私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

東京 オリジン コーヒー ジェリー キャラメル フラペチーノ

2021-06-30 20:42:02 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

47都道府県、それぞれの場所でそれぞれの地元フラペチーノが楽しめるという企画。

大きなフラッグの真ん中には地元フラペチーノが大きく飾られている。

東京はほろ苦いコーヒージェリーとクリームの甘さが一度に味わえる「コーヒー ジェリー キャラメル フラペチーノ」だ。

フラペチーノはそれだけで考えられたバランスだと思うので、普通ならカスタマイズせずにそのままの事が多いのだが、今回は、ほろ苦さを追加して更に大人な雰囲気でコーヒージェリーを楽しみたいと、エスプレッソショットでカスタマイズしてみた。

1ショットプラス50円。やってみる価値は十二分にあったと思う。

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本来なら、地元だけでなく「夏の旅行先で食べる特別なフラペチーノ」も楽しめる企画になったはずだったのに・・・

愛知の小倉トーストをイメージしたもの、沖縄のちんすこう味、色々気になるものが沢山ある。

特に私はジューシーな果肉タイプのフラペチーノが好みなので、フルーツ味が主体の物は全部気になる。

その中でも「愛媛 すごいけん!キウイフルーツ フラペチーノ」はチャンスがあったら食べてみたい味だ。

それは又将来の楽しみに・・・・

 


香港 (2021.6)

2021-06-29 21:20:46 | なんということはない日常

香港政府が映画の検閲を強化。「国家の安全を脅かす」映画の上映を禁止

香港の映画検閲

 

香港に遊びに行った際には、親しみを込めてりんご新聞と呼んでいた蘋果日報(アップル・デイリー)が廃刊になった事も悲しかったが、香港映画好きの私にとっては、香港政府が映画の検閲を強化した事も大きな出来事だった。

自分の好きな物が全否定されるというのは、それがたとえ海の向こうで行われるものであってもショックは大きい。

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大国なら『映画の1本や2本どーんと来い』と太っ腹なところを見せればいいのにと思うのだが、可愛らしい黄色のぬいぐるみも目の敵にされる位だから所詮無理な話なんだろう・・・

 

 

 


漁港の肉子ちゃん

2021-06-28 21:13:21 | 映画鑑賞

惚れっぽくて、男につくしてそして騙される肉子ちゃん。・・・・その度に娘のキクコを連れて別の街に流れていくことになる母娘。

そんな風にして流れ着いた港町で、親子二人は港に停泊する船に住み、娘のキクコは学校に通い、母の肉子ちゃんは焼肉屋で働いて生計を立てるのだ。

波乱万丈の人生を歩みながらも、口癖が「普通が一番」という母肉子ちゃんに、やや苦笑しつつ、港町での小学5年生時代を過ごす娘のキクコ。

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私は原作小説を読んでいないのだが、アニメだからこその良さを十分に感じながら映画を鑑賞。

肉子ちゃんの波乱万丈の人生は、「普通が一番」などと言う言葉で語る事が出来ない程厳しいもののはずで、肉子ちゃんの誰でも受け入れる大らかさや、娘を思う思いは伝わってきても、実写でその生きざまを見せられると、観る人はその人生のハードさにやはり後ずさりをせずにはいられないと思う。

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小説はその描写や語り口で、読み手は自由に肉子ちゃんのイメージを膨らませる事が出来る。

そしてアニメは肉子ちゃんのおおらかさを前面に押し出すこと事で、そのハードな人生の足跡を優しくオブラートに包み、肉子ちゃんの包容力の凄さだけを感じさせてくれる事が出来る。

穏やかな港町を舞台に微妙な少女時代に差し掛かる前のキクコの日常と、大らかな肉子ちゃんの日常を描くには、アニメという媒体がびったりだなと思いながら、1時間半という時間を楽しむ。

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映画を見ながら、企画・プロデュースの明石家さんまが、子供たちに自分の事を「ボス」と呼ばせているという話を思い出す。

「ボス」と「肉子ちゃん」全く違うようでありながら、何か繋がるものがあるような気がする。

 

 

 

 


ボイス4 第4話

2021-06-27 19:28:01 | ボイス4(韓国ドラマ)

