堀辰雄の「風立ちぬ」を読んで、
ポール・ヴァレリー(1871-1945) という詩人を知った。
さっそく図書館で借りてきた。
難解な表現や論評が多く、なかなか入り込めなかったが
「言わないでおいたこと」という章は、
人間の内面を独特の視点で描写していて、
深くうなずいた。
・・・・・・・・・・・・・・
以下一部抜粋
もっぱら新しさを好むことは、批評精神の退化を示す。
なぜなら 作品の新しさを判断することぐらい簡単なことはないからだ。
もっとも偉大な人とは、自分自身の判断を思いっきり信じられた人たちのこと。
もっともバカな人も同じだが、、
人が気晴らしに書いたものを、
他の人が緊張と情熱を持って読む。
人が緊張と情熱を持って書いたものを、
他の人が気晴らしに読む。
ねたみと軽蔑とは、こちらの自負心という法廷がくだす二つの判決である。
お前は存在しない、 私は存在するが。
お前は出張りすぎる、私は存在しないのに。
本当の親友になるには、同じ程度のつつしみ深さを持つ者同士でなければならない。
それ以外のもの、性格とか教養とか趣味はあまり重要ではない。
非常に危険な状態とは、自分は分かっていると信じること。
ヴァレリーの表現はシンプルだが奥深い。
人生そのものだな・・・
ポール・ヴァレリー(1871-1945) という詩人を知った。
さっそく図書館で借りてきた。
難解な表現や論評が多く、なかなか入り込めなかったが
「言わないでおいたこと」という章は、
人間の内面を独特の視点で描写していて、
深くうなずいた。
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以下一部抜粋
もっぱら新しさを好むことは、批評精神の退化を示す。
なぜなら 作品の新しさを判断することぐらい簡単なことはないからだ。
もっとも偉大な人とは、自分自身の判断を思いっきり信じられた人たちのこと。
もっともバカな人も同じだが、、
人が気晴らしに書いたものを、
他の人が緊張と情熱を持って読む。
人が緊張と情熱を持って書いたものを、
他の人が気晴らしに読む。
ねたみと軽蔑とは、こちらの自負心という法廷がくだす二つの判決である。
お前は存在しない、 私は存在するが。
お前は出張りすぎる、私は存在しないのに。
本当の親友になるには、同じ程度のつつしみ深さを持つ者同士でなければならない。
それ以外のもの、性格とか教養とか趣味はあまり重要ではない。
非常に危険な状態とは、自分は分かっていると信じること。
ヴァレリーの表現はシンプルだが奥深い。
人生そのものだな・・・