北朝鮮漁船と水産庁の漁業取締船の衝突事故

　昨日、日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）で起こった北朝鮮漁船と水産庁の漁業取締船「おおくに」の衝突事故は、漁船が沈没したものの乗組員は救助されて、北朝鮮の他の漁船に彼らは引き取られていったそうな。

　漁船が操業していたとみられる海域は水産資源が豊富で、今はイカ釣りで大賑わいらしい。

　北朝鮮では、金委員長から水産資源の増産を命じられ、漁民も必死なんだろうね。

　獲れた物は、外貨獲得のために主に中国へ売られているということです。

　この外貨で、北朝鮮は核開発やミサイル実験をしているのかと思うとやるせない気持ちになります。

　北朝鮮の近海では魚を取り尽くしてロシアの海域で操業を行い、多くの漁船が拿捕されているそうで、取り締まりの緩い日本のＥＥＺ内へ侵入して操業しているんだそうですね。

　ミサイルを撃ち込んでくるわ、漁船で日本の海洋資源を取りに来るわで、まったく困った隣人です。

　日本も救助した船員たちを簡単に返しちゃったりして、これでは舐められても仕方ない。

　せめて船長なりの身柄を拘束して事情聴取をするぐらいのことはできなかったんでしょうかね。

　拉致被害者のことを考えて返してしまったんでしょうか？

　それとも北朝鮮がここぞとばかりに口撃してくるのを恐れたのか。

　拉致被害者は何もしてないのに連れ去られ、日本のＥＥＺ内で違法操業していた北朝鮮漁民が何のお咎めもなく国に返されるというのは、何だかオカシナ話です。

　事故の原因は、取締船の前に漁船が急に舵を切ってきたからと発表されています。

　拿捕されて証拠のイカを発見されるぐらいなら、衝突して船を沈没させてしまえということなんかなぁ～。

　まあ、なんにせよ北朝鮮の人たちは上から下まで必死で生きようとしてることだけは確かで、経済制裁がかなり効いているからこんなことをしてくるんでしょう。

　国民がメチャンコ苦労してるのに将軍様は、彼らがやせ細ってもミサイル実験や核開発をやめる気が全くない。

　核開発をやめれば経済制裁を解除するといくら言っても、国の体制と自身の身の安全を守るために国民を犠牲にしているのだから始末に負えません。

　今、日本は余り住みやすい国とは言えないけど、北朝鮮に生まれるよりは遥かに良かったと思うしかありません。