私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

その男の記憶法 第31,32話

2020-05-15 21:17:01 | その男の記憶法 韓国ドラマ

ハジンが新天地のアメリカに仕事を求めて渡米してから2年。彼女が一時帰国した際に偶然彼女を見かけるも声を掛けることは出来ないジョンフン。

2年ぶりにニュースキャスターに復帰し、海外で傷ついた子供たちのケアをするボランティア活動に専念していたテウンのインタビューをするジョンフンは、彼からもハジンに連絡を取るように諭されるのだが、決心はつかない。

しかし、最終回なのだから、ここで逡巡している時間はない。別れていた2年間、逢えない時間の中でも愛を忘れなかった二人は結局また偶然に出会い、別れを決めたことを後悔していたことをお互いに伝えあい、そして別れないことを誓い合うのだ。

次回作を決めかねていたハジンから相談を受けたジョンフンは、彼女を手助けするために、候補に挙がっている監督たちの演出作品を詳細に検討するという彼らしい真面目さで彼女を応援し、ハジンはキャンプをしたいと流行りのキャンプ用品と買い込み、家の中でありながらもグランピングを堪能。

二人で過ごす日々を記憶でなく思い出にするために、記憶が心の傷にならないようにいい思い出となるようにと毎日を過ごそうと決める二人・・・

*****

見始めた当初は、二人の歳の差がちょっと気になったりもしたが、ムン・ガヨンが演じたハジンというキャラクターがどこか危なげでありながらも可愛らしかったし(特に前半部分、ハジンと距離を置こうとするジョンフンにグイグイと近づくあたりの可愛らしさ・・・)更に姉を全力でサポートすることが自分の仕事というキム・スルギが演じたハギョンというキャラクターもサバサバしていて好印象だった。

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すっきり爽快というコメディタッチの作品ではないけれど、私は前半部分のミステリーチックな展開とラブコメを融合させようという展開も結構楽しかった。

 

 


その男の記憶法 第27,28,29,30話

2020-05-10 18:08:53 | その男の記憶法 韓国ドラマ

雨の中、自分の帰りを待ってたハジンを家の中に招き入れるジョンフン。
自分でも知らぬうちに取った行動に口数の少ないハジンだが、そんな彼女を受け入れ、更に「僕は何があっても別れるつもりはない」と言うジョンフン。
当初、なんの躊躇いもなく彼のそばにいようとしたハジンと立場が逆転したような二人の関係だが、動物保護の宣伝CMにもハジンと一緒ならと参加し、ハジンが自分を避けるような様子を見せても焦ることなく、彼女のそばにいようとし続けるジョンフン。
今までの彼女を避けようとしていた行動とは真逆の様子に、逆に彼の堅い決心が見て取れる。


ハジンを見守る間にも、刑事と連絡を取り、逃げた殺人犯を探そうとするジョンフン・・・刑事の忠告も聞かずに彼と対峙することになるジョンフンは、なんと彼に刺され病院に担ぎ込まれることに・・(その騒ぎの中で・・・ビルの屋上から墜落する犯人・・・・)

自分を守ろうとしてくれたジョンフンの姿を見て、彼と一緒にいることを選ぶハジンだが、そんな中、息子であるテヨンが出版社の担当にまで掛け合ったにもかかわらず、ジョンフンの主治医である教授が書いた本が出版されるのだ。
「僕が主治医でなければ、ジョンフンはあんな状態で精神を病むことになっただろう・・・あんな状態で生きていられるわけがないのだ」という研究者としてのいびつな信念(?)が出版を強行させたのだろうが、当然、本はスキャンダラスな話題となり、ジョンフンの職場である放送局には沢山の取材陣が押し寄せる。

更にそんな最中、あのお金を貰ってハジンにパパラッチを行っていた記者が釈放されて、取材陣の前に姿を現すのだ。

せっかくお互いの気持ちを確認しあう二人なのに、彼がハジンとソヨンの写真などを持ち出し今までの事件の経緯などを語るライブ配信を行ったことで、一気に二人に対する反感が渦巻くことに。。。


「殺された恋人の親友と付き合っているなんて。。。」というジョンフンへの非難
「恋人が殺される前から二人は付き合っていたのでは?」という二人への憶測。
「皆が憧れる初恋の人と思っていたのに、ハジンが付き合っていたのは親友の元彼なんて、幻滅する」というハジンへの中傷。

ジョンフンの主治医だった医師が書いた本の内容と相まって、二人への逆風は続き、ハジンは決まってた仕事の話も無かった事になり、CMに至ってはわけのわからない「違約金」という話まで出る始末だ。

「悪役でも端役でもいい」と仕事を求めるハジンだが、残った仕事はオーディションから始まる海外の仕事だけだった。

「別れを口にしない」と約束した二人だったが、「このまま一緒にいてはだめになる」というハジンの気持ちを察し「一緒にいて君を守ろうと思ったけれど、一緒にいて君が辛くなるなら・・・」とハジンが海外での女優の仕事を選択することを応援するジョンフン。

