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私の平均余命83.846歳(厚生労働省H28年度データ)を24時として、私の生きて来た人生は上の通りです。後残り時間は?

「ルーヴル美術館展」京都市美術館 2015.07.25.

2015年07月25日 22時00分00秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ
7月25日(土)


         「関西にも来ました、ルーヴル美術館展」


東京から巡演で来ましたこの展が、京都市美術館で6月16日から開催されております。
東京では何十万人の来場者数で、たいそう賑わったという事であります。



                    





昔、2005年に同じく、ここ京都市美術館で「ルーヴル美術館展~19世紀フランス絵画 新古典主義からロマンス主義へ~」をやっておりました。

                    





アングルの「泉」が、デッカイ絵でほぼ等身大の絵画だったのを記憶しております。

                    

2008年には、神戸市立博物館で、「ルーブル美術館展 フランス宮廷の美」と題した展を観に行った事がありました。

当時の宮廷工芸美術品やマリー・アントワネット関連の衣装などがあったよういに思います。

贅沢が人生みたいなマリー・アントワネットの数奇な生涯が、人気を博していたように思います。

最後は、ギロチンで処刑され、自らの首を又の下に置かれ、見せしめになったと聞いておりました。

他、2009年にも「ルーヴル美術展 美の宮殿のこどもたち」と題した展が、国立国際美術館(大阪)でやっておりました・・・・これは、私、行ってないと思いますね。
28万人の入場者数で、人気だったそうであります。

ルーヴル美術館展や、オルセー美術館展とかっと言うと、ミーハーな人たちでいっぱいになるんですよね・・・・私も、その一人ですが・・・・

そんな、今回の「ルーブル美術館展」の目玉の出し物は、フェルメールの「天文学者」であります。






数少ないフェルメールの作品(30数点)の中から、初来日の作品であります。
フェルメール独特の左の窓からの光のマジックはお馴染みであります。

フェルメールブームが、若干下火になって来たように思えるこの頃ですが、私が行った時も、普通に人だかりもなく観られましたね・・・・

っと言うよりも、会場の最後近くに展示してあったので、ここまで観るのにけっこう時間がかかって、疲れて足が痛くなって来るんですね。

そうゆう意味もあって、あっさりと鑑賞された人も多かったように思えます。
フェルメールでも一番人気の「真珠の耳飾の少女」だったら、足の疲れも感じなかったでしょうけどね。

余談ですが私、この絵を観たんですね・・・なんと2000年に大阪市立美術館にフェルメール作品が、5点も来たんですよね。


                    


「真珠の耳飾の少女」「聖プラクセディス」「天秤を持つ女」「リュートを調弦する女」「地理学者」の5点が、おしげもなく来たんですね。




                    



しかも、東京からの巡演じゃなく、大阪だけの5点ものオンリー展示だったんですね。
他、名古屋もフェルメール展をやっており、2点くらい?でしたでしょうか。

だから、勝手ない人だかりの山で、大阪市立美術館が大混雑でありました。
たぶん、全国からこの絵を見たさに、集まったと思います。

メインの「真珠の耳飾の少女」は、人の頭ごしでないとなかなか間近で見られなくて、そして絵が小さい・・・・なんとか、順番で前まで観た時は、意味深な振り向き顔とデカイ真珠が印象的でしたね。

ここの美術館では、この時が一番人が多く集まったいい時代だったかもしれません。

それに比べ一発屋の大阪市立美術館に比べ、ここ京都市美術館は、コンスタンスにいいものを持ってきますね。

だから、けっこうここの美術館へは私、来てますね。
「ルーベンス展」もよかったし、モナリザに匹敵するくらい美しいとされるダ・ヴィンチの「白貂(はくてん)と抱く貴婦人」など、興味深いものをここでやっていたのを覚えています。






今回は、「ルーヴル美術館展 日常を描く 風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」であります。

                    


この展と同時に、「マグリット」展もやってるんですね。




                    

このマグリットのだまし絵みたいな物も面白いんですが、十年くらい前に姫路市立美術館で観た事があるので、今回はやめました。


-------- 後日 産経新聞に出てました  ----------------------------------------



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今回この「ルーヴル美術館展」で、一番気になる絵が、クエンティン・マセイスの「両替商とその妻」でしょうか。





なんとも隣の奥さんが、旦那の天秤でお金を測っている様子を、じーと見ている姿が印象的ですよね。

祈祷書を読んでいる最中に、もくもくと仕事をしている夫が気になったのか、なんか言いたげにみつめていますよね。

「ちゃんとごまかさんと間違いなく測りや・・・」または、「そのコイン、ニセ物やないやろね・・・」とか、「今晩、何食べる・・・?」なんて、夫婦の会話をしているように思いますね。

