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寿命時計は、午後8時8分24秒です!

私の平均余命83.846歳(厚生労働省H28年度データ)を24時として、私の生きて来た人生は上の通りです。後残り時間は?

「昭和風景ジオラマ展、金運の御金神社、美顔願いの河合神社」2013.02.28.

2013年03月09日 17時08分19秒 | ぶらり散歩
 梅田の金権ショップで、「昭和幻風景ジオラマ展」のチケットを見かけました。
ジオラマや模型など、ちょっと興味をそそがれる物がありましたので行ってまいりやした。

京都の高島屋で2月28日からの展示なんですが、1月に大阪の難波高島屋でこの展をやっていたんですよね。

もうちょっと、早く知っていれば、京都まで行かなくてもよかったのに、と思ったのでありますが、せっかく京都まで行くのであれば、気になっていた神社、御金神社と河合神社にも行ってみようと出掛けてまいりました。



         



ジオラマ展は、NHKの連続テレビ小説の「梅ちゃん先生」のオープニングで使われていた(私は、このドラマ観てないんですが・・)山本高樹氏の作品展であります。

昭和初期の東京の下町の風景が主で、道頓堀や通天閣などもありました。
本物を縮小しただけのようなリアルさが、凄い、そして、私よりも前の世代の人が喜ぶようなノスタルジックな昭和の街並み、人、人、人・・・

建物の精巧さもさる事ながら、人物の表情、髪型、服装、動きのあるポーズと同じものがないくらい、丁寧に、しっかりと造ってあるのに魅入ってしまいます。

また、その人形の数が半端でないくらい多い・・
建物にあかりが灯り、夜の繁華街が煌めき、酒場で一日の疲れを癒すかのようにワイワイと呑んでいるサラリーマン。

ずーと眺めていると、今にも動き出すような気がします。

         



「梅ちゃん先生の町」
2011年作 W200cm × D140cm × H50cm

         

         「川っぺりの町」
2006年作 W103cm × D93cm × H60cm

お風呂あがりの右下の女性、細かい仕草や表情、カンジがよく出てますよね。



「路地奥の井戸広場 本郷」
2005年作 W45cm × D52cm × H45cm

         



「夢町楽天地」
2007年作 W93cm × D75cm × H70cm

         



高架下の呑み屋さん、左下のお店の中の奥にいる男性、中はご覧の通りポスターや字、机の上のビールやつき出しなど、細部にまでこだわって、雰囲気を醸し出しておりまする。

         

         「ガード下パラダイス 有楽町」
2003年作 W100cm × D37cm × H50cm



電車や中の乗客もリアルに一人一人違っています。

         

お風呂屋さんであります。
男湯、女湯が細部に渡って観れます。

風呂上りに縁側で涼んでいる親子、お浴場のタイルの絵、桶などリアルですね。



         

         「明神湯 大田区雪谷」
2007年作 W85cm × D91cm × H68cm


駄菓子屋さん、今みたいにコンビニがなかった時代、ある意味では、子供たちのお菓子のコンビニだったかもしれません。



         

         「あの日の駄菓子屋」
2006年作 W46cm × D46cm × H45cm


この他、ビデオコーナーがあって、山本高樹氏の人形の製作現場の様子や、下町の路地裏を散歩する処など、人柄の一部が垣間見る事が出来る映像でありました。

路地裏を今時、下駄を履いてカランコロンと音を立てながら歩く様子は、古き良き昭和の初期の時代、この下町をこよなく愛するカンジがよく出ておりました。

っと言っても、この方、1964年生まれなので、東京オリンピックも知らない方なんですけどもね・・・・

この展は、3月11日(月)迄で、晩は20時まで(最終日は16時半まで)やっているそうであります。

入場料は¥800ですが、午後6時からは半額(トワイライトサービス)だそうであります。

京都の方、お仕事帰りにでも寄ってみられてはいかがでしょうか?