デレクたちが容疑者と目星をつけた女性(スジ)の手首には入れ墨もなく、更には事件当時誕生日パーティを行っていた写真があった事から容疑者から外れてしまい、また一からのやり直しなのだが、犯人と一緒の飛行機でビモドに入った事には違いないと彼らは諦めない。(飛行機に搭乗した人物は全員容疑者という勢いだ)

当初は休暇というスタンスだったグォンジュ達も6か月の間ビモドで勤務するという腰を落ち着けた体制となり、以前ゴールデンタイムチームのメンバーで今はビモドのダイビングショップにいるシム刑事に協力を要請するなど連続殺人事件の犯人を捜す体制は整った。(こんな風にして島を舞台にするとは、新しい展開が必要なシリーズ物ならではの苦労がしのばれる・・・)更に、連続殺人事件は、家族間のトラブルに悩む若者を、SNS等を通じてゲーム感覚で集めていた事が分かり、サイバー捜査に詳しいメンバーも招集されることに・・・・

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海岸で海女の女性が男性と言い争っているという通報が入る。海女を嫌がっていた孫娘の失踪に関係していると思われる男性に刃物を向けていた祖母。祖母は自ら海底に潜り孫娘らしい死体を発見するのだが、孫娘にはない入れ墨の入った遺体は、シム刑事が一緒にダイビングショップで仕事をしていた女性インストラクターのだったのだ。あっという間に彼女が麻薬組織に多額の借金があった事、(麻薬の違法販売に手を染めてお金を持ち逃げしていたらしい事?)などがあっという間にわかり、更には現場にいた怪しい様子の外国人男性が「警察が死体を発見した。拉致したもう一人の女性も処分しろ」などと話していた事から、海女の孫娘が怪しい外国人一味に拉致されているらしいことが分かるのだが・・・・

デレクたちがこの事件に捜査に当たっている間に、あの病院に入院していたスジは、自分がサーカスマンに狙われているのではと恐れグォンジュと連絡を取ろうとする。「病院で男性が歌っていた子守唄を飛行機の中でも聴いた事を思い出した。私を狙って病院までやって来たのでは?」とおびえる彼女に、グォンジュそっくりの姿で近寄るサーカスマン。声色を使い分けるサーカスマンにスジは拉致されてしまうのだ。

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たった一人の妹を殺されたデレクの悲しい過去も、明かされる。養子に行った先で虐待されて、結局二人だけで生きて来た兄妹。妹の遺品の中の手紙から、妹が「自分達は捨てられたんじゃない。仕方なくて別れただけだ」と言っていた自分の為に、こっそりと実の父を探していた事を知るデレク。(両親を亡くして海外養子になったと思っていたのだが、父親は生きていたのか?)

 

4話の内容を取り上げた記事

サーカスマン 目撃者拉致 スンホン 涙の過去


ボイス4 第3話

2021-06-26 20:14:46 | ボイス4(韓国ドラマ)

森の中でいなくなった女性を探すデレクら刑事ととビモドのゴールデンタイムチーム。捜索中、木にこっそりと設置されたカメラとスピーカーの存在に気づいたデレク。

実は、女性が失踪した森は「亡くなった人間の声が聞こえる場所」として有名になった場所。スピーカーは、スピーカーで亡くなった人の声を思われるノイズを流し、遺族から金をくすめる事を目的にしていたユーチューバーが設置したものだったのだ。(噂をチェックし、失踪した女性が亡くなった息子の携帯を利用していた事から、ゴールデンタイムのメンバーは情報を収集、あっという間に怪しいユーチューバーの存在も、女性の息子が学校でいじめにあって亡くなった事も突き止めるのだ。)

しかし、ユーチューバーは女性が野生動物に襲われていた事には関係なく、浮かび上がって来たのは、自分を獣だと思い込んでいるという男性の存在。デレクたちは、地元の人の協力も得て、捜査を続けるのだが、犬を世話する男に拘束されていた女性から携帯で連絡があった事で捜査は一気に進む。ドアの開け閉めの音から彼女がコンテナに閉じ込められている事、さらにはそばに滝があるらしき事が電話のやり取りの小さな音から発覚するのだ。ボイス4らしいグォンジュの活躍で女性の拉致場所が確定されるのだが、不思議なのは、犬を世話する男性が誰かの指示を受けているようなやり取りをしていた事。

