵ月から数年間待たなければなりません。資金に相当余裕がないと出来ない事業ですね、ワイン造りは。

また、手摘みでなく機械で収穫する方法もありますが、必ずしもこの方法が丁寧ではないとは言えません。人件費を抑えることが出来ることはもちろんですが、太陽の恵みが多い暖かい地域にある畑では、完熟したブドウを短時間に一挙に収穫しなければなりません。ゆっくりと作業していては、摘むのが後のブドウはどんどん過熟となり品質が落ちてしまうからです。

手摘み、機械摘みに関わらず、収穫ひとつ見てもワイン造りは大変なのですね。
美味しい恵みに感謝!


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