     「山本高樹氏のHP(模型日和下駄)」

次の目的地、御金神社に行きます。
ここ河原町から地下道で烏丸まで行き、烏丸通を北に歩き、御池通まで進み、西の二条城方面へ歩いて行きます。

ここからなんですが、Yahooの地図では、古いし、この「御金神社」が載ってないんですよね。

Googleマップだと載っています。
しかし、現場では、なんの表示もないので、迷ってしまいます。

目印は、御池通りの北側で、「京都地方合同庁舎」から東に歩いて次の角(角には自転車屋があります。この自転車屋は、Google マップの映像では、古くて載っていないみたいです。)その角を目印にして北へ20mくらいでしょうか?歩いた所にありました。




「御金神社」でございます。

         

鳥居は、キンキラキンの金色の鳥居でございます。
黄金好きの豊臣秀吉が現代で生きていたら、この神社をもっとハデにして、大きくしていたでしょうね。




         

この神社「おかね」とは呼ばず、「みかね」と呼ぶそうでございます。
本来は、鉱山、鉱物の神で農器具などの金属類の事だそうで、広い意味では、お金なども入るので、現代では、このお金を中心とした神になってしまい、崇め奉られる事になったそうでございます。




         



ですから、絵馬には、お金の事ばっかり、ほとんどが、宝くじなどのロトの願いが多いでありました。

         



         

しかし、絵馬の中には、宝くじが当たったというお礼参りの絵馬があるかと、ちょっと期待をして、探していたのですが、見つかりませんでした・・・・やっぱりネ・・・

この神社、ほんと小さく、マンションに囲まれた一角にたたずんでおります。
境内には、神社関係の人は誰もいなく、おみくじなどのお守りなんかも無人で、金銭箱が置いてあるだけという寂しい神社であります。

奥に「御用の方」というボタンがありました。
だけど、ちょろちょろと人が途切れる事なく、参拝者がありました。
中には、地元の方なんでしょうか、チャリンコで来て、鳥居前で一礼をして参拝している人もおられました。

そういう意味では、地元の人に親しみ、愛されているんでしょうね・・・・みんな、一攫千金を狙っている下心のある人ばっかり??・・・

っと云う事で、私も下心を隠しながら、お願いを致しました。
願い事は、やはり・・・「ロト6」、当然ですね。

\300を金銭箱に入れて、おみくじを買いました。




         



         

「大吉や!・・」










     YouTube「御金神社(2分14秒)」     

さて、ここから河合神社を目指すのでありますが、結構歩くのに遠く、夕方近くになって来るので、バスに乗ろうとしました。

しかし、出町柳方面行きが見あたらないです。
銀閣寺行きはあったんですが、岡崎方面まわりなので出町柳には行く様子もなく、仕方なく、とりあえず歩きました。

ちなみに、河合神社は、下賀茂神社がある「糺(ただ)すの森」の中にあり、出町柳が近いのであります。

烏丸通を北上して、丸太町、京都御苑を通り、今出川通までやっと来たのですが、足が棒になり時間も夕方になって来ました。

今出川通まで来れば、出町柳方面のバスはいっぱい来ると思って、その場ですぐさまバスに乗り込みました。

あー、楽チンであります。
出町柳に着き、急いで、また歩き始めたのですが、Yの字になっている鴨川の右側沿いを歩いて途中、橋を渡ったのですが、河合神社を通り過ぎてしまい、下鴨神社の中ほどで境内に入れたのでありました。

もう一つ手前の橋を渡ればよかったんであります。
広い境内の中で位置がわからず、とりあえず下鴨神社本殿の方へ歩いて行きました。



下鴨神社の大きな楼門をくぐり、中門の方へ行きます。

         



中門を入ると言社(ことじゃ)があり、七つの社に十二支(えと)を守る守護神さまがおられるという事であります。

それぞれの干支の神様にお願いするといいそうであります。

         



         

河合神社に行こうと楼門をくぐると、右手に「相生社(あいおいのやしろ)」があります。



         

縁結びの神様だそうで、人との相性(あいしょう)が良いとか悪いとかいうこの相性、実はこの神社から来た言葉だそうでございます。



また、ここの御神木が二つの木が一つの木になっている処から、「連理の賢木(れんりのさかき)」と呼ばれており縁起ものとされているそうであります。

         



表参道を南へ行くと、「河合神社」が右手に見えます。

         

いろいろと難しい事が書いてありますが、祭神である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、女性の守護神であり、美の神様?っと言われている処から、美顔(願)絵馬なるものが、人気を出しているんですね。

いやー、神様も商魂たくましいですね・・・
河合神社ってひょっとして「かわいい」から来ているとか?・・・・

現代だったら、天才美容整形外科医の方が、神様と呼ばれるんでしょうね・・・



         



         



         



こんなにズラーっと並ぶと、首だけが並んでいるみたいで、ちょっと怖い気もしますね。
さすがに、男性の顔は見あたらないですね・・・あっ、女性の神様でしたよね

美顔になる事は、良縁祈願の為の一つなんでしょうね・・・ご苦労様です。


         



