い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

境界線

2016-10-04 | 人々
どこにでもいる
個人だから

取り巻く世間は
思いのほか
小さかったりする

ニュースを見れば
世界平和を願い
台風の進路が気になり
凶悪な事件が頻発することに怯え

晴れただけでやる気が起こり
新発売のスイーツとやらに
ニンマリする

その人は
母子家庭で
母親の病気で
長期休暇を取った

その人の仕事は
当たり前のように
残された数人でこなす

協力的な姿勢も
二か月目から
不満が形を変えていく

人は
助け合う精神を持っている
一方的に手を差し伸べるだけの
優しさを
同僚に 知り合いに 隣人に

背を向けたとき
平等 世間体 人として 問われ
境界線の狭間で

それでも
答えを探すのだろうか

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