この奥さんのうつろな目がいいですね・・・日常的でアンニョイな雰囲気で・・・
また、下の鏡らしき物に映っている人影が気になる処ですが、お客さん?祈祷師?・・

                    


次に、ジャン=バティスト・グルーズの「割れた水瓶」





美しい少女が、衣服ははだけ、割れた水瓶を持ってたたずんでいる様子は、いったい何があったの?・・・っと誰もが想像してしまうでしょう。

しかし、髪の毛は乱れていないんですね。
水瓶が純潔を意味するので、自ずと下衆に想像してしまいます。

でも、初々しい肌の透き通った描写や愛くるしい顔立ちは、印象的ですよね。
デュ・バリー伯爵夫人の注文だそうで、娼婦からルイ15世の寵妃の自分を描かせた?・・・っと言う噂もあるそうであります。


                    


当時は、絵画か彫刻か、どちらがエライ・・・・みたいな事を言われていたそうで、立体的に、どこの角度からも観られる事が出来る彫刻に対して、ティッツアーノは、鏡を用いて後ろの部分も観られるようにしたそうであります・・?

結構、評判が良い絵で、この絵でティッツアーノも注文が殺到したそうであります。
でも、この絵の美しい女性・・・なんか、私には、肩幅の広さや腕の太さなんか、ニューハーフのような男のように見えます。

決定的なのは、薄らと髭を剃ったような影があるのが、なんか・・ねぇ・・・
現代、こうゆう男性いますよね・・・?





ヘリット・ファン・ホントホルストの「抜歯屋」この当時は、免許がなくても歯を抜く事が出来るそうで、その抜歯中に左の男が婦人の籠の鳥を盗もうとしている。

これって、婦人以外スリ集団で、抜歯を見世物にしてるんですね。
患者の眼がおかしい・・・・うそポイ!

フランスでは、「歯抜き屋のように嘘をつく」っと云うことわざがあるそうであります。
そして、同じような絵が、ニコラ・レニエの「女占い師」ですね。


                    


占い師と隣にいる老婆は、仲間で占いをしている間に、見てもらっている女性の財布のひもを取って盗もうとしている。

さらに、奥の男性が、盗人の鶏を盗もうとアピールしている。
「占い師を信じると、何もかも失う」という教訓絵画だそうであります。

でも、盗人の上前をはねるなんて、笑ってしまいますね。




ジョゼフ=マリー・ヴィアンの「アモルを売る女」、アモルとは、キューピットの事でアモル=キューピットと呼ばれているそうであります。

恋のキューピットを売る女性が、キューピットの羽根をつまむという持ち方が、雑で、「奥様、このキューピットは、いかがでしょうか?」っと言っているカンジでありますが、このキューピットの顔がかわいくなく、そして、なんと腕を交差しているんですね。

これが、この絵の物議を醸しだし、キューピットが下品なマネをしていると評判になった絵なんだそうであります。

籠に寝ているキューピットは、かわいらしいでしょうけど、たぶん、この女性は、下品なキューピットを早く売りさばきたかったからなんでしょうか・・ね?

他、沢山の見ごたえのある絵画がズラリとあり、足が棒になるくらい、2時間はかかりますね。

絵の光沢がすごく、これCGじゃないの・・?っと思えるような絵画(マリヌス ファン レイメルスウァーレ「徴税吏たち」)や、光が明るくもなく暗くもなく、部分的にはっきりと映し出す調光、写真では絶対に表現できない画家の思いがこもった光のマジックが、面白いであります。


                    


ピントがあっている処とない処、立体感とは別に作者の意味があるんですよね。
そんな事を想像しながら観ると、時間がすぐたってしまいます。



関西地方の方、京都に遊びに来られる方、9月27日迄ですので、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?


お子さん連れの家族もおられましたが、やはり小さい子にはわかりにくく、展示絵に指をさして親に聞いている姿が見受けられます。

すると、係員が目を子供にくぎ付けになって追っかけております。
万一の事があったらと、係員も大変であります。

紙に模写や、筆記も鉛筆でないとダメであります。
本物のルーヴル博物館では、大勢で子供たちが座って自由に模写したり、と身近に感じているのが、日本ではそうはいかないんですよね。

あー、私も死ぬまでに、ルーヴルとオルセーだけで二週間くらいかけてて、気楽に自由に観てみたいもんであります。

音声ガイド(\550)を聴けば、展示物横の小さな文字で書かれている解説文を目を凝らして観なくても楽であります。
解説文に載っていないエピソードなんかも聞けるので、お年寄りには便利な道具であります。



売店でお土産品を買いました。

                    



                    


以上です(^-^)




          「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス

「だまし絵Ⅱ展」(兵庫県立美術館)2014.12.18.

