Heal-log

つれづれなるままに。

ピクトグラム。

2006年01月19日 | こんなもの見つけた
もう思い出せないくらい前から、標識や看板に心惹かれる。
そのことは5月の日記にも書いたことがあるけれど、ずっとその呼び名が分からなかった。

今朝、ひょんなことからその呼び名を知ることになった。
それが、ピクトグラム(ピクトグラフとも言うらしい)。
辞書では「絵文字」となっていたけれど、一目見ただけで意味するところが解る、ユニバーサルデザインの一形態らしい。

確かに、英語圏でない国に行った時でも標識の絵を見れば何を言いたいかはよく解るので、モノ言わぬ彼らには大変お世話になっていると言えよう。
改めて、イタリアの写真をひも解いてみると・・・


「しーっ」とか(@フィレンツェのドゥオモ)


「落ちるよ」とか(@ローマの地下鉄)


「食べたらダメよ」とか(アッシジの広場)


「入ったらダメよ」とか(トレビの泉)


まことに解りやすく、しかもなかなかお茶目である。
しかしながら、時には解りにくいものも混じっていて、


「?」
イタリア語も読めないので、これはお手上げだった。
そして、未だに解らない。

そう思うと、万人に解るようなデザインを作るのは難しいことだと実感する。
ピクトグラムという名前を知ったきっかけは、私が働く会社の製品パッケージにピクトグラムが導入されたことなのだが、本当に解るのかなと、少しだけ心配になった。
お薬の剤形のそのピクトグラムは、本当に可愛いのだけれど。


それにしても、「しーっ」とやっている標識の前で雑談していた、ドゥオモの守衛のおっちゃんたちは本当に賑やかだった。
さすがはイタリア人。
万国共通のピクトグラムも、彼らの陽気さには敵わない、らしい。