山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

シャトージュンの一升瓶ワイン

2015-07-11 16:12:58 | ワイナリー訪問記

シャトージュンは、アパレルメーカー「JUN」が所有するワイナリー。

アパレルメーカーがワイナリーを所有するのは、日本ではJUNだけですが、世界では普通です。

フェラガモは、イタリアに大規模なワイナリーを所有し、ルイヴィトンは、モエ・エ・シャンドンやブーブクリコ、CHディケム、コニャックのヘネシーも所有しています。

世界では、ブランドイメージとして、ワイナリーを所有したり、アパレルに限らず、富豪のステータスとして、所有することが普通にあります。

世界的な大富豪のロスチャイルド家は、ボルドーの五大シャトーのラフィットとムートンを所有(別々のロスチャイルド家ですが)しています。

話は大きくなりましたが、シャトージュンは、ブランドイメージの目的もありますが、地元に根付いたワイナリーです。

その証拠に、山梨のワイン文化の象徴である一升瓶ワインがあります。

上記のワインは試験瓶ではありません。シャトージュンの一升瓶ワインの白(左)と赤(右)です。

シャトージュンでは、一升瓶ワインはイレギュラーワインで、HP等では公表していません。

葡萄栽培農家の委託醸造で一升瓶ワインを製造して、諸事情で多少余るそうです。

それを分けてもらえることになったのですが、1年のうち、半年くらいは欠品になりそうです。

そういう訳で、ラベルはありません。

また、農家の持ち込まれる葡萄によって、品質に若干のバラつきが出ます。

こちらの方が、責任者の仁林(にばやし)さん。

珍しい名前の由来は、岐阜が発祥で、全国に100人もいないのでは、とのこと。

ご本人は群馬の出身で、公務員からの転身。

同じ勝沼町内の原茂(ハラモ)ワインで4年務めた後、シャトージュンで10年のキャリア。

栽培も醸造も販売もするスペシャリスト。

今は瓶詰めに忙しい時期で、ワイナリーの前には、瓶詰め前の瓶やコンテナがたくさん。

店内には、ワインの他、JUNブランドの服なども販売しています。

勝沼ぶどうの丘センターの中腹にあります。

 

 


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