そして自分もキャスターの仕事を辞し、一記者として働く道を選ぶのだ・・・・


その男の記憶法 第23,24,25,26話

2020-05-01 20:38:56 | その男の記憶法 韓国ドラマ

ハジンの主治医であるテヨンから、親友だったソヨンが亡くなった際に彼女が自殺まえ考えていたのかを聞かされるジョンフン。
あの殺人犯は、「僕は彼女の恋人」と言葉巧みにハジンに近づき、疑うことを知らないハジンは友人の恋のためならと、彼女の部屋の暗証番号を教えてしまったのだ。
(韓国はよっぽどの事がない限り、部屋の鍵は暗証番号タイプだ・・・鍵をなくす心配はなくとも、こんな風に第三者に番号を教えてしまえば、トラブルを誘発してしまうのだ)

亡くなったソヨンのあだ名をカフェで耳にしたハジンはあの当時の記憶がよみがえりそうになるものの、全部がはっきりと思い出せるわけではない。
妹であるマネージャーのハギョンは「バイク事故でお姉ちゃんが入院中にロシアに留学してしまい、その後は音信不通になってしまった」と説明。もちろんハジンは訝しがるものの何が変なのかは彼女も思い出せないのだ。

そんな彼女を「今が幸せならそれでいい」と前向きな言葉で励ますジョンフン。
彼なりの覚悟で彼女を守ろうとするのだが、そんなジョンフンの行動を理解できない主治医であるテヨンの父。
こっそりとハジンを呼び出し、ジョンフンの恋人が亡くなった事を、「真剣に付き合っているのなら、全部知っていると思っていた。ジョンフンがそして君の事が心配なんだ。」と二人の事を心配しているかのように、あっさりと事実をハジンに告げるのだ。
その言葉に嘘はないものの、自分の研究に(しいては自分の上梓しようとしている書籍の内容に有利になるように)有利になるように情報を操作するかのような教授の行動。

殺人犯の男が怪我のために別の病院に転院していることを知ると、無理を承知で面会しようとし、逆に男に利用されて、逃亡のきっかけを与えてしまうのだ。

ジョンフンの存在が自分とソヨンの恋の障害になっていたと思い込んでいる彼。そんなジョンフンを逆恨みし、彼が亡くなったソヨンの親友だったハジンと付き合っていることが許せない彼が逃亡後に向かった先は、なんとハジンのサイン会場だったのだ。

殺人犯の男のと対峙したことで、全てを思い出すハジン。「私がソヨンの事を忘れるなんて・・・」と涙する彼女・・・そしてあったばかりの頃にジョンフンが自分に「ソヨンを知っているか?」と尋ねた事。彼の主治医の「初恋の人が殺されて彼は傷ついたんだ」という言葉から、殺されたソヨンがジョンフンの彼女だったことに気づいてしまう彼女。

自分がジョンフンにどんな思いをさせていたのかを考え、後悔してもしきれない彼女が選んだのはジョンフンとの別れ。「決して別れないと約束したじゃないか」というジョンフンに「どんな顔をして会えばいいか分からない。」と彼の元を立ち去るハジン。

「どうして私を許せるの?」というハジンの言葉に「過ぎたことだから・・・」と答えるジョンフン。

忘れることの出来ない過去の辛さを克服するためにジョンフンが選んだ方法は「過ぎたことだから・・・」と思うこと。

ハジンが過去の辛さを克服するために選んだ方法は「忘れること・・・」だ。

二人とも過去の出来事に真面目に向き合おうとしている素敵な恋人同士じゃないか。

仕事に注力してジョンフンの事を忘れようと努力するハジンだが、心のよりどころだったドラマの話が立ち消えになってしまい、彼女が向かう場所は自分から別れを切り出したジョンフンのところだ。

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ストーカーの殺人犯の男も怖いが、ジョンフンを自分の研究対象としか見ていない教授の考え方も恐ろしい・・・

 


その男の記憶法 第19,20,21,22話

2020-04-24 21:11:39 | その男の記憶法 韓国ドラマ

仕事も休み、拉致されたハジンを探そうとするジョンフン。

刑事たちはマネージャーの行動を怪しみ、自分達に捜査を任せるようにジョンフンを諭すも、ジョンフンは映画監督の行動がどうしても信じられず、一人監督がいると思われる別荘に向かう。別荘の様子が、恋人を殺した殺人犯の男の部屋に飾ってあった写真と同じ風景な事に気づき、映画監督がハジンを拉致したことを確信するジョンフン。

ハジンへの執着が間違った方向に向かっていた監督は、ジョンフンの亡くなった恋人ソヨンを殺害した犯人の元も訪れ、ジョンフンの殺された恋人とハジンが親友同士だったことも調べていたのだ。