     YouTube「下鴨神社 河合神社(3分43秒)」       

様々な神社仏閣があり、いつの世の時代も神頼みはなくならないもんですよね。
絵馬などに願いを書いて祈願するのは、よくみかけますが、実際、その祈願が叶えてもらったかどうか、別コーナーで絵馬をお礼参りみたいに飾ってあれば、人々の共感を呼ぶんではないかと思うんですが・・・

そして、お寺、神社毎に成願ランクづけなるものをやってみたら面白い気がするんですが、いかがでしょうか・・?
お前は、バチあたりや・・・っと言われるかもしれませんね・・・

今日は、結構歩いたんですが、家に帰ってから、食事をして、ポケットの中の万歩計をとりだしたら、なんと、2が勢揃ろいしているではありませんか・・・わざと、仕組んだんではないですよ・・・なんか、いい予感がします・・・よネ

         










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「まもなく閉館!なにわの海の時空館」2013.02.25.

2013年02月27日 20時01分34秒 | ぶらり散歩

いつもの薬を診療所で貰って、その帰りに今月初めに行ってきました。
デジカメで撮った映像の編集など、面倒臭くて、放ったらかしにしていたら、来月10日に閉館になるとニュースをやっていましたので、慌てて整理している処でございます。

大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」であります。

     


オープン当初に行った事があって、2度目でしょうか?
この時空館、2000年に大阪市制100周年記念の事業の一つとして、建てられたものだそうであります。

市は、年間60万人を入場予想しておりましたが、初年度20万人が最高で、後は10万人を下回るありさま。

毎年赤字3億円を垂れ流して、ご存知の橋下市長が引導を渡したのは周知の事でございます。

問題の菱垣廻船(ひがきかいせん)の浪華丸(なにわまる)の引き取り手がないまま、終わりをむかえるのでしょうか?

っと言う事で、観る事が出来るのが最後になると思い2月1日に行ってまいりやした。
なんせ遠いし、周りは何もない、近くにWTCの「コスモタワー」や「ATC」があるとは言え、この二つも当初の予想をはずして、閑古鳥が飛んでおるしだいであります。

幾分、天保山の海遊館あたりだったら人通りがマシなんでしょうが、この「時空館」も海遊館の隣にでもあれば、まだ人が入って潰される事はなかったかもしれませんね・・。

この天保山界隈から歩いては行けず、海底トンネルで電車か車でないと行けないのであります。

梅田から地下鉄御堂筋線(赤色)で「本町」下車、中央線(緑色)に乗り換え「コスモスクエア行き」に乗り、そのまま終点まで乗って下車します。

この駅でニュートラム(無人車システム)に乗り換えて、次の駅の「トレードセンター前駅」でも行けます。





駅構内の地図であります。
ちょっと反射して見にくいでありますが、現在位置から海に向かって行き、海沿いの遊歩道を歩いて行きます。




         



この駅から海遊館や観覧車のある天保山が見えます。
今日は、天候が下り坂で晩には雨になると言う事で、凄く曇っております。

         



左に見えますのが、「大阪港咲洲(さきしま)トンネル料金所」であります。
天保山からの海底トンネルで、有料で普通乗用車¥100(片道)であります。

このトンネルは、1997年10月17日に開通したそうで、道路(2200m)と鉄道(2400m)が、走っているそうであります。

奥に見えるガスタンクのような建物が、「時空館」であります。
ドーム状のガラスになっており、外壁に4,206枚のガラスが使われているそうであります。

         



遊歩道をブラブラ歩いて10分ほどで着きます。

         

左右に広がっている建物が、エントランス棟で入場口であります。
ここから、地下へエレベータで降り、60mある「海中道」を行くと本館である時空館に着きます。



         



         

この海道の上が海になっていて、所々に窓があり、魚が見られるという趣向であります。
海道の奥にエレベータがあり、一気に4階まで上がり、そこから下へと歩いて行くと云う順路であります。

中央には、ドーンと目玉展示の菱垣廻船の「浪華丸」があります。
4階で降りて、すぐに目につく「フィギュアヘッド」がありました。

1983年に「大阪世界帆船まつり」と1997年に「SAIL OSAKA」に参加した帆船の船首に飾られていたフィギュアヘッドだそうであります。



         



         

