い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

九十一段

2020-09-28 | 階段
これからの事
たった十分でさえ分からないけど
気にも留めず考えもせず
一日の終わりに思い返すこともなく
消し去ってしまう時間が多すぎて

今を生きる感覚をどうやって知ろうか
押しつぶされ踏みつけられても
塗り固められた土台の隙間を見つけ
根を張り葉を出す雑草の呼吸が揺れる
しなやかにしたたかに大地を彩る