郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

「家庭教育支援法」は国家の陰謀だ!

2018年01月30日 | 日記
「家庭教育支援法案」が自民党の手によって通常国会に提出されようとしています。

そもそも、「家庭教育=子育て」のために敢えて法律を作るとはどういうことなのでしょう?

親を始めとする各家庭で子どもを育てるのを支援するなら、それに関わる経費を配当すれば良いだけです。
家庭教育を「父母その他保護者の第一義的責任」であり、「子に生活するために必要な習慣を身につけさせるとともに、自立心を育成し、心身調和のとれた発達を図るよう努める」などと、法律に位置付ける必要があるのでしょうか…?

単なる子育て支援ではなく、「家庭教育」という文言の使い方からして実に胡散臭いものが感じられます。
そうです、かつての「教育勅語」です!

子どもの教育についてどうあるべきか、国家が法律で規定しようとするなら、個人や各家庭の子育ての自由が奪われ、国家による家庭教育になるわけです。

自民党の思惑は見え見えです。
要するに彼らが考えるような「愛国心」を持つ人間に仕立て上げたいだけです。
そして、その戦略は第一次安倍内閣で強引に作られた新・教育基本法(47教育基本法を否定する)以降、学習指導要領やら教育関連法に次々に反映されてきました。

「学校は既に雁字搦めにした。あとは家庭を縛り付けて強引に進めるだけだ!」
そんな思いで安倍一派は日本「国民」を統合して、思い通りに動かし、個人の尊厳や生きる自由を奪い、新たな恐怖国家を作ろうとしているのです。


-S.X-

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