階段で3階に降りると、天下の台所と言われた大坂のみなとの発達と海運物流を紹介してありました。

大坂物流の玄関口として当時の地図とジオラマがあります。
大坂は、ベネチアのように周りが水で囲まれているので水の都と言われているんですね。

大坂の最大のお祭りである天神祭りも船渡御(ふなとぎょ)であります。



         



         

海運業が盛んになり大型船も安全に入港出来るように、川の土砂を浚い水深を保つ仕事(川浚え)も盛んになったそうであります。

なんと、その土砂を集めて20mくらいの山にしたのが天保山なんだそうであります。



    「川浚え(2分15秒)

常夜灯で航路の目標となっていたそうです。
今で云う灯台でしょうね。

         



江戸と上方を結ぶ物流システムに菱垣廻船が、活躍をし、大坂から江戸に届けた品々の割合が、次の通りでございます。

         

    「菱垣廻船による江戸への物資供給(2分20秒)」

    「上方、江戸間の海運システム(5分42秒)」    

地方の物資が大坂に集まり、船に乗せて江戸に運んでいたんですね。
だから、広島藩のように年貢米や特産物を大坂で換金して、藩財政の維持をはかる為に蔵屋敷を建てたんですね。



         

江戸との物流拠点となった大坂は、1714年には移入額総額が、現代のお金にすると3274億9872万円だそうで、移出額総額は、1094億8520万円だったそうでございます。

経済の中心だったのが、今と違って夢のような羨ましい時代だったんでしょうね。
その経済の主役をになったのが、菱垣廻船だったそうでございます。

しかし、酒だけを運ぶ樽廻船が出来、水野忠邦の天保の改革で株仲間解散、菱垣は撤廃されたそうでございます。

そんな菱垣廻船の展示であります。



         



全長30m、幅7.4m、重さ90t、帆の広さは18mX20m(たたみ200畳分)、帆柱27.5mで、4階の天上まで目いっぱいの高さです。

こんな物、どうやって入れたのかは、ドームを造る前に入れたんであります。
だから、この船だけを出そうと思っても出ない!

ドームを壊して解体するしか方法がなく、とてつもないお金がかかるそうであります。
だから、引き取り手がないのであります。

これは模型ではなく、実際に海に浮かんで動くそうであります。
実際に海を走っている姿の映像がありました。

    試験帆走浪華丸(1分25秒)」

「浪華丸」の乗組員の役割や荷物、及び構造図





船の横にある菱形模様から、菱垣と呼ばれ、波からの船の強度を高める為とか、ただのデザインだとか、積み荷が崩れないようにしていたとか諸説あるみたいであります。

         



         

後部にある舵の部分であります。
巨大な舵を、人で動かしていたとは驚きですね。



         

左のブリッジから乗船出来ます。



左手に船内の入り口順路があります。
この階段を降りたこのスペースは、たぶん荷物でいっぱいになるんでしょうね。

         

出入り用のはしごが、ここにあるのは先ほどのスペースに荷物がいっぱいになり、出られないからなんでしょうね?

奥にあるのが舵ですね。



かくろ」と言って、帆の上げ下ろしや荷物の積み込みなどに使うそうです。
漢字が難しい・・・出ない・・・・

         



航海の安全を祈る為に神棚があります。

         

ここからもう一段、下へ降りると、船底に当たり荷物がこのようにあるみたいですね。



もうこの施設も来月(2013年3月10日)で閉館になるわけですが、確かに、これだけの物を処分するには、もったいない気もしますし、歴史的資料や機材なんかは、大阪歴史博物館にでも展示をすればよいのではと、個人的に思いますね。

1983年の企画決定から完成した2000年7月までの17年間、様々な人や委員会で討議して造った代物が、まさかの13年で廃止になるとは夢にも思わなかったでしょうね。

このデカイ船は、歴史的に菱垣廻船としては貴重でしょうが、実物でなくても半分か、3分の1のスケールモデルでも良かったかもしれません。
しかし、コレ、どうするんでしょうかね・・・・

個人的には、博物館としての歴史的価値は充分にあると思いますが、場所が大阪歴史博物館みたいに市内のど真ん中だったら、こんな事にはならなかったかもしれませんね。

でも、大阪歴史博物館もあんまり人が入ってないですけどね・・ここは、隣がNHKのでかいビルがあるので、まだましかもしれません。

この時空館もせめて、天保山の海遊館の隣にでもあればネ・・・・
もう閉館まで残り少ないので、大阪の方は一度くらい最後に、ご家族で行って見られてはいかがでしょうか?

