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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

米国一人旅(6):街の中で(2):乗り物

2006年08月09日 | 外国旅行:三題
米国一人旅(15)街の中で(3)乗り物(1)
バスと地下鉄
 地下鉄の良い所は、駅の名前のアナウンスが分からなくても、到着した駅にはその駅の名前が書かれていることです(次の駅の表示がないのは欠点です。)。車両によっては車内の電光掲示板に表示されます。それでも、不思議なことに、何回か乗車している内に、アナウンスが分かる様になります。しかし、バスはその様な表示がありませんし、降りる合図を事前にしないと日本と同様にそのまま通り過ぎて行きます。と言うことでバスの方が安いのですが、専ら私は地下鉄です。ボストンの地下鉄は1回1$25¢ですから日本に比較して少し安いと言えます。事前に参考にした旅行案内書では、1回1$と記載されて居たので最近値上げがあったのでしょう。

地下鉄
 ボストンでは最初にAさんに地下鉄の乗り方を教えて貰い、以降はナイヤガラ一泊の旅行以外は、一人で行動です。地下鉄はトークンと言う「メダル」を買います。私は5$紙幣で、指を4本出して4個買います。先払いで、改札を出ない限り均一料金です。面倒でなく、しかも市内は殆ど地下鉄で何処へでも行けます。注意しなければならないのは「上り」か「下り」と路線だけです。座席が彼らの体格にしては、日本人である私にとっても、座席は相当狭いと感じます。しかし、それは飛行機で経験済みです。それでも混んでいる時には行儀良く座っています。
 ボストンの地下鉄は非常に便利です。4本の路線を一つの駅で乗り換えが可能です。地下鉄と言っても必ずしも日本の場合の様ではありません。路線によっては路面電車が地下を走っている箇所もあります。実際、ある所からは地下を出て路面電車の様に道を走ります。それは、地下鉄と言うよりは「路面電車が地下に潜った」感じです。

無賃乗車
 地下を走っている時には、駅にはトークンを入れる無人・自動改札が必ずあります。しかし路面の時にはバス停と同じ様な「停留所」があるだけで、改札はありません。その様な停留所で乗車する時には、(そのときは現金でも良いのですが、)トークン・現金を運転手に渡します。
 ところが、不思議なことに全てのドアーが開きます(降りる人のことを考えると当然です。)。運転手がいない後(うしろ)とか中程のドアーも開くのです。そこから乗車する人も多いので、私も何気なくそこから乗りました。しかし運賃を払う所がないのです。運転手がいる前の方へ行こうと思っても、満員に近いし、しかも廻りは大きい人ばかりで、行くことが出来ません。同じドアーから乗車した人も誰も払いに行きません。結局、その時は少しドキドキしたのですが、無賃乗車と言うことになります。彼らも無賃乗車なのでしょうか?実はそうではないのです。何回か乗車する内にその絡繰りが分かりました。彼らは1週間とか1ヶ月のパスを持っているのです。混雑している時には一々パスをチェックしないのです。そう言う大らかさが、私の無賃乗車を含めて、あります。知らないことは恐ろしいことです。

ストリート ミュージシャン
 地下鉄の駅でストリートミュージシャンが演奏をしています。日本と違って、駅構内のホームでも演奏しています。少し大きいホームではよく見かけます。何時も同じ人が同じ所で演奏していますので、何か権利でもあるのかと思案します。結構皆さん楽器のケースにお金を入れています。私も何となく気に入ったグループがあったので、お金を入れようかと思いました。よく見るとCD:5$と書いています。そこで、お金を入れる代わりに大枚5$を出して、CDを購入しました。ご当地物のCDを買うのは私の旅行の癖です。CDは買う人が余りないのでしょう。演奏していたミュージシャンは何回も礼を言ってくれます。
 CDでもジャケットというのかどうか知りませんが、それは安いプリンターで印刷したカラーコピーであるのが「見え見え」です。CD本体もケースもCD-Rのようです。「まやかしかな?」と思ったのですが、帰ってから聞くと、録音状況もまあまあで、十分に聞くことが出来ました。更に驚いたのは、パソコンに取り込むために、インターネットで曲名等を取得するデータベースに接続すると、市販されているCDと同じように自動的に曲名、アーティスト、アルバム名などの属性を取り込めました。正にデータベースの有り難さが分かります。ヒョッとすると購入したのは米国が最も嫌う「違法コピー品」で有ったかも知れません。

米国一人旅(16)街の中で(4)乗り物(2)
ケーブルカー
 サンフランシスコの街は本当に信じられないほどの急な坂道です。その坂道が幾つもあります。ケーブルカーは一回3$で高いのですが、乗車する人は殆どが観光客ですので、やむを得ないと言うことでしょう。切符は車内でも買えますが、言葉のトラブルを避けるために、私は案内所で買います。一回の切符だけでなく、一日とか三日とかでバスなどを含んで、乗り放題のパスもあります。このようなパスはボストンの地下鉄と同様にきめ細かく発行されています。一回限りの切符は乗車するとその切符を車掌に見せます。ケーブルカーでは決して「無賃乗車」は出来ません。車掌はその半分をちぎって、返してくれます。