「滝はこっちです。」という地域のメンバーの後を続くものの、滝がない方向に刑事たちを誘導する男の怪しい行動から、実際に女性を拉致拉致している男性とある意味共犯だという事を突き止める刑事たち。(野生動物を密猟している男たちが自分を獣とおもっている男性を利用していたのだ・・・)

幼い頃いじめを受け、心を病み、自分を犬と同一視するようになってしまった男性。その思いを感じつつ、今からでも遅くないから罪を償え・・・と説得を試みるデレク。本来なら取調室の中で行いそうな事を、暗い森の中でのアクションとコンテナの中での凶暴な犬との闘いの後で行うのだ。ゴールデンタイムチームのメンバーがデレクに一目置くようになるのも分かる。

しかし、手を緩めないデレクは、拉致されたばかりの女性から「この女性を飛行機の中で見かけなかったか?」と連続殺人の容疑者を探す事も忘れない。ビモド到着後すぐに入院して手術を受けた女性の存在が明らかになるのだが・・・

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3話の内容を取り上げた記事。

スンホン・イ・ハナ 息詰まるチームプレイ

 

 


私が映画を映画館で見たいと思っている理由

2021-06-25 21:51:42 | なんということはない日常

若者のあいだで「批評」と「スポーツ観戦」が不人気な理由

この記事は、今週ネットで見た記事の中で一番印象に残ったものだ。

(既に話題になった「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」というのを深堀再編集したものの一部のようなのだが、この部分だけでも十二分に考えさせられた・・・)

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私が映画を映画館で見るのが好きな理由は色々あるが、その中の一つに「自分が面白くない場面になっても早送り出来ないから」というのがある。

自宅で映画を見ている時は、面白そうだなと思って見始めた映画でも、途中でだれたり、飽きてしまったりする事もある。そんな時は悪魔のささやきが聞えてきて、思わず早送りボタンを押してしまったりする。

又ある時は「面白いけれど、今日のテンションではちょっとこの内容は重すぎる」だとか「面白いけれど、もう切なすぎてみていられない」と思わず停止ボタンを押し、もう二度と再生ボタンが押されない時もある。

勿論、好き嫌いの選択は私の心一つなので、途中で見るのを止めてもよし、好きだったら同じ個所を何度も見ればいいというのは基本なのだが、「なんでもっと広い心で最後まで見られなかったんだろう」とか「もうちょっと我慢して見ていたら、今まで見た事のない世界に連れていってもらえたかもしれない」などと思ったりすることも確かなのだ。

自宅で映画を楽しむ時は、気楽で好きに観られるという利点とともに、気楽であるが故に「自分でも気づかなかった驚きの場面が見られない」という弱点もあると思っている。

映画館ではそうはいかない。勿論面白くなかったら「時間返して・・・・」と心の中で小さく叫び、席を立ってもいいのだが、チケットを購入した事を考え、ケチ根性が頭に浮かび、エンドロールが流れるまでスクリーンを見つめる事になるのだ。

私はストーリーが面白くなかったりすると、衣装を見てみたり、小道具を見て見たり、はては画面の端に見えるエキストラの人が転んだりしないだろうか?などと思ったりしながら、なんとかチケット代の元を取って帰りたいと思う。

実際にそうして面白かった事もあるし、やっぱり結局面白くなかった事もあった。ただ、そういう事も含めて全部面白いと思ったりしていたのだが・・・

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なるほど・・・私のそういう行動そのものが、無駄、いや無駄以上の損害という考え方もあるんだな・・・となんだか目からうろこだった。

 


私的オリンピックの思い出

2021-06-24 20:51:52 | なんということはない日常

オリンピックが始まるまであと少し。

記憶に残っている一番最初のオリンピックは、札幌の冬季オリンピックだった。

小学校の低学年「あなたたちが生きている間に日本でオリンピックをやる事はたぶんもうないと思うので、今日は授業をせずに開会式を見ます」という先生の言葉があり、教室の片隅、観音開きの箱の中に入っている白黒でNHKしか映らないテレビのスイッチが入れられ、皆でオリンピックの開会式を見た。
自分たちと同じような背格好の小学生が、風船を手にアイスリンクの真ん中に集まってくる様子を皆でニコニコしながら見ていたのだが、なんとその中で一人が転んでしまったのだ。
それを見た担任の先生が「あの子はきっと転んだ事を一生忘れることはないと思うわ。」と言った事のだが、私はその様子よりも、先生がそんな風に言った事を今でも覚えている。何が思い出になるか分からないものだ。