     MBA「まもなく閉館 海の時空館(菱垣廻船 浪華丸)6分35秒」

     








     HP「なにわの海の時空館」


日記「2013年3月11日」のコピー

   「なぜか、これで最後と言うと、人は飛びつきたくなるのか?ネ!」

「なにわの海の時空館」が、3月10日」で閉館となりました。
10日朝の朝刊によると、近畿圏内から結構な人が押し寄せて、繁盛したんですが、「これが最後!」っと言う言葉に弱いかな来られた方だと思います。

お怒りの橋下市長さんで、閉館となったわけですが、時代なんですよね。
これが、景気のいい東京だったら、まだ、残っていたかもしれません。

ロマンを感じるこの館で、決して悪くはないのですが、如何せん、大阪の人は、夢とか歴史芸術には、興味がない人が多く、実質的、身近な事しか興味がないので、大阪人の気質を考えてこれから、造る時は、工夫して造らなければならないという教訓ですよね。

この館、閉鎖になっても警備費が年間5000万もかかるそうであります。
あー、大変や、なんにしてもお金、お金・・・・現実は厳しいですよネ・・・


       3月10日朝刊記事
       



          2017.7.20. 読売新聞 夕刊記事

          

 


    




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「久保修 切り絵の世界展(紙のジャポニズム関西篇)」2013.02.17.

2013年02月17日 04時24分53秒 | ぶらり散歩


  「久保修 切り絵の世界展(紙のジャポニズム関西篇)」

切り絵とは面白そうなので、梅田にあります阪急うめだギャラリーへ観に行って来ました。


入口付近

         
         出口付近

まぁ、どうみても切り絵とは思われない細密さで、版画のコントラスさ、ジオラマのような立体感、そして、ステンドグラスのような色彩がそれぞれ合わさっているような感じがして、この方の独特の世界観を醸し出しているような気が致します。

近づいてみると、切り取り部分が手作りだとわかります。
でも、離れて観るとぜんぜんわかりません。


2006年作「盛夏」

         
         Times Square,NY


2011年作「明石鯛」


ビデオコーナーがあって、製作中の様子が映し出されているんですが、まぁ、細かい作業の連続で、根気のいる作業であります。

もともと学生時代の建築科にいた時からこの切り絵を始めたそうで、独学で自分の世界観を作品に造られたそうであります。
手先も器用で、プラモデルなんかも好きで造っていたという事でございます。

大阪の街の作品もいっぱいあって、親しみが湧きます。
私の家の近所の鴻池新田会所なんかもありました。

開催期間も短くて、明日18日までだそうです。
お近くの方は、一度行ってみられてはいかがでしょうか?





    「久保修オフィシャルサイト」





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「ホキ美術館名品展」阪急うめだホール2012.12.25.

2012年12月27日 06時32分49秒 | ぶらり散歩
「ホキ美術館名品展」であります。
超細密画と言いましょうか、超写実絵画展であります。

以前からこのホキ美術館の事は、気になっていたのですが、今回、大阪に巡回展をしたそうで、楽しみにして行きました。

ホキ美術館は、千葉市にあるという事で、ちょっと、関西からでは遠いので、諦めていたんですが、地元で観られるなんてラッキーであります。

普通、絵画っていろいろ講釈を垂れる方もいらっしゃって、難しいと思われる方も多いと思いますが、この絵画は、論より証拠、誰が観ても、「凄い・・!」っと驚く事でしょう。

どう観ても写真に見えるような色彩の写実、凄いの一言であります。
このホキ美術館は、館長の保木将夫氏が、写実絵画の魅力の虜になって収集、また画家さんたちを育てているそうであります。
もともとは、文具小売業を営んでいた方だそうであります。

超細密画は、ちょっと離れてみると写真展のような気がしますが、5cmくらい近づくと絵の具やタッチがわかり、絵なんだと気がつきます。

モノクロの絵は、ホント写真のようで驚きます。
昔の西洋画で、ルーベンスとか静物画などの写実画などは、タップリと絵の具が山になるくらい載っておりますが、こちらの絵は、薄く延ばしたカンジでしょうか?

まぁ、でも驚きますね。
たいがい美術館では、女性が多いのでありますが、こちらは、男性が多く感じられましたね。

男性に人気があるんでしょうか?
たぶん、モデルの女性の絵も多く、美人画なんですが、それ以上に、肌の質感や、みずみずしさ、柔らかさが男性の心を打たせるからなんでは、ないでしょうか?


