HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

BRM112嘉麻200K、コテンパンとはこのことだ!の巻

2014-01-13 18:48:58 | ブルベ

陽光が差し込むベランダで、愛車を洗ってます。


悪夢のような昨日を思い起こしながら…


Dscn9053

アタクスは先日、こんなことを書いておりました。

http://blog.goo.ne.jp/19960408/d/20140110




愚かでありました。


今回もまた、ガチオ君とともにコテンパンにやられました。





そんなブルベはまだまだスタートしませんね。



愚かな男たちの所業は、まずバカげた前夜祭で始まります。

さあ、出発っす。一路福岡へ。


青雲の志を抱いたバカ二人、勇躍、九州を目指します。


Img_1059

関門橋だぜ!

「明日は明るいうちにゴールできるよなあ」

「そりゃそうっすよ。福岡の自転車屋さんでも回りましょうよ」

ノー天気な二人です。

で、ガチオ君プレゼンツのこのお店へ。

Img_1064

カンパーイ!

Img_1066

いちいち美味い!

Img_1067

Img_1072

Img_1075



ぎゃんぎゃん飲みます。

Img_1069

明日、ブルベなのになぜ?


それは「バカ」だからですwww



このお店の名物である慶満鍋。


ピリ辛で、いい感じ。

Img_1083

「名物です」と言われたものは、基本、全部頼みます。


なぜって?


だから、バカだからw

Img_1087




あれ?


なくなっちゃった…


なぜって?


もういい?www

Img_1088



酔うほどに飲み、飲むほどに酔う…




バカはとどまることを知りません。


この後、さらにうどんを食べに行くも、「閉店です」って。


何時まで飲みよるん?ってお話ですなあ。




そして、夜は明けました。


吐き気と悪寒とともに。



まず摂取したのはコレです。

Dscn8989

気分悪くてたまりません。


日本語ではこれを「二日酔い」と言います。


暗い中、バカ、いや、勇者たちが集まっています。

Dscn8991

寒いなんてもんじゃない。


だって、氷点下だもん。

Dscn8995

ガチオ君、すでに凍えていますな。


ブリーフィングです。

いつも思うけど、スタッフの方々の尽力の上に成り立っております。


感謝、感謝でございます。

Dscn8998

そんなアタシは今回、痛恨のミス。


ベルを忘れてしまい、スタッフの方にお借りする失態。

申し訳ありませんでした。


帰り、福岡の自転車屋さんですぐに購入したことを、ここでご報告しておきます。



さあ、スタート。


特に先を急ぐこともなく、オトナな感じで走行。

Dscn9000

寒いんだけど、基本平地で、粛々と走ります。


42キロ地点の第一PCまで、AVE27.3キロ。


まあまあのペースでございます。

Dscn9005

ビビリのアタシはすでにドーピングっす!

Dscn9007

福岡市街地を走るんだけど、これは飽きなくていいね。

Dscn9008

そして、暗転。


まず、ガチオ君の様子がヘンです。


時速25キロ程度でも遅れちゃう。


坂も付いてこない。


もちろんこの俺様が速いわけじゃなくて、彼が不調なわけ。



寒さに弱く、股関節に違和感があるガチオ君。

じゃあ、出るなって話だけど、彼もバカだから、それは無理www

だましだましの走行になりました。


https://sites.google.com/site/ajfukuoka/menu/information/brm-fu-gang200k



第二PCまでに、サンセットロードって道を走るんだけど、これが俺には曲者でした。


要するに、夕日が美しい別荘地の道路。

かなーりのアップダウンなわけさ。

どこまで登って行くのかわかんないから、非常に不安になる。


で、12パーセントとかの坂も満載。


俺様、久し振りに押しちゃいましたよ。



とゆーか、脚が攣りそうだったからね。



ここでガチオ君は復活。


ムダにダンシングでぐいぐい登り、体を温めます。



何だか野獣みたいだったなあw



すっかりシオシオな俺と、元気を取り戻したガチオ君。


海沿いを必死に走ります。



88キロ地点の第二PC。

Dscn9009

ここでもドーピングですね。




この後、風も強かったなあ、逆風…


で、あまりに寒いのよ。


なんせ一瞬も日が差さない。


ずっと4度ぐらいだった思います。



世を呪いながら進む二人。


で、100キロぐらいから、俺、かなり不調に。


要するに、逆流性食道炎なわけ。

胃がむかむかして、気分も最悪。

逆流性食道炎の要因ってご存知です?

