ついにこの日が来た。
きっかけはある尊敬すべき野球バカ達の会合だった。
『少年野球を変えていこうぜ!』(毎回名前が変わってるような気がするが典型的B型人間であるが故、勘弁願いたい。)が全ての始まりだった。
少年野球を見ていていつも感じていたこと・・・・それは『子供達がかわいそう!こんなデタラメじゃ子供達は野球をキライになってしまう』だ。
エラーするたびに恐る恐るベンチを見る子供達「下手くそーー!このバカたれがっ!」監督と呼ばれてる大人の怒声で萎縮する。
アドバイスどころか「ボールにあわせるな!どうせエラーするなら前に突っ込んでエラーしろ!このバカが!」・・・はぁ?である。
内野手がボールにあわせなくてどうするの?ボールとの距離感が悪いからエラーしちゃうんだよ。内野手は打者をアウトにするために守ってるんだよね。前に突っ込んで弾いてアウトに出来るの?・・・・はいっ!猪突猛進型の下手くそな内野手の出来上がりである。
挙句に無理矢理突っ込んでエラーすりゃ~また怒鳴られる。「だったら手本を見せてあげて!」だ
「何でフライ上げるだ!バカが!だから言ってんだろうが!ポイント前にして上から最短距離で強く叩けーーー」
おいっ!それで打てるのか?
投手が投げるボールはどんなボールだろうが上(リリースポイント)から下(ストライクゾーン)に落ちてくるんだよ!それを上から叩くって・・・ものすごーーーくちっさな点でしかバットに当たらないよね!
見てごらん。「ポイント前」って言われた子供は思いっきり前に突っ込んでるよ!
「上から強く叩けーーー」って試してごらん。左肩(右打者)思いっきり開きながらステップしないと『上から強く』なんて叩けないから。
ここまでくりゃ~笑えないのが、ボールの中心の7㎜下を叩いてスピンをかけりゃボールは飛んでいくぞ!・・・って、もはや意味不明。
下に向かって行くボールを上から叩けって言ってるのにどうやってボールの中心より下7㎜に当たるの?
デカルトやベルヌーイの慣性の法則や流体力学を真っ向から否定してるぜぃ!
「肘が下がってるぞーー!腕振って投げろよ!気持ちが入ってないからストライク投げれないんだよ!」
だ~か~ら~・・・なんで肘が下がってるか教えてあげなきゃ!なんで腕が振れないか教えてあげなきゃ!気持ちでストライク入るなら練習しなくていいんじゃねぇ?結果に文句云うんじゃなくてそうなる原因を教えあげないと子供達はパニックになっちゃうよ。
かくして素直な子供ほど無理矢理肘を上げて投げようとして肩・肘を壊し・・・はいっ!野球大嫌い少年の出来上がりである。
それよか少年野球の会場でよく見るんだけど、子供達を前にしてタバコ吸いながらミーティングするの止めたら?しかもごく自然に、当たり前のようにその吸殻を側溝に捨てるって・・・・野球うんぬんではなく大人失格です。
こんな状況を打破したくて始めた会合が今日更なる進歩を迎える。
アツい男・PT久保田氏の言葉が私のハートに火を灯した。
「いくら僕らがフォームの指導をしても現場の方々が理解されないと一緒なんですよね。でも・・・そうやって悪いフォームで投げて故障した子供達を治してあげたい。もっと予防にも力を入れていきたい!いつまでも野球を続けてもらいたい!」そんな彼の気持ちに凄まじく共感した。
なんとかオレもその一翼を担わせてくれないだろうか?・・・ってなワケで今日は『整形外科用超音波診断装置』を開催する。
今後は久留米市野球連盟の会長をも巻き込み展開していく。
子供達の肩と肘は俺たちが守る!そんなアツい使命感に支えられ進んでいく!
が・・・今日の資料がまだ出来上がらない。
よく言えば土壇場に強い男、悪く言えばギリになるまで動かないB型人間の本領発揮である。
もう一つ私の資料作りを邪魔だてるヤツ・・・・久商VS文徳の決勝戦が今、まさに延長突入した。
・・・ぬをぉぉぉぉぉ延長13回、P球団出身の選手が決めてくれた!
お母さんも大喜びでますます丸くなるだろう!