ayameじいちゃんの日記かな?

今日も今日とて、ayameじいちゃんはお暇な毎日…。
道端で拾った名古屋弁混じりのお話もいいんじゃないかな?

関電トップの辞任とノーベル化学賞受賞の吉野氏

2019-10-10 09:46:39 | 日記
 同じ電気を扱う人間なのに、こうも違うと世の中は誠に面白いことが同時に起こるんだなぁ~と思わずにはいられません。

 福井原発を中心にしたあの金品受領問題でやり玉にあがっていた関電の会長・社長らが辞任する意向を伝えました。

 つい一週間前の記者会見では、辞任する気はさらさらないという発言をしていましたが、金品を貰った本人が真相解明なんてアホかという世間の声に屈したようです(マア、当たり前だわね)。

 昨日の国会では、野党の関電の疑惑者への承認喚問の要求を与党は拒否しているとか…。

 原発を推進したい自民党にとって、痛い腹をこれ以上探られたくないんでしょう。

 下手すりゃ~、国民世論は一気に原発廃棄論に行ってしまいそうですからね。

 安倍首相も国会の代表質問の答えは、関電が第三者委員会で徹底追及してくれという趣旨ばかりで、原発再稼働への道を何としても閉ざしたくないんでしょう。

 こんな薄汚いお話の一方で「リチウムイオン電池を開発した吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞した」という嬉しいニュースが入ってきました。

 日本人で27人目のノーベル賞受賞者です。

 旭化成の社内研究者の吉野氏が、リチウムイオン電池の基本形を作り上げたのは1985年…。

 今から35年も前のことです。

 大体、ノーベル賞を獲得するまでの時間差が大きすぎるんで、開発した本人が死んじゃっていないこともありそうで、受賞しそうな人は長生きしなきゃ~いけません。

 そこへ行くと平和賞なんかは、功績からアッという間に受賞者になんてことが多くて、若い受賞者も出ています。

 この辺りがなんだか胡散臭い感じもしますが、化学賞などのように功績が国際社会にシッカリと根付かないと受賞できないものも多々あります。

 リチウムイオン電池は開発から35年経って、今では無くてはならない人類の必需品になっています。

 じいちゃんの回りを見ても、スマホやノートパソコンをはじめ、気付かない所にもたくさんあるんでしょう。

 素晴らしい発明品です。

 昨夜からTVに出ずっぱりの吉野氏は、今朝も笑顔で何局かのTV番組に登場していました。

 関電のトップの苦渋の表情と吉野氏の笑顔…。

 人々から激怒され、追求される人と称賛される人が混在しているのが世の中というもんです。

 じいちゃんは一般的な市民として、ニュースの解説と全く同じ反応をするだけです。

 こんな普通の人たちが、おバカな経営トップや天才的科学者を影で支えているんだと考えると、それはそれで面白いと思うのです。
コメント
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