星々の舟。 2006年01月28日 | 読書 「2003年直木賞受賞作、待望の文庫化」 そんなポップに惹かれて、待ち合わせの時間つぶしに、この一冊を購入した。 一つの家族を描いた短編連作。 家族だから支えになって、でも家族だからこそ言えないこともある。 伝わっていそうで、伝わらない一人一人の登場人物の感情に、セカチューの帯じゃないけれど「泣きながら、一気に読みました」。 2006年は始まったばかりだが、今年心に残る一冊の一つになることは間違いないと思った。