どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

ポール・ヴァレリー

2020年10月28日 21時27分25秒 | 読書・歴史
堀辰雄の「風立ちぬ」を読んで、
ポール・ヴァレリー(1871-1945) という詩人を知った。

さっそく図書館で借りてきた。

難解な表現や論評が多く、なかなか入り込めなかったが
「言わないでおいたこと」という章は、
人間の内面を独特の視点で描写していて、
深くうなずいた。

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以下一部抜粋

もっぱら新しさを好むことは、批評精神の退化を示す。
なぜなら 作品の新しさを判断することぐらい簡単なことはないからだ。



もっとも偉大な人とは、自分自身の判断を思いっきり信じられた人たちのこと。
もっともバカな人も同じだが、、



人が気晴らしに書いたものを、
他の人が緊張と情熱を持って読む。
人が緊張と情熱を持って書いたものを、
他の人が気晴らしに読む。



ねたみと軽蔑とは、こちらの自負心という法廷がくだす二つの判決である。
お前は存在しない、 私は存在するが。
お前は出張りすぎる、私は存在しないのに。



本当の親友になるには、同じ程度のつつしみ深さを持つ者同士でなければならない。
それ以外のもの、性格とか教養とか趣味はあまり重要ではない。



非常に危険な状態とは、自分は分かっていると信じること。


ヴァレリーの表現はシンプルだが奥深い。

人生そのものだな・・・




コメント
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