ケーブルカー:快適さ
 全く快適な乗り物ではありません。大きさは昔、京都で走っていた「ちんちん電車」より相当小さいものです。窓はありません。吹き晒しです。それがスリルに満ちているのですが、要は全てが昔そのままの「オールドスタイル」です。大きな騒音と揺れが続きます。昔に帰った様に思えます。しかし、乗車するには、早朝などでない限り、始発駅でも長い行列が出来ていて、順番がなかなか回って来ません。途中の停留所からは殆ど乗車することは出来ません。
 観光客で、「乗ること」に意義がありますので、客は終点まで乗る訳です。「満員通過」です。昔は大切な市民の乗り物であったのでしょうが、今ではサンフランシスコへ行ったら、取りあえずケーブルカーに乗車するのが観光客の仕来りのようです。
勿論私を含めてです。坂道を下る時は、滑り落ちないか、上る時はやはり、滑って逆走しないか気になります。どうもケーブルと車両を固定したり、緩めたりするのは運転士の腕力だけのようです。運転士はアメフトの選手のように体格が皆さん宜しいようです。ケーブルカー博物館では、そのケーブルを回している大きな動力源が路線ごとに唸りを上げています。ここでも騒音著しいです。

ケーブルカー:切符
 切符の表には乗車した日にち・曜日が書かれていて「一回乗車限り」と記されています。裏面にはこの半券が「運賃の領収書であること。乗車した時には、車掌に見せて、半分にちぎって貰うこと」の他に「乗車後はこの半券は記念品として持ち帰って良い」こと。「捨てる時には半分に破いて、ゴミ箱に捨てる」こと。と書かれています。印刷は「AZUSA」と書かれていて、日系の企業のようです。さらに「大豆油のインク(soy ink)で印刷」と書かれていて、環境に配慮していることもさり気なく宣伝しています。
 と言う訳で、このケーブルカーはどこから見ても「観光用」であることがよく分かります。街のど真ん中で、これほど大仕掛けな「観光施設」は他には無いだろうと感心します。

米国一人旅(17街の中で(5)乗り物(3)
タクシー
 タクシーは空港に関連する時にしか使いませんでした。何となくドライバーと二人だけの世界は嫌なものです。何しろ雑談はしたくても出来ない事情が当方にはあります。それだけでなく、見るからにお上りさんですから。タクシーで空港に行く時は、必ずそのターミナル名を併せて言う必要もあります。「SFOエアポート。インターナショナルターミナル(国内線の場合はユーナイテッドエアラインと言うか、ターミナルC)、プリーズ。」と言えば、そのターミナルにちゃんと着けてくれます。「デパーチャー フロアー。」も念のために付け加える必要があります。日本と同様に出発と到着とではフロアーが違いますので。

タクシー:ガード
 カード社会の米国と言っても、タクシーは現金の場合が多いです。多分一番現金を持っているのはタクシーのドライバーでしょう。タクシーのドライバーが強盗に襲われることがあるそうです。勿論我が国でもそうですが。と言う訳で運転席と乗車席には透明な分厚い樹脂で、お金をやり取りするだけの小窓以外は遮られています。そこは我が国と違います。と言うことは、その小窓から目的地を大きい声で、明確に伝える必要があります。実はこれも私にとっては困ります。それで、タクシーに乗る前に、運転席の方へ行って、ドアーを開けて貰い、行き先を伝え、確かに通じたかどうかを「目で」確認します。そうすると、幸いなことに荷物を後のトランクに入れてくれます。支払いもタクシーの中では私はしません。必ず、降りて、ドライバーが荷物を出したのを確認してから、支払います。決して信用していないのではないのですが、全く遠慮は要りません。何しろチップを荷物が大きいのでそれなりに出すことになるからです。

タクシー:メーター
 タクシーはメーターが付いていますので、余り心配は不必要ですが、乗る時に「アバウト ハウ マッチ?」と通じているかどうか知りませんが、聞いておくことも肝要です。「45$位」とか言います。中には悪質なドライバーもいるそうですから。
と言っても、空港~ホテルは米国でも20キロ程度でかなりの距離があり、約5千円程度。それにチップ2割ですから、約6千円です。まあ、広い米国と言っても、それなりの1回の運賃になります。さらに外国の大切なお客様ですし、利用するのは流しのタクシーではありませんので、全く心配はありません。分かってはいるのですが。その額を参考にして、タクシーの中で、私はチップの概算額を考えます。そして空港へ行く時は道路の空港誘導マークが何時出てくるかそればかりが気になります。逆の場合は、何時町の中に入るのか、町にはいると、通り名が気になります。
ホテルの看板が見えるとホッとします。

タクシー:計算
 タクシーのメーターは二段になっています。上の段は日本と同じ様に距離に応じた金額。その下の段は迎え・待ち時間、空港へ入るときのチャージ、有料道路の費用等の金額が積算されます。最初乗った時には、「上のメーターと下のメーターを足して、20%のチップを計算して、しかる後に全部足し算する?」そして、日本円では大体幾らぐらい?これは大変だ、電卓が要ると思いました。何のことはありません。目的地に到着すると、ドライバーはボタンを押して、その合計額を出します。なかなか合理的且つ明瞭です。一層のこと、チップの額も積算されると私にとっては便利この上ないのですが。



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