女神がシンボルのチリのモンテス。そのクラシックシリーズのカベルネです。
封を開けると、ちょっと刺激臭。これが落ち着くと飲める飲める。でも前回飲んだ2013年ものの方が美味しかった気がします。
シンボルの女神は、ワインの女神じゃなくモンテスの女神らしい。前回、モンテスの女神を見ると映画「ベルリン天使の歌」に出てくるベルリン市街に建つ女神像を連想すると書きましたが、女神と言えば星座の乙女座あったなと、ふと思い浮かべました。
乙女座のもとになった女神は正義の女神アストレアとか豊穣の女神デーメーテールまたはその娘のペルセポーネなど色々と異説があります。星図に描かれるその姿はだいたい麦の穂を持った実りの神の風情です。この女神のご加護で美味しいブドウそしてワインが飲めるのかもしれません。
乙女座にある恒星のひとつに1992年に太陽系外惑星がふたつ発見されたました。太陽系以外に惑星が存在することが初めて判明した出来事でした。
最近では太陽系外惑星はいくつも発見されていますが、今年の夏には太陽系からわずか約4光年にあるケンタウルス座の恒星プロキシマbの回りにも地球に似た惑星があることがわかりました。わずか4光年です!でも過酷な環境が想像され、生物の可能性はまだ分かっていません。もし生物がいても高等生物である可能性は大変低いでしょうね。
万が一現在の私達もしくはそれ以上の文明を持っている生物がいたら、4光年という距離は宇宙スケールでは非常に近い。
もちろん出かけて行くには、とてつもなく遠いですが、電波での交信ならできる!
4光年、つまり光のスピードで4年かかる距離は、光と同じ速度の電波でも4年で到達します。少々気長な会話となりますが、十分お互いの情報をやり取りできます。
もしそのような事になったら、オリンピックのように4年ごとに、異文明からの便りにワクワクすることでしょうね。
※プロキシマbを回る地球型惑星の想像図
出かけて行くにはとてつもなく遠いと先ほど書きましたが、こんな計画が持ち上がっていることを知りました。
同じケンタウルス座のアルファケンタウリに探査船を送ろうと言うのです。シリコンバレーで活躍する億万長者のロシア人が、理論物理学者のホーキング博士をはじめとする友人たちと協力して、「ナノクラフト」と呼ばれる切手サイズの超軽量宇宙船をアルファケンタウリに送り込もうという計画。
推進力は、地上に建設されたレーザーアイという施設から1000億ワットのレーザーを、ナノクラフトの回りに取り付けた一辺が1mの極薄の帆に照射して得ます。
最終的には光速の20%にまで加速しアルファケンタウルリを目指します。到着まで約20年。アルファケンタウリの横を高速で通過しながら写真を撮影し地球に送信することになるそうです。まだまだ計画の段階ですがこちらもワクワクしますね。
さて、ケンタウルス座の惑星には私達のような生物がいるのでしょうか。その星でも乙女座のご加護で育った植物の実から造られたワインのようなお酒を飲みながら、4光年先のちっぽけな恒星にうちらと同じような惑星があるようだ。高等生物がいるかなぁなんていっているかも。
ケンタウルス座の惑星にも乙女座のご加護?おっと4光年も離れていれば、乙女座を構成する星々の位置も変わり乙女座の形じゃなくなっちゃうか!
などどと、モンテスの女神から連想ゲームのようにいろいろと妄想してしまいました。
乾杯!!
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