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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

チュニジア旅行(13) 砂漠の近辺にて 再掲

2012年12月04日 | 外国旅行:三題
お断り
この一連の記事は一度投稿したものですが、若干加筆・訂正などをして再掲するものです。


砂漠の近辺にて
生活など
最近のパックツアーの付き物の一つと言えるが「民家訪問」が今回もあった。その民家はほぼ砂漠の中の穴を掘って住居にしている「民家」であった。一部昔の生活よろしく、手で回す臼の実演を相当なおばあさんがされていた。同行者の一人の質問に「本当にしんどいです。」との答えが実感があった。やはり昔から、家内労働はそれなりにきついものがある。その民家での水は「井戸」であった。現地案内人が実際にその井戸の深さを見せてくれた。相当深いし、穴を掘って住居にするとしても、その住居の周りのどこかに水が出る「井戸」が必要であるとこれも実感した。
チュニジアでは玄関でよく魚のモザイクとかタイルとか本物の魚とかが飾ってある。説明では確か「魔除け」と言うことらしかった。魚が魔除けと言うのは実に不思議な感じがした。多分何故そうなったかの説明も有ったのであろうが、全く覚えていない。ただただ不思議と感心していたのであろう。そう言えば我が国でも地方によっては「鰯」を飾る習慣がある。ただ、私はと言えば「魚」は「おいしい食べ物」のイメージしかない。

訪問した民家のおばあさん。観光用と言うこともあろう。



人が生活をしていくためには水の確保が一番重要であろう。我が国では古今東西生活用水の確保で苦労したことは余り聞かない。それは、我が国の気候が温暖で雨も多いし、山国なので川の水も豊富にあるからだと思われる。尤も、江戸とかの大都市ではそれなりの上水道があった。又、水田用の灌漑水路・溜池もあることは有った。そのために水争いもあったと聞く。
その点、チュニジア南部は砂漠が有り、広い平野である。そのために生活水の確保は重要な施策であったと思う。実際、世界文化遺産都市である「ケロアン」では九世紀に造営された非常に大きい貯水池が幾つか今も残存していている。なかなかその大きさは立派なものである。多分その貯水池から各家庭へ配水したのであろう。
更に砂漠の近くでは水源地周辺に集落が出来ているように思ったが、それは観光地になったためかもしれない。一面乾燥した砂漠的なところに流量は決して多くはないが、小川が有り、その上流には滝が有り、水が流れている。貴重な水資源であるが、今となってはその貴重な水資源を観光するための資源になっているようにも見える。そして、当然のことながら、その途中には「出店」がある。メディナの商品よりも若干怪しげな感じであるが、短い時間を利用して、ここでもご婦人の皆さんは買い物に余念がない。そしてその短い時間を最大限に利用して「値切り」に専念されている。その中の一人が我妻であるのも確かである。女性はとかく運転しているときのバーゲンでは人格が変わると言うが、納得である。
途中で水道橋が残っていた。これはヨーロッパでよくみられるものであるが、ここチュニジアでも残っていた。見たのは始点が何処か忘れたが、終点は当時の大都市であるカルタゴであり、その距離は100キロを超えているそうだ。改めて当時の土木技術の高さを思う。我が国で現存する水道橋は京都の南禅寺近くのものであるが、それは明治になってできたものである。尤もだから、今も使われているが…。


訪問したお宅の井戸


モスクの中の集水桝(再掲)


貴重な水源地:近くに集落が有る。水量は少ないがそれだけ水の貴重さが分かる。


都会の中の貯水池:いくつかある。


大塩湖
途中に塩湖がある。







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