①過度の飲酒

②空腹

③ストレス


すべてに合致しておりますアタシですなあ。ぷぷぷ。



コンビニを探しては吐くという状態。

ガチオ君も唇が紫色に。

ゴールの写真を見て、プチメタさん曰く、「こりゃ、チアノーゼだね」www




二人とも傷病兵のよう。かなーりヤバいっす。


ここで、低体温症寸前の私たちが飛び込んだのは、ジョイフルでした。

Dscn9011

若き野獣のガチオ君は、濃いものを物色します。グラタンかよww


しかし、内臓がもうダメダメな俺様は、雑炊しか受け付けません。

Dscn9012

その雑炊も、半分も食べられない。

胃が全く受け付けないのでありますな。


この時点で120キロ。

あと80キロですが、気温はどんどん下がっていきます。



いやあ、地獄?

うふふ。


しかしまあ、踏んでりゃ、いつかはゴールするわけ。

にやにや二人で走り始めました。




もはや激寒です。


140キロ地点からの峠は辛かったなあ。

5キロぐらい登るんだけど、寒いから脚も攣り攣り。

29Tだから、何とかイケるけど、最後は時速6~8キロぐらいに。


そして下りは極寒。

マヂっすかってぐらいの辛さでした。


160キロ地点の第三PC。

Dscn9014


頭が働かないから、温かいものを飲まず、ひたすらドーピングするアタクスたち。

さらに体は冷えていきますwww


あと、40キロ。

よし、行くぞ!と。



基本、平地は速いので、ヨロヨロの先行「旅団」に追い付きます。

しかし、最後の峠では、やはり離される。

半分、脚が攣ってるからねw



峠を3キロほど登った地点で、すでに真っ暗。

ゆっくり登ってらっしゃる方に付いていきました。

ジワジワと二人で登ります。


おしゃべりしながらの登坂。

非常に心強かったなあ。



そして終わらぬ坂はない。

ここまで引率してくださったGIANTさん、

頂上で待っていてくれたガチオ君とともに、一気にダウンヒルっす。



この6キロに及ぶ下りは、人生最悪と言っても過言ではない。

寒い、怖い、手が痛いの三拍子。


登りの方がよっぽどいいなあって思ったほどでやんした。

Dscn9017

闇夜に蠢くブルベ軍団。

最後の15キロを飛ばしまくります。

しかしこの時点で、俺とガチオ君はキューシートが読めません。


真っ暗で、手元を照らすライトも持ってないから。

ダメニンゲンなアタクスたちをGIANTさんが最後まで引率してくださいました。

本当にありがとうございました。


真摯に反省し、次回以降、フルスペックで臨むことを誓います。



さあ、ゴール!

Img_1105

かじかむ手で手続きするガチオ君。


タイムは10時間53分


AVE23.3キロ。


ヒャッホーな前日から打って変わり、よれよれ、コテンパンのゴールであります。




リザルトを先ほど見ると、78人の出走のうち、われわれは31番目のゴール。




われらがfuk@さんは8時間21分で、ぶっちぎりのトップゴール。


あらためて、神だと思いましたなあ。




肉体的な消耗はこの後、最高潮に。

車に乗っても震えが止まらず、スーパー銭湯では倒れそうになる始末。

実はこの時、「狭心症の発作かなあ?」って、常備してるニトロを飲んだのさ。俺、心筋梗塞の既往者だから。 飲んで痛みが治まれば、こりゃ狭心症だなって算段です。 だけど後で聞くと、ニトロって気管か食道かなんかを開く作用があり、逆流性食道炎には実にマイナスなんだってさ。 いやあ、愚かにもほどがあるなあ。ぷぷぷ。

Dscn9018

後夜祭をやろうとはしたものの、もはや吐き気が止まりません。

ドラッグストアで、ガスター10を買って服用。

ホテルでバタンキューでやんす。


無理にでも食べなきゃと、セブンイレブンで買ったこれ。

Dscn9020

でも、まったく食べられない。

博多の夜を楽しめず、コンビニのスパ。

そして、それものどを通らないとゆー。

いやあ、マヂっすか。

悲しいにもほどがある(笑)




あまりの疲れに眠れず、うとうとしてたら朝です。


それでも、少しは元気になったよ。


無類のデパート好きのアタシ。

三越や岩田屋をめぐり、しだいにHPを回復していきます。

Dscn9022



そういえば成人式なんだね。

俺、あれから30年経ったけど、見事に成長しないなあ(笑)

Dscn9023

Dscn9024

福さ屋で明太子を買いました。奥さんのオファーっす。

で、二人で自転車屋さんに。

イワイですね。

で、めっちゃいいのを見つけた!

Dscn9031

DOGMAなんだけど、これ、ポール・スミスヴァージョンなのさ。

指し色のピンクがおしゃれで、ポールスミス独特のレインボーな彩色もちょっぴり。

これはいいなあ。正直、ピナレロは???なんだけど、これはいい。

買っちゃおうかなあ。

なぞと妄想を膨らませながら、ガチオ君とラーメン屋さんに。

Dscn9034

Dscn9035

これは当たり!