2014年12月23日 22時00分00秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ
12月23日(火)


       「だまし絵Ⅱ展」(兵庫県立美術館)


以前金券ショップで買っていたチケットが、そろそろこの展の終わりに近づいて来たので寒い中、行ってまいりました。

全国各地でこの冬一番の低温記録を出している中で、神戸もチラホラと雪が舞っている景色がみられます。



そんな中、美術館内は人も少なく、ゆっくりと観るにはイイかんじであります。
東京、名古屋、神戸と3都市で2009年に開催されていた時のPart2であります。

                    

一言で言うと、脳の錯覚を利用して楽しむという趣向のものであります。
エッシャーのような物や、凹凸を利用した錯覚や網膜の残存を利用した物など、お子さんと観ても楽しめるものであります。

その展示物の中で、やはりメインとなる展示物「パトリック・ヒューズ<広重とヒューズ>は、これはどう観ても立体に見えるんですね。



近づいてみると後ろの景色などが出っ歯ているんですが、なるほどっと思っても、あら不思議、やっぱり逆に見えて、あえてじーっと頭の中で、平面に見ようとしても、かなりしんどいんであります。

                    


遠近法で脳は、遠くて小さい物は、奥の方に凹んでいるように想像しちゃうんですね。
それをあえて、出っ歯らす事により、脳がパニック状態になり、不思議な立体感に見えちゃうんですね。

これは凄い、この展一番のお勧め作品だと思いますね。
一日観てても飽きないカンジがします。

二番目は、針金で造った「蚊」と「とかげ」の作品でしょうね。



針金自体は、蚊やとかげには全然見えない、ぐちゃぐちゃの物なんですが、これもアラ不思議、ある方向から光を当てると、影が、蚊やとかげに見えるんですね。

                    



特に蚊なんかは、繊細な脚の様子やその足の影までも表現していて、影の影であります。
こうゆうオブジェ、商品にしたら売れると思うんですけどね。

同じ影なんですが、ぐじゃぐじゃのオブジェからある角度で鏡に映った物を観ると、グランドピアノに見えるのもありました。

                    

面白いですね・・・人間の錯覚って・・・
日常でも錯覚ってよくある事で、例えば、天井のシミが人に見えて心霊現象と思ったりとか、走っている車のタイヤなんかも、高速回転しているとタイヤが逆に回っているように見えるのも錯覚ですよね。

そうゆう意味からすると、犯罪現場で犯人を見た!って証言しても、人間の一瞬の観察力っていい加減なものなので、赤い服なんかを着ると、その色が目に焼き付いて顔なんかは、はっきり記憶してないそうです。

そして、この展でもやっておりましたが、明るい色は近くに脳が想像し、暗いと遠くに思ってしまうそうであります。

顔がブサイクで歳とっていても、明るい原色を着ると若く見えるとか、ハゲている人は口髭を生やすと、そっちに人の目が行き目立たないとか・・・いろいろ、錯覚を利用した日常ってありますよね・・・化粧なんかは、その最たるもんでしょう。



ここでのこの展は、12月28日までで、来年1月10日からは、名古屋市美術館で開催されるそうであります。













お暇な方は、どうぞ・・あ、そうそう音声ガイドを使うとわかりやすいのでお勧めですね。
最近の音声ガイドは、画面付なので、映像も見れるようになっております。

¥520です。
以前より20円値上がっております。






          「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス

「クラーク・コレクション展」兵庫県立美術館 2013.07.31.