     森本草介 1998年作 「横になるポーズ」




     島村信之 2010年作 「響き」



     青木敏郎 2009年作 「椿・レーマ杯・染付皿」



     五味文彦 2008年作 「ひとみ」



     五味文彦 2010年作 「林檎のある静物」



     生島浩 2005年作 「Card」



     野田弘志 1998年作 「掌を組む」



こうゆう細密画は、好きなんでありますが、なぜか、心に残らないと言うか、あまりにもリアル過ぎて、写真展を見ているようで、絵の奥行きと言うか、幅が感じられないと申しましょうか?ちょっと、妙な感覚が致します。

ちょっと、違うかもしれませんが、CGのリアルさと似ているかもしれません。

写真というのは、見たまんま、そのままの姿ですよね。
絵画というのは、その画家さんたちが、思いを込めて、自分が見た主観で描いているので、それが観客に想像させ、楽しむのが、奥行き、幅のような気がするんですが、この細密画では、立体感がなく2Dのような気がします。

中には、スーラのような極小点描写でリアル感を出されている絵?もありましたが、やっぱり、これは観る側の好みなんでしょうね。

しかしながら、一作一作に、長い時間、一年に一作くらいでしょうか、かなり根気と情熱がないと描けないでしょね。

関西の方は、今月30日までだそうで、この機会に一度、行かれてみてはいかがでしょうか?

  「ホキ美術館」HP






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「阪急百貨店リニューアルと大阪駅(時間の広場)フラワー・アート・ミュージアム」2012.10.31.

2012年11月02日 05時15分53秒 | ぶらり散歩
梅田百貨店戦争のまた火種となる阪急百貨店が、11月21日にグランドオープン、10月25日に一部先行オープンしました。




京都、神戸の阪急を閉めて、この梅田で勝負という意気込みであり、背水の陣の阪急のせっぱ詰まった賭けなんでしょうか?

余談ですが、せっぱ詰まったというと、近鉄の阿部野橋ターミナルビルの中に入る近鉄百貨店(建設中)もそうなんでしょうね。

このビルの高さは、横浜のランドマークタワーを抜いて、高層ビルでは、日本一だそうであります。

ちなみに、建造物としては、東京スカイツリー、東京タワーの次の第3番目、そして明石海峡大橋、ランドマークタワーと続くそうであります。

その阿部野橋ターミナルビルは、2014年に竣工だそうで、60階に展望台があるそうであります。

不景気の大阪に、この百貨店戦争はどうなんでしょうね?
全部共倒れにならなきゃいいのですが・・・

話戻って阪急なんですが、東西コンコースも3年ぶりに開通したので、大阪駅から東通商店街へ真っ直ぐに行けるのは、便利になりました。

南北のコンコースも綺麗になりましたね。

         

32番街も以前のように昇れる事になりましたので、行ってみました。



         



         

1977年にオープンしたこのビルは、当時の梅田では32階と一番高いビルで、よくここから眺めたものでありました。

通路など昔と同じですが、ここから眺める風景は、ガラっと変わりましたね。

このビルから降りて、隣の百貨店に行きました。



9階に行くと、吹き抜けで広い空間を持ったイベント広場がありました。
ここで、ちょっとしたファッションショーや演奏会など多目的にイベントが出来るそうであります。

         



         




この日は、4人のグループ(名前はわかりません)が、生歌をやっておりました。

         



         

13階が屋上広場で、15階に行くとオフィスタワースカイロビーがあり、眺めのいい広いロビーがありました。



         



         



         

道や通路がわからなくなって来て、どんどん変わって行く梅田にちょっと寂しく思ってしまいます。

大阪駅の「時間の広場」にて、10月29日から11月11日まで、フラワーアートミュージアムと題して、月別の花壇を観て来ました。



         

時間の広場ですから、切符はいらず無料であります。
なかなか、無料でこれだけ見られるのも、そう多くないでしょう。

夜なんか、酔っ払いに花をもぎ取られないかと心配でありますが、警備員があちこちに配置してありました。

なかなかなもんで、写真を撮る方も多く、駅ビルの建物をバックに撮るとイイかんじであります。



         



         



         



         



         



         



         



         



         



         



         



 11月11日(日)までだそうで、お近くの方は、行ってみられてはいかがでしょうか?

YouTubeにも動画をアップしました。
花壇の方は、ちょっと失敗をしまして、阪急だけであります。
8分とダラダラ画像でありますが、お暇な方はどうぞ!
 
  YouTube「阪急リニューアルオープン」

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2013年6月4日付の新聞記事です。







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