KOOさん、ありがとう。






昨夜の寒気がウソのよう。


小春日和であります。


これが昨日だったら、どんなに楽だったか…




でも、踏めば、僕らは進む。


Img_1115

ボコられたとはいえ、楽しかったなあ。


辛くても、何だか面白いのがブルベだからね。








50歳と36歳。


われわれの「旅」は、これからも続いていくのです。

Dscn9039


最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした。 (ゆうなおパパ)
2014-01-14 02:10:16
そのうちご一緒できるよう、少しは頑張ろうと思いました。

返信する
Unknown (HAPPYMAN)
2014-01-14 13:19:52
ゆうなおパパさん


スポルティーフの方も何人かいらっしゃいました。

さらにはママチャリでめっちゃ速い方も。


私も、少しは頑張ろうと思った次第です。
返信する
50才にもなったというのに計画性が全く無い (puchimeta)
2014-01-14 18:46:24
前日夜はほどほどにしておくとか出来んのだなこの人は

しかしこの人が次の日のことを考えるようになるとつまらんか

プププ
返信する
極寒の中、完走おめでとうございます。無事でなに... (Giantwish)
2014-01-14 19:44:06
そんな条件にも関わらず、fuk@さんは、相変わらず、剛脚ぶりを発揮してましたか!

今年は、ダイエットして、まずは、AJ広島三瓶山のブルベに向け、トレーニングを積まなければと思うこの頃です。

 
 



返信する
puchimetaさん (HAPPYMAN)
2014-01-14 23:03:44
成人式から30年。
あの頃よりもバカになったような気がします orz
でも、楽しくて、美味しかったので、仕方ありませんなあ。

こーゆー事態を乗り越えるには、さらなる機材投入しかありません。
今後も、脚を鍛えることなく、散財することで、「峠」を乗り越えていこうと思っていますw

返信する
GIantwishさん (HAPPYMAN)
2014-01-14 23:08:39
今回、小生、芍薬甘草湯を2袋飲みました。
それでも、脚がピキピキ攣りそうになりましたなあ、

同僚は、「たいしてつらくもないのに、面白がって書いてるんでしょ」って。
そうじゃないんですよねえ。リタイアは思わなかったけど、なかなかつらかった。

寒い中での行軍の辛さってのは、やってみないとわかんない。
まあ、それがブルベの楽しみでもありますなあ。

三瓶200K、もちろんエントリーします。
出走できるかはわかんないけど、次はバイクを押すことも考え、MTBのシューズで行こうと思ってます(笑)
返信する
お疲れ様でした。今回のブルベ、自分も含めて脚攣... (fuk@)
2014-01-15 12:25:27
水分補給はマメにしてたんですが、やっぱ寒いからかなぁ。
次回はどのブルベにしようか検討中です。SRが目標なのでできるだけ最短で取れるようにはしたいです。
SKINSのリカバリタイツを履いたおかげで酷い筋肉痛はありませんでした。
今からLSDで回復走してきます。
近々島ライドお願いしますね~ ( ^ ▽ ^ )/
返信する
fuk@さん (HAPPYMAN)
2014-01-15 13:33:36
ムダに走ってきたせいか、ブルベの後でも筋肉痛とかは一切ないんですよね、俺。
ただ、喉と胃の不調は相変わらず。
これが癖にならなきゃいいけど。

僕も出走しやすい環境のうちに、SRを最短で取りたいとは思っています。
次は300キロ。
さて、どれを狙おうかなあ。
返信する
ブログを拝見しました。米の山峠でご一緒した、白... (GIANTです。)
2014-01-19 01:42:20
峠の下りはホントに寒かったですね~。
下りの後半で街明かりが見えた時の、HAPPYMANさんの
「人家が見えた」という、喜びの声が印象的でした。
私は、前半飛ばし過ぎて糸島で足が攣り、後半はヨレヨレでした。
いつか、どこかのブルべで一緒に走れるのを楽しみにしています。
それでは、また(^-^)/
返信する
Unknown (HAPPYMAN)
2014-01-19 18:51:21
GIANTさん


おお、その節は大変お世話になりました。

まさに地獄に仏でありましたです。


街の明かりが見えたとき、大西洋単独横断飛行のリンドバーグを想起。

「翼よ、あれがパリの灯だ」ならぬ、

「ガチオよ、あれが嘉麻の灯だ」って、ぶちかましたかったんですが、

いかんせん凍えてまして、それも叶わず。


ブルベ後の消耗はハンパなかったです。


でも、またすぐに走りたくなっています。


また、ご一緒できたときは、ちゃんとご挨拶させていただきますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

返信する

コメントを投稿