朝食を食べながら聞いたラジオの生放送は、ミュンヘンオリンピックで快進撃を続けていた男子バレーボールの試合だったはずだ。そしてテロという言葉を覚えたのもこのミュンヘンオリンピックの時だった。

ネリー・キムとの対決で注目されていたナディア・コマネチの演技がなかなか採点されない様子をニュースで見て「スポーツと政治は関係ない」という言葉が建前だと実感したモスクワオリンピック。

「夜に開会式を行えば雪景色にライトが映える演出で盛り上がるだろうに・・・」何故か昼間行われた開会式をニュースで見ながら、アメリカの影響力を実感した長野オリンピック。

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時系列で思い出せるのはこれ位だろうか。仕事が忙しくなると同時に、オリンピックの記憶も薄っすらとしたものになっていった。ニュースは見ていたし、放送があればチャンネルを合わせてテレビも見ていたのだろうが、なんとなく記憶は曖昧だ。

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「ご両親に、皆が生まれた頃に行われた東京オリンピックの時の思い出等を聞いてみてくださいね。」という話を学校で聞いて来たのはミュンヘンオリンピックの頃だったと思う。宿題のようなもので、毎日提出する連絡ノートにその感想も書かねばらない。律儀に両親に質問したのだが、父からは「お前も生まれたばかりで小さかったし、仕事も忙しくて、あの頃は生活するだけで大変だったんだよ。オリンピックなんて関係なかったね。」という素っ気ない返事が返って来た。母は「誰かの助けを借りなきゃいけないような宿題を出すなんて・・・」と先生に対して妙な駄目だしまでしていた。二人とも東京オリンピックになんの思い入れもないようだった。

先生は「自分の国でオリンピックが開かれる事は大変な事なんですよ。」と言っていたはず・・・これでは先生に褒められるような事を連絡ノートに書けない・・・子ども心に混乱し、困った事を覚えている。多分子供ながらに忖度し、「とてもいい思い出だと言っていました」と書いたはずだ。

今考えれば、先生も子供たちにオリンピックというスポーツ祭典の素晴らしさを教えなければならなかったのだろう・・・

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「オリンピックに興味がない」という両親の影響を受け、私もさしてオリンピックに興味がない大人になった。

まだ始まってもいないけれど、この夏の思い出がオリンピック一色にならなということだけは、なんとなく予想がつく・・・

 

 


スンホン ネイバー記事検索 (ボイス4 アップグレイドポイント3つ)

2021-06-23 21:22:04 | ボイス4(韓国ドラマ)

第4シリーズとして戻って来たボイスの、アップグレイドポイントを3つ挙げた記事

一つ目は音に注目した事。

(最初からボイスと言う位だから音に注目したドラマなのだが、見ている視聴者に視覚だけで怖がらせるのではなく、聴覚にも訴えるドラマという事らしい)

二つ目は家族の分裂の危機という事。

2021年 様々な事が起こっている世の中。またコロナ禍の中、虐待や暴力が増えている事について描くために、サーカスマンのエピソードが作られたらしい。(アメリカから兄妹二人で韓国に戻ってくる事になった刑事たちも海外養子ということで家族の分裂に直面している・・・)

三つ目は、突然の展開で、視聴者を怖がらせるという事。(例えば、2話でボイスプロファイラーと連続殺人犯の顔がそっくりだという展開になって目が離せなくなったことか・・・)

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人気シリーズではあるけれども、同じ事をやっていたのでは、視聴者はもう満足しない。常にアップグレードが求めるられるのだ。

私が見たネチズン達の書き込みも好意的な物もあれば厳しい指摘もあった。

「刑事は、アメリカ育ちのはずなのに、英語がそれほどでもない」という書き込みに「あれで問題ない」という反論の書き込みもあったり、「怖くて目を開けていられない」という恐ろしがっている書き込みもあった。

