エルピーダ更生計画案、地裁の結論が1カ月延期に

2012-09-14 20:26:35 | Weblog
エルピーダ更生計画案、地裁の結論が1カ月延期に
ロイター 9月14日(金)20時16分配信


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9月14日、会社更生手続き中のエルピーダメモリをめぐり、東京地裁が、これまでに提出されている2つの更生計画案に対する結論を1カ月延期していたことがわかった。写真は4月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 14日 ロイター] 会社更生手続き中のエルピーダメモリ<ELPDF.PK>をめぐり、東京地裁が、これまでに提出されている2つの更生計画案に対する結論を1カ月延期していたことが14日、わかった。

エルピーダの更生計画案については、同社の管財人による案と、社債権者が提出した案の2つがあるが、詳細に精査する必要があるとの判断から延期されたとの指摘がでている。

米半導体大手マイクロン・テクノロジー<MU.O>による買収で合意していたエルピーダの管財人は8月、マイクロンの子会社として再建する案を地裁に提出していた。しかし、エルピーダの社債権者の一部は、マイクロンの買収額が不当に低いなどと主張。エルピーダの自主再建や300億円のつなぎ融資の提供などを盛り込んだ独自の更生計画案を提出していた。

関係筋によると、東京地裁はこれらの更生計画案を付議するか否かを決めるにあたり、調査委員の報告書を踏まえ結論を出すことにしているが、この報告書の提出期限が予定より1カ月遅い9月28日に延期されていたことがわかった。

地裁は第三者で構成される調査委員会を設置。そのうえで調査委が2つの更生計画案を審議し、裁判官に報告書を提出する予定。今後地裁はこの案のいずれか1つ、または両方の案を付議し、10月にも債権者からの投票を募る予定。
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