07系発 運営日記

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中国高速鉄道の事故解明へ。

2011年07月29日 | 公共交通
 2005年4月25日に日本で起きた、JR福知山線脱線事故から早くも6年がたった今でも、いまだ、いろんなことを叩かれ、ようやく起動にのり電車の設備メンテナンスなどに力を注ぎ、ダイヤ改正などを試みたことが新しい。

 先日、中国の高速鉄道で大事故が発生してから早くも1週間が経とうとするのに、事故解明が未だ進んでいないように見える。今回起きた中国の鉄道事故に対して、いろんなメディアが鉄道省に質問をしているが、私はそれ以前に、「設備メンテナンスの問題」を挙げたい。

 日本と中国の技術を比べれば、だんとつ中国が上を行くだろう。ただ、電車というのは、技術うんぬん言うより、「お客様を目的地まで安全で運ぶ」ことが今の日本の鉄道の目標である。むしろ日本は技術というより、安全第一でその次にお客様目線で何が必要かのパーツを揃え、そのうえで技術を駆使して作っているのが日本の鉄道車両作りである。

 中国はどうだろうか。日本より最短で高速鉄道を作り上げ、設備メンテナンスなどをしていたのかというのが私の目線である。日本の鉄道史は古く、最近でもJR北海道の車両のボルトが外れるという事故が新しい。安全で運ぶ車両が消えつつあるような気がする。

 今回の事故は、信号のトラブルであると中国当局は言っている。日本でもよく信号トラブルで電車が遅延することはよくある。信号系統と連動して、ATSやATPのシステムはどうであったのかを重要視して1日も早く、中国にとっても、遺族にとっても事故解明をして安全第一でお客様を運ぶことをしてほしいと願いたい。

 中国高速鉄道で亡くなられた、皆様にご冥福をお祈り申し上げます。

信号欠陥、数時間後に把握=首相指示で6日目に公表―中国鉄道事故

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