確かに午後11時過ぎにあの映像はかなり恐ろしいはずだ。


ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です 第9,10話

2021-06-23 20:58:52 | ムーブ・トゥ・ヘブン 私は遺品整理士です 韓国ドラマ

実の母親を探すために海外からやって来た若い男性。

子どもを育てられない母によって海外に養子に出された彼。しかし、身体が弱かった事が分かると養父母から十二分な愛情を持って育てられる事の無かった彼。

韓国に戻ってきて実の母を探そうとするものの、韓国語の話せない彼にとって、母国ではあっても韓国で頼る人もいない生活は辛かったのだ。一人静かに息を引き取った彼の部屋を片付ける事になるグルとサング。

遺品を遺族に渡すべく、実の母を探そうとする二人だが、グルの出自を考えると複雑な思いに駆られるサング。しかしグルは自分が養子であることを知っており、「父さんは僕に優しくしてくれました」とサングに淡々ととその事を告げるのだ。

そんな風に父の愛情を感じて育ったグルは、父の納骨を勧める弁護士の言葉を理解できず、家を飛び出してしまうのだが、そんなグルをサングは探しに行く事に・・・その中でグルがどんな風に二人の息子になり、どんな風にして育てられたのかを知る事になるサング。

グルが出来ない事を出来るように努力させるのではなく、グルが出来る事を更に伸ばしていくように、少しでも出来る可能性があることを諦める事なく、少しずつ前に一歩進めるようにそばに寄り添って見守っていた2人。

そんな風に二人の愛情を感じて育ち、母が亡くなった後は、父と一緒に暮らしてきたグル。そんなグルに、父親は遺品整理士としての心構えを一つ一つ丁寧に教えていたのだ。グルに生活の糧となる技術を伝え、優しさを伝えて旅立った父。

変化を嫌うグルが、サングを自分の後見人として受け入れる事が出来たのも、サングと一緒に仕事をしていく中で、何かを感じ取る事が出来たからに違いない。

父親は既に亡くなってしまっているのに、父がどんな思いでグルと一緒に生活をしていたのかをずっと暖かい気持ちで感じる事が出来るドラマだった。

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朝鮮戦争をきっかけに始まった海外養子。その後貧困やシングルマザー等の理由でも海外との養子縁組は行われていたとの事。(ピークは1980年代だったらしい)ドラマや映画でも海外に養子に行った子供たちが韓国に戻ってきて両親を探すというエピソードはよく描かれている。


RUN/ラン

2021-06-22 21:11:32 | 映画鑑賞

薬の服用を欠かす事は出来ず、車いすがなければ日常生活を送る事は難しい女子高生。

母と二人、街から少しは離れた場所に住む彼女は、母が出す課題を家でこなす毎日。そんな彼女の夢は家を出て一人大学生活を送る事だ。大学に願書も出し、郵便で発表が来るのを心待ちにする娘の様子を見ながらも、心配と寂しさを隠せない母親。

やや過剰すぎる母の愛に包まれながら、自立しようとする娘。穏やかな毎日が過ぎているはずだったのに、母から手渡された新しい薬に疑問を感じた事から、日常生活は一気に不穏な空気に包まれるのだ。

薬の正体はなんなのか。。。母が自分に必要以上に執着するのは何故なのか。母が自分に見せる優しさの正体はなんなのか。

たった一つの黒いシミがどんどんと広がり、母に対する疑念が大きくなっていく娘。

表面上は母に従い、疑惑を押し殺して生活する娘と、娘の疑念に気づきながらも、表面上は笑顔で娘の体調を心配する母。

得体のしれない母の愛に慄く娘。制約がある中、場所の広さと移動距離に関係ない緊張感が果てしなく広がるのだ。

 

PC画面の中でストーリーが進むsearch/サーチを撮ったアニーシュ・チャガンティの作品。

制約のある中での得体のしれない怖さを、別のスタイルで見せてくれている。

 

 

 

 


香港 蘋果日報(アップル・デイリー)

2021-06-21 21:13:49 | なんということはない日常

蘋果日報(アップル・デイリー)の幹部5人が逮捕された事がニュースになったのは先週の17日だった。

今年の3月には、22年9月までの手持ち資金も確保しているとの事だったようだが、幹部たちの逮捕から1週間も経たないうちに、事業閉鎖との報道だ。。。

民主派香港紙の蘋果日報、数日中に閉鎖も 

幹部逮捕の際、政府は「取材資料の捜索や差し押さえも出来る」と明言していたようだ。

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蘋果日報(アップル・デイリー)は、香港旅行に欠かせない大事な情報源だった。

