日本ワインコンクール2018で、蒼龍葡萄酒(勝沼)の山梨のベリーAが国内改良品種赤ワインで、驚きの金賞受賞です。
なぜ驚きか。
普通のワインだからです。
山梨の酒屋では、どこでも売っていて、樽熟成なので、普通のマスカットベイリAのワインより、ちょっとボディがある、という感じのワイン。
いやあ、嬉しいです。さすが蒼龍さんですね。
蒼龍葡萄酒のワインは、今回たくさん入賞しています。甲州種では4つも入賞しています。
日本ワインコンクールのレベルが低いわけではありません。
このワインは1728円ですが、もっと高い価格のワインが銀賞、銅賞にたくさんあります。
ここからは私見ですが、甲州種とマスカットベイリAのワインは、順位がつけにくい分野と思います。
差が出にくいワインです。
今は、ワイン醸造の設備がよくなり、作っている方も真剣です。昔はもっと牧歌的というか、お土産ワインもあったり、兼業ワイナリーだったり。
昔を否定するわけではありません。
甲州もマスカットベイリAも格段にレベルがあがり、差が出にくくなっている。
山梨でも見たことも無いような新設ワイナリーが、入賞しています。調べると、最新の醸造設備があり、納得してしまう。
誰でも上位入賞のチャンスはある状況と思います。
話が逸れてしまいましたが、蒼龍さんの金賞受賞ワインは、よく出回っている日常ワインです。
そういうワインが金賞を受賞すると嬉しいですね。
蒼龍さんは金賞を受賞したからといって、値上げもしないし、販売店を限定するわけでもありません。
そういう社風も素晴らしいワイナリーです。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#soryu