大野さん主演ドラマ「今日の日はさようなら」
良かった~。でも2回目は見られないです。
思い出しただけで泣けてくるので。
それで、ドラマを反芻している訳ですが、(← 牛か!)
生命科学者の柳澤桂子さんの著書 「生命の不思議」という
エッセイのなかで 「いのちは誰のものか」ということが
書かれているのです。
柳澤さんは いのちはその人に関わったみんなのもの
と書かれています。私もそう思います。
柳澤さん自身は、原因不明の病気で寝たきりのうえ、絶え間ない激痛で
それを看病する家族も体力、精神力も限界になったとき
点滴をはずして、死なせてほしいと願ったそうです。
身動きできず、一人で死ぬこともできない自分を呪ったそうです。
その後、偶然に効く薬が見つかったのですが、
そんな経験から「いのちはだれのものか」と考えるようになりました。
さて、「今日の日はさようなら」ですが、耕太は余命3か月と宣告された後
荷物を整理し、笑顔をわすれないでと家族手紙を書き
(↑ これ、書いただけで泣けてくる)
最後の決断を自分でします。
これって、決断はひとりでしているけれど
(家族にはさせないという優しさ?)
耕太のいのちは自分だけのもじゃないこともわかってるのではないでしょうか。
うまく言えないのですが
わかっているからこそ、残りの日々を自分のためではなく
大切な人のために過ごしたのではないでしょうか。
父ちゃんが 「うちに生まれてきたことが親孝行」(← 泣かすナッシー)
というように、生まれた時から命はみんなのものなのじゃないかなと思いました。
それと、同じ著者の本の中に、
遺伝子の突然変異はどこで起こるかわからない
(↑ 耕太の病気はどうかわからないですが)
ある障害が自分に起きても不思議はないのに、
自分ではないあの人が引き受けてくれているんだと考えているとあります。
いつも、こんなこと考えている訳じゃありませんが、
このようなドラマを見ると 「そうだ、ちゃんと生きていこう」と
思いますね。
これは、全ての親の気持ちですね。人の寿命はそれぞれだし・・・。
でも、耕太が生まれてこなかったら、今までの、様々な思い出は何もない。生まれてきてくれてありがとうという気持ちですよね。
確かにそうですね。命は自分だけのものではないのですよね。
父ちゃんの 「うちに生まれてきたことが親孝行」と言う言葉、本当にいい言葉です。
ああいうドラマを観ると、自分のことをもう一度考えさせれれます。
そして、マープリストさん同様「ちゃんと生きて行こう」って思います
ドラマや本の力は大きいですね
ホントに家に居てくれたことが親孝行でしたね。
残された家族が笑顔でいられるようにと願った耕太を
覚えておきたいです。
今回は実話だったので、なおさらですね。
幸運にも今までやってこられたので、一層ちゃんと
していこうって思っています