い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

九十九片

2022-03-04 | 雪花
二階の窓に届く風が
泣き声にしか聞こえないのは
ひとりぼっちの過ちに
気付いているから

言葉にしてしまえば
逃れられるかもしれない
見落とした過ちを
風がサラって行くかも知れない

目の前になくても
心の奥深く落ちて行く
始まりの掛け声に
目を覚ますこともある



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