カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:全聚徳

2005年06月22日 | 隣人の浮気(その他食物)
=======<特別篇>カレーなる人民 vol.2================

大雑把なのか?細かいのか?わかりません

最初に謝っておくとこの二日間カレー情報を獲得できず、またアップもできずごめんなさい。今から2日間を振り返ります。
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さて、到着初日19日夜の宴会は、北京ということで安易に「北京ダック」に決定。
中国でも最も有名と言える全聚徳烤鴨店の王府井店へ。本当かどうかしらないがブッシュ大統領(お父さんのほう)も座った席で宴会開始。

昔、このお店に行ったときは、アヒルを自分で選びそこに自分の名前を書いて焼きあがると名前が浮き出てくるサービスが印象に残っていた。
今回はどんなサービスがあるかと思っていると、帰る頃に服務員が一冊の手帳と一枚のカードをくれた。
この手帳はというと、お店の創業ストーリーがなんと中国的漫画で描かれているのである。日本でも最近「企業の理念を伝えよう」と創業のエピソードを伝える取組みを行っているが、この漫画はかなり気合いが入っていて総ページ数59ページにも及ぶ。実はこのお店創業が1864年であり、昨年140周年を迎えたことを機にこうした創業の原点を伝えていく活動を始めたとのこと。

さらにもう一枚のカードだが、お誕生日カードみたいなものを開いてみると中には、

「1億15044592」

と書かれている。単位は「匹」

なんと昨年の140周年キャンペーンからの始まりで、今までこの店の繁栄の犠牲になったアヒルたちのナンバーがわかるのである。
昨年までの140周年での犠牲は、どんなカウントをしているのか知らないが、ざっと「一億1500万」。さらに昨年からの犠牲が「44592」で、私の食べたアヒルは115,044,592匹目らしい。ほんとに「らしい」としか言えないのである。またこの数がお客である私にとってどんなメリットがあるかはわからない。とにかく細かいのか大雑把なのかわからなくなってしまった。

そういえば昔1997年の香港返還の時、北京でも返還を祝し数々のイベントがあった。その中には1997年7月1日香港返還の歴史的瞬間を待ちわびるカウントダウン表示が天安門広場に大きく掲げられているものもあった。そう、まさしくカウントダウン。日本なんかでよく見る「あと何日」なんてものじゃない。たとえば、
「7,623,455」
単位は秒なのであった。
返還の数ヶ月前には自転車で通ってもぜんぜ~ん実感できなかったことを覚えている・・・

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