顔を舐めに来るころっけに起こされ、モゾモゾ。
さて、今日はどこに行こうかな?
昨夜はいろいろと勇ましいことを考えていたんだけど、寝坊しちゃったしな。
まあ、とりあえず出発しましょう。
ってことで、北上するはずがなぜか南進。
こんなとこに着いちゃった。
そう、呉の老舗ラーメン屋、「モリス」です。
これまで何度も訪ねたんだけど、
なぜか縁がなくて、まだ食べたことがなかったのさ。
で、モリスと言えば、あまりにも有名である。
広島で有名な食のサイト「快食COM」はこう紹介。
http://hamanet.jp/kaishoku/detail.aspx?txtKshopcd=25
県内最古級のラーメン屋で、
60年以上、呉っ子のハートを鷲掴みし続けてきたって寸法である。
ただ、一方で、その特異な見た目と味から、
「白湯か!」「澄まし汁か!」との酷評もちらほら。
その酷評の根底にあるのは、
「皆が認めるから、『素晴らしい』っていうのはおかしい」ってニュアンス。
さらにゆーと、
「『こってり全盛の中で、あっさりを評価する自分はステキ』ってアホか!」
って声もそこかしこに。
要するに、誰かが言わなきゃならない。
「王様の耳はロバの耳!」と。
アタシは雄雄しく立ち上がったわけですよ。
パッツンパッツンのサイクリングウエアで(笑)
やってきましたよ、ラーメン大盛り。
60余年の歴史に引導を渡されるとも知らずに。
悪く思うなよ…
………。
………………。
………………………………。
うめえじゃん!
いや、めっちゃ美味い!
微妙にしょっぱくて、魚介系の旨みもあって、
相当によいですぞ、コレは!
「呉市民のノスタルジアのもとに甘やかされてきた、
時代に取り残された老舗ラーメン屋」
そんな先入観は簡単に粉砕されてしまいました(笑)
まあ、ラーメンの好き嫌いは人それぞれだから、
万人に通じる「絶対値」なんてないんだけど、
地元が愛し、育てた味ってのは、やはり「鉄板」なんでしょう。
まあ、ちょっとダマがあったりするのはご愛嬌だね。
茹で釜が一つしかないため、
早めに行かないとゆるゆるの麺になっちゃうとか、
そんな「個性」はあるらしい。
それを甘えと取るか、愛嬌と取るかは、これまた人それぞれ。
卓上のお酢をちょっと入れると、また味が変わります。
ああ、美味かった。
あたし、申し上げます。
王様の耳は、
決して、ロバの耳ではありませんでしたっ!
モリスを出たら、雨がポツポツ。
こりゃ、急ぎましょう。
音戸の瀬戸を渡してもらいます。
塩の山、今日はちょっとでかいような気が。
三高港まで急いで、フェリーに。
ジジババの病院に行って、今日のライドはおしまい。
今日も美味しい、B級グルメライドでしたっ!
70.2キロ。