ペーパー・オーナー・ゲームである。
数人でグループを作り、
デビュー前の競走馬をそれぞれ仮想持ち馬として指名。
若駒たちがくわえてくるレース賞金を加算して、最後に精算。
チョコのやりとりをするのである。
その精算&ドラフトはダービー当日。阿鼻叫喚の大騒ぎである。
例年、リーガロイヤルホテルの一室と決まっているドラフト大会だが、
今年はわが家で挙行。
ああ、楽しみだなあ。
デビュー前の馬を指名するわけだから、当然、走るかどうかなんて神のみぞ知る。
それでも、さまざまな情報や憶測、妄想を働かせて、
それぞれのセオリーに従って指名するのだ。
そして往々にして、その予想や期待は裏切られるのだが…。
昨年、ディープインパクトを指名していた私。
地元POGでは20万ペソ、東京支社時代の仲間で作るPOGでは10万ペソをゲット。
しかし、前者の利益についてはすぐに雲散霧消。
かなーり酔っていたため、帰宅するやいなや、
「これでもくらえっ」と、万札を家の中でばらまいてしまった。
で、全部、奥さんに取られちゃったのである。チビは驚愕しておりました。
そして翌日、激しく後悔した私である。
後者については、三重の長島温泉でドラフトを挙行したため、
なんだかんだ呑んだくれてたら、広島に帰ったころにはなくなっちゃいました。
要するに、勝っても悪銭身に付かず、負けたら「地獄」ってお話である。
畳に頭をすりつけて公的資金の導入を懇願した某キム先輩、
ふんだくった金でアフリカ旅行した悪党ハレルヤさんなど、
八年もやってると、さまざまな伝説がその歴史にちりばめられるのである(笑)
指名馬のレースぶりをめぐって一喜一憂。
一年中、遊べるので、楽しくてしょうがない。
さらに五月は来シーズンに向けてドラフト準備の時期でありますから、
仕事なんてやってられませんなあ。
「忙しくて、ドラフト準備が出来ない」なんて輩がいますが、じぇんじぇん嘘っぱち。
単なるブラフなのであります。
「一位は●●●で行くよ」とか「●●●は脚元が弱いらしいね」なぞと、情報戦も繰り広げられます。
これがまた楽しいんだよなあ。
今年は、地元POGで大負け。東京で大勝ち。
ダービーがあるので何とも言えないが、まあ、少し「浮き」ぐらいかな。
わが家でのドラフトは今週末。
そして東京POGは神戸でドラフト開催。
一年間の集大成なのである。