街角のスタンドで購入し、芸能情報をチェックしたり、映画の上映時間を確認したりといつも大活躍だった。

ここ数年は、スマホチェックが主流になってしまったので、新聞を購入する機会も減ってしまっていたが、それでも香港旅行の大事なアイテムだったことは間違いない。

今、私の手元にあるのは、2016年4月の蘋果日報(アップル・デイリー)だ。

セントラルに巨大なテントを設営し、そこでレオン・ライがコンサートをするという事だったので、2泊3日の予定で香港に行ったのだが、テント設営に使った中国製の資材が香港の消防法の基準に達しておらず、当日のコンサート開始直前に消防からコンサートの禁止が申し渡され、私が見る予定だった初日のコンサートは中止になってしまったのだった。

結局私は何もすることなく帰国する事になってしまったのだが、手ぶらで帰るのは悔しい。いつもなら購入したりんご新聞は処分して飛行機に乗っていたのだが、この時だけは、コンサートが中止になった事を芸能面の一面で報じている新聞をお土産にして帰国したのだった。

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今度 香港に行っても(それがいつになるかもわからない・・・)街角であのリンゴマークの付いた新聞を見る事は出来ないのか・・・・

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コンサート中止の後日談・・・

香港の消防法はイギリス統治時代の流れを汲んでおり、中国のそれよりも厳しいものだったらしい。

結局コンサートは天井の幕を取り払って行われた。コンサートの音は外に丸聞こえだったらしい。後日見たDVDではセントラルの夜景が舞台装置のように綺麗に映っていた。

 


ボイス4 第2話

2021-06-20 18:20:30 | ボイス4(韓国ドラマ)

今までの事件同様、家庭用のイルミネーションのライトを身体に巻かれた状態で発見されるデレク・チョーの妹。

「身内の事件は捜査出来ないのは、ここでも一緒だ。」とロス市警の刑事でありながら韓国で捜査に就こうとするデレクは当然止められるが、妹と二人異国に養子に出された二人だ。兄であるデレクの怒りはそんなルールの前でもひるむことはない。

グォンジュは、「信じるかどうかは勝手だけれど、犯人は私だけが聞える音を利用して捜査を翻弄しようとした。」と犯人であるサーカスマンも、自分と同じ能力を持っている事をデレクに力説。ただ、メンバーから「彼女はパートナーキラーと呼ばれている」と忠告を受けたりし、すぐには彼女を信じる事は出来ず。

サーカスマンは金浦空港から飛行機に乗ったらしい事が分かり、その行き先がグォンジュ宛の怪しいメールのIPアドレスと一緒のビモド(どうやら架空の地名のようだ・・・)である事が分かると捜査は急展開。

グォンジュは休暇を取ってビモドの警察に向かって捜査をすることを選択。デレクは令状もない状況で空港で捜査を行おうとし、航空会社から該当者はいないと言われながらも、サーカスマンの脱ぎ捨てた黒いレインコートを発見し、グォンジュと同様ビモドに向かうのだ。

しかし空港のカメラの解析から、犯人の顔がグォンジュにそっくりな事が分かると、デレクはビモドの警察の中でもひるむ事なくグォンジュに銃口を向けるのだ。銃口を向け、さらには犯人の手首にあった入れ墨が彼女にもないか確認する素早さは出来る刑事の行動そのものだ。

兄妹の両親を殺害した犯人にも同じ入れ墨があり、更に兄妹は犯人が向かったとされるビモド出身であることが分かる。

謎はビモドに繋がっているのだ。

そんなビモドはどうやら風光明媚なところらしく、(残念な事にドラマの中では真っ暗な森の中が延々と映し出されるだけだが・・・)キャンパーたちにも人気の場所の様子。

そんなキャンパーの一人である中年女性が夜中に獣に襲われたらしいという情報が入る。女性の持っている携帯はなぜか彼女の息子の物。そして女性が逃げ込んだ先は、自分を狙った犬を育てる男性のところなのだ。逃げようとして、自ら犯人らしき者のところに飛び込むというサスペンスドラマらしい展開。

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協力して捜査に臨む事になったデレクとグォンジュだが、彼女を信じていないデレクは彼女を見張りつつ捜査するつもりの様子。

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2話の内容を取り上げた記事

ボイス4 ソン・スンホン イ・ハナ 協力の中 ビモドチーム編成