2013年07月31日 22時00分00秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ


7月31日(水)

       「クラーク・コレクション展」



           



           

だいぶ前になりますが、7月5日に兵庫県立美術館で開催をしている「クラーク・コレクション展」へ行って来ました。

ルノワールの作品が、22点もあるという事で興味が注がれたわけであります。
誰もが知っているルノワールは、女性美の美しさ、柔らかさ、暖かさ、瑞々しさが一番印象に残る印象派画家であることは、周知の事ですよね。

晩年は、リュウマチで筆も指にくくりつけて描くなど、痛々しさが、絵に出ているような気がしてあまりこの頃の絵は好きではないですが、アリーヌ・シャリゴ夫人が描かれている絵は好きでしたね。

今回の展では、出ておりませんでしたが、22点、それなりに楽しめる作品でありました。

ただ、ルノワールは、この展の目玉なので、ラストのコーナーに展示されており、ゆっくり展を観ていると、ラストまで足がもちません。

だから、どこの美術館、博物館もそうですが、最初のコーナーでじっくり観る人が多く、人だかりになって、なかなか観れないのでありますが、ラスト近くの展示は、意外とスムーズに観れるんですよね。

立ちっぱなしなので、疲れてじっくり観てないんですよね。
大体、ゆっくり見て2時間くらいかかりますので、言いたいのは、メインをラストに持って展示するな!っと展示企画者に言いたいですね。

せめて、中盤くらいに持ってこいよ!っと思います。
コース料理で、さんざん、量の多い前菜を食べさせられて、お腹いっぱいになりかけた時に、メインデッシュを持ってこられるようなものでございます。

もし、この展でルノワールを観たいと期待して行かれる方は、先にラストの出口近くまで足を運んで、観終わったら、最初に戻って観られた方がいいかと思います。




ピエール=オーギュスト・ルノワール作
「鳥と少女(アルジェリアの民族衣装を着けたフルーリー嬢)1882年


           

ピエール=オーギュスト・ルノワール作
「うちわを持つ少女」1879年




ピエール=オーギュスト・ルノワール作
「頭部の習作(ベラール家の子どもたち)」1881年


誰でもそうなんですが、印象派の絵はわかりやすく、綺麗に思うんでありますが、やはり、リアルな写実な絵に目が止まりますね。

こうゆう絵、好きですね。
風景の建物は絵のようで、この女性のリアルさと動画の一コマのような一瞬をとらえたカンジが興味を抱かせてしまいます。

           

ジョヴァンニ・ボルディーニ作
「道を渡る」1873~75


このリアルさで、細部にわたっての表現、雄大な風景画にしばし見とれてしまいます。



デオドール・ルソー作
「ランド地方の農園」1844年~67


これまた、ゲームの3Dに出てきそうな絵であります。すばらしい!

           

この他、ウイリアム・アドルフ・ブグローの「座る裸婦」もよかったんでありますが、ポストカードがなかったんで、興味のある方はHPで観てください



















 「兵庫県立美術館」




          「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス

水木しげるの「妖怪学園」大阪文化館・天保山 2013.07.31.

2013年07月31日 21時59分00秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ


兵庫県立美術館を後にして、阪神電車で梅田まで戻り、地下鉄で大阪港駅(天保山)まで進み、「水木しげるの妖怪楽園」へ寄ってみました。

海遊館の隣にある、旧サントリーミュージアムのあった所の大阪文化館が会場であります。



           

こうゆう展では珍しく、写真撮影、動画アップOKだそうであります。
宣伝効果を期待しているみたいであります。

しかし、フラッシュ撮影とか原画の近接撮影は、遠慮してくださいと言っておりました。
ここの面白いのは、まず最初に真っ暗闇の部屋に通され、部屋中の至る所にスピーカーが埋め込んであり、暗闇の中で、音の恐怖を味わうという想像感覚的な恐怖体験という指向であります。

部屋の中は、暗闇だけで何もないのでありますが、暗闇の恐怖が体験出来ます。
通常生活している中で、光のない真っ暗闇って、あまりないですもんね。

特に町ん中では、何かしら光があるので、何も見えないって、ホント恐怖であります。
そんな10分くらいの体験部屋を終えると、水木しげるの原画コーナーと妖怪たちの像のコーナーに進みます。


YouTubeにこの展の動画をアップ致しました。
ただ、編集をしてなくて、そのままつなげた状態ですので、暗くてわかりにくいかもしれませんが、雰囲気はおわかりだと思います。

長いので、4本に分割しました。
お暇な方は、どうぞ!



