防疫か、カネ儲けか？

　中国の武漢で発生した新型肺炎の影響で、春節の中国客をアテにしていた観光地から嘆きの声が聞こえてきます。

　観光地のホテルではキャンセルが相次ぎ、観光客目当てのお土産屋さんなんかも影響を受けています。

　折角のビジネスチャンスを新型コロナウィルスに潰されて、大変でしょうね。

　しかし、もしウィルスを持った人たちが昨年のように押し寄せてきたら、それこそ酷い状態になってしまうでしょうから金儲けウンヌンより、まずはウィルス騒動が平穏に治まってくれることに期待するしかありません。

　中国での発症者数は、現在発表の数倍いると話す専門家もいます。

　多分、それに間違いはないでしょう。

　最初に、何とか隠蔽しようと少ない人数を出してしまったから引っ込みがつかなくなったんでしょうが、本当に迷惑な話です。

　最初から真実を発表してくれれば、世界中の政府や研究者たちが素早く対応ができたのに…。

　ヘンに隠そうとするから感染が広がってしまうことを経験済みなのに、中国当局は同じことを繰り返しています。

　人口が１４億人もいる中国ですから、多少犠牲者が出ても屁でもない（逆に、ありがたい）なんて思ってないでしょうね。

　人口減少が問題になってる隣国の我が国では、少しでも多くの人が健康な生活を送れるような国になりたいと考えていますが（政治家は分らんけど）、中国の偉いさんたちはどう思っているんでしょう？

　安倍さんが発表した武漢へのチャーター機の派遣が、中国当局との調整が長引いて延期されるそうです。

　迎へに行くのはいいですが、帰国した人たちへの対策はキチンとできるんでしょうか、チャンと決まってるんでしょうか？

　何だか日本も中国も新型コロナウィルスへの対応が後手後手に回っているようで、日頃からの危機管理能力に疑いを持ってしまいます。

　近年、毎年何度も繰り返される洪水や大型台風の被害に対しても何の対策も打てず、只々早く非難しろというだけなら政治家なんていらない！

　それこそ、危険地帯に住んでる町の人たちがみんなで話し合った方がいいんじゃないかと思ってしまいます。

　一番なのは、ハザードマップで危険と指定された場所には住まないことだと思いますが（じいちゃんみたいに）…。