ここでは働きたくないなあ……と大学生が思う業界
最近、大学生の考え方が気楽な方向に進んでいると私は思っています。
そういう私も大学の頃の就職活動を振り返ると、楽な職業を考えていたかもしれません。だけど、大学の頃から「こういうことをしたくてこの会社に入りたい」という考えの方が強かったように思えます。
今日本は「不景気」という漢字3文字によって、職を失う人が大変多くなっています。100年に一度というこの不景気の中で、職を選べることができるでしょうか。
「ぼく(私)はこの職業に向いていない」という自己分析結果が仮にでたとしても、会社によっては、逆に採用される確率が非常に高いかもしれないという見方にも捉えることはできないでしょうか。そういう自分も、今ついている職業は、マッチング度40です。数値で自己分析をしたら大間違いです。会社もSPIなどを通して、分析しますけど一番は、『やる気』です。後は、『コミュニケーション能力』とか『積極的に動ける』といった性格を持っていれば、なお良いのですがここまで、問うとなかなかそういう採用者はいなくなってしまうのです。ここで、私の友人M君の例を出そうと思います。
友人M君とはとても仲良しで、電車で旅をすることがかなりあります。このM君の趣味は電車が大好きで、工業校出身です。県内の大学に行きました。大手企業や中小企業を10数社受けても、採用がなかなかありません。そこで彼は思い切って、趣味である鉄道の会社、JRを受けに行ったのです。見事彼は内定をとり、現在JRに勤めているのです。
先ほどあげたように、職業を選ばずに、自分の好きなことでPRをして入社したのです。私も同様に、大学で学部ホームページ、個人のブログを展開していることをPRして入社しているのです。早い話、『一芸を秀でる人間を企業は採用したい』のです。
特に、マラソン選手やオリンピック選手も、同じことです。そこに企業がのっかってPRをしているのです。こういう好きなことをしつつ企業の利益に貢献できるスポーツ選手は本当にすごい力を持っていると思います。
好きなことができる環境であれば、当然仕事に精もでますし、自分の案件が通った時、人一倍の嬉しさと歓喜があるはずです。好きなことを職業にしてみるのも良い考えかもしれません。これがうまくいくとも限りませんが、『自分が会社に入って何がしたいのか』を採用側は待っているのです。つまり、志望動機を言い換えると『会社でどんなことをしてみたいか』、『会社を選んだ理由』などを聞いているのですから、それらを含めた履歴書やエントリーシートを待っているのです。
後退する景気に負けずに頑張ってください。