     MGE「妖怪楽園(4分15秒)」#1-4


     MGE「妖怪楽園(4分2秒)」#2-4


     MGE「妖怪楽園(4分34秒)」#3-4


     MGE「妖怪楽園(2分47秒)」#4-4


     

           




「天井なめ」
解説「夜、人が寝静まっている間に、長い下を伸ばして天井をなめる。なめた後に、汚い染みを残す。昔の人は、天井に染みが出来ると、それは天井なめの仕業だと考えた。姿を見た人はいないけど、背が高くて舌の長い、凄く痩せている妖怪だと伝えられている。」

           

山童(やまわら)」
解説「河童が秋になって山へ入ると、山童になると伝えられている。山童は、三つか四つの子供くらいの大きさで、全体に赤い毛が生えている。指は5本、まむしのような歯があって、頭は扁平という姿をしているらしい。恐ろしい姿をしているけれど、山仕事を手伝ってくれる親切な処もある。」




あかなめ」
解説「人間の垢を好む妖怪で、真夜中の風呂場に現れては、風呂桶や壁、床の垢をペロリペロリと舐める妖怪。家の中でも風呂場や便所は、妖怪が住み着きやすい所。垢を舐めるだけで何もしないから、清潔にしておけば、あかなめは現れない。」


           

解説「田んぼに現れては、田を返せ、田を返せっと泣き叫ぶ妖怪。泥田坊は元は人間で、荒れ地を耕して立派な田んぼにした働き者だった。でも、病気にかかって死んでしまった。その子供は怠け者で、田んぼは、他人に盗られてしまった。その悔しさと悲しさが、泥田坊っと言う。」



「いそがし」
解説「いそがしとは、忙しいと言う意味で、この妖怪にとり憑かれると、せかせかとして、落ち着いていられなくなる。水木しげる先生も いそがし にとり憑かれた事があって、仕事がひっきりなしにやって来て、目が廻るほど忙しい日々を送った事があるらしい。」


           

「油すまし」
解説「山道で昔、この辺りに油すましが出たらしいと噂話をすると、今でもいるぞーっと言って驚かす妖怪。僕たちが住んでいるゲゲゲの森の村長さんでもあり、とても物知りで、悪い妖怪などの弱点なども教えてくれる。趣味は、将棋。時間さえあれば誰かと対戦しているらしい。」




この妖怪の像たちを過ぎると、日本全国の妖怪地図があります。

           



           

奥に、赤い狭い通路があり、一見、お化け屋敷であります。



           



           



           



           



           



           



           



           

ここからは、冥界ワールドコーナーであります。
死んだらどこへ行くのっという永遠のテーマであります。

日本では、恐山にあるような三途の川を渡ると言われておりますが、世界各地では、いろいろと違うみたいであります。

昔、ツアーで両親を連れて青森の恐山に行った事を思い出します。
そして、三途の川も渡りました。
夏場は、いたこの口よせがあるそうであります。




           



           



           



           



           



           



           



           



           



           



この中国の幽霊、ここのエリアは要注意で、館内で悲鳴が聞こえたらここであります。
なぜかと言うと、この赤いおっさんが、どこからともなく、背後に廻って何も云わずに立っているんであります。

周りが暗いので、気がついた時は、ドキっとします。
怖がりでない私でも、背後に音もなしにスーっと立たれたら、わっ!と叫んでしまいます。

女性や子供たちは、悲鳴を上げますね。
変に、脅かすより、何もしないで背後に立たれる方が、すごい怖い事がよくわかりました。

           

これで終わりであります。
夏休みイベントで9月1日までだそうであります。





    




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「久保修 切り絵の世界展(紙のジャポニズム関西篇)」阪急うめだギャラリー 2013.02.17.

2013年02月17日 22時00分00秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ


2月17日(日)


  「久保修 切り絵の世界展(紙のジャポニズム関西篇)」



切り絵とは面白そうなので、梅田にあります阪急うめだギャラリーへ観に行って来ました。


入口付近

         
         出口付近

まぁ、どうみても切り絵とは思われない細密さで、版画のコントラスさ、ジオラマのような立体感、そして、ステンドグラスのような色彩がそれぞれ合わさっているような感じがして、この方の独特の世界観を醸し出しているような気が致します。

近づいてみると、切り取り部分が手作りだとわかります。
でも、離れて観るとぜんぜんわかりません。


2006年作「盛夏」

         
         Times Square,NY


2011年作「明石鯛」


ビデオコーナーがあって、製作中の様子が映し出されているんですが、まぁ、細かい作業の連続で、根気のいる作業であります。

もともと学生時代の建築科にいた時からこの切り絵を始めたそうで、独学で自分の世界観を作品に造られたそうであります。
手先も器用で、プラモデルなんかも好きで造っていたという事でございます。

大阪の街の作品もいっぱいあって、親しみが湧きます。
私の家の近所の鴻池新田会所なんかもありました。

開催期間も短くて、明日18日までだそうです。
お近くの方は、一度行ってみられてはいかがでしょうか?





    「久保修オフィシャルサイト」







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