い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

九十二拝

2021-04-28 | 願い
聞いているけど聞こえていない
見ているけど見えていない

分かったつもりで扉を押した
いると信じて声をかけた

音を忘れた小さな空間で
枯れることを怖れた小さな花

見守る月明かりは届かない
星も眠る風のない夜

ここから始めるために
これまでを背負ったまま

君の声を聴く
君の姿を映す

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