「自分の恋人だった女性と親友だったハジンと付き合うなんて・・彼女が可哀そうだ」という監督と、ジョンフンがいなければ、自分達は幸せだったんだという殺人犯。

いびつな利害関係が一致し、ジョンフンとハジンの情報を共有していた二人・・・そんな二人によりハジンとジョンフンは危険な状態に巻き込まれていたのだ。

それを乗り越えた事で、ハジンの元を離れない覚悟を決めるジョンフンだが、医師であり友人であるテウンはそんな状況に不安を感じ始めるのだ。(ハジンがジョンフンと一緒にいることで、過去の事を思い出したら彼女が危ないと心配するテウン。ジョンフンはそれも覚悟の上で、ハジンと付き合うと決めたというのだが・・・ジョンフンの覚悟は、収監されている映画監督の元を訪れ『ここから出られないように世論を変えて見せる』とニュースキャスターという自分の立場を最大限に利用してハジンを守ると宣言する位だ・・・)

しかし二人の交際に反対なのは、彼の父親も一緒だ。「亡くなったソヨンの事を忘れられないのに、別の恋人と付き合うことが出来るわけがない。そんな事をするもんじゃない・・・」と息子のテウンよりもより強い拒否感を示す大学教授のテウンの父親・・・

自分の研究をまとめた本の出版を考えている彼は、ジョンフンの病状も本の中で紹介しようとしているのだが、編集者は本をヒットさせるべく、教授に対して「もっ具体的な内容を!」とグイグイと突っ込んでくる。「本を読むとこの患者はニュースキャスターのジョンフンのようにも思えるけれど、彼は女優のハジンと付き合っていますよね?亡くなった恋人を忘れることの出来ない男性が、別の女性と付き合うことが出来るんでしょうか?読者はそういう事に興味を示すんです・・・」編集者の言葉は、悪魔の誘いのように教授の心を動かしている様子・・・・

何も知らないハジンとジョンフンは、ハジンの初主演ドラマがうまくいくようにと二人でドラマの練習をしたり、週末はお花見デートと恋人らしい時間を過ごし、「決して別れない」と二人で改めて確認しあうのだが・・・・

ハジンは、亡くなった親友のソヨンのニックネームをを偶然聞いた事で、ソヨンの事を思い出し、ジョンフンはテウンから、なぜハジンが自殺を考える位ソヨンの死について悩んでいたのかを聞かされることに・・・

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忘れられない事を克服して生きようとするジョンフンと、忘れることで生き続けようとするハジン。。。全く違う方法で幸せを掴もうとしている二人に幸せは訪れるのか・・・というラブストーリーらしい展開が続く。

 


その男の記憶法 第17,18話

2020-04-20 20:36:46 | その男の記憶法 韓国ドラマ

バイクに乗った暴漢からハジンをかばったマネージャーの妹が検査入院したことで、彼女の代わりにハジンの家にとどまることになるジョンフン。
ハジンを安心させようとするジョンフンだが、病院に収監されている元恋人の殺害犯がハジンとの事を事細かに知っていることに驚き、彼女に被害が及ばないかを心配する彼。

翌朝、病院に駆けつけるも、自分の動向をなぜ彼が把握しているのかヒントを見つけることが出来ないジョンフン・・・

映画の興行が一息ついたら終わるはずだった二人の関係は、いつの間にか本当の関係にスムーズに移行しているではないか。これもハジンの駆け引きのない笑顔のせいだと思うのだが、そんな彼女は、徐々に亡くなった親友とのやり取りを思い出しつつある。
ジョンフンとの関係が深まれば深まるほど、その悲しみを克服できるであろう幸せが近づいてくればくるほど、封印していたはずの悲しみを思い出すようになるのだろうか・・・

記者が自分を追いかけてくることを知ったジョンフンは「ニュース番組でストーカーについて放送するつもりだ」と記者を脅し、彼が自ら自首するように仕向ける。
(もちろん、ニュース番組でストーカー事件を取り上げることはハジンを傷つけることになるからと、局長の申し出は断るのだ・・・)

記者から本当のストーカーの特徴を聞き取る警察は、本当の犯人をマネージャーとあの映画監督に絞るものの、二人は当然それを否定・・・

しかし、ストーカーは徐々にハジンに忍び寄り、とうとう車で彼女を拉致することに成功するのだ・・・

*****

なぜ過去の殺人事件の犯人がジョンフンの動向を知っているのかは、ジョンフンの友人の父であり彼の主治医でもある教授の研究に関係がありそうだ・・・・
この教授、自分の研究のためにジョンフンの病歴を私物化しようとしているとしか思えないのだが・・・

 


その男の記憶法 第13,14,15,16話

2020-04-11 19:38:30 | その男の記憶法 韓国ドラマ

友人の見舞いに行くというハジンを病院に送っていく際に父親が病院内の斎場に向かうのを見かけ、母が亡くなったことを知ってしまうジョンフン。

「3か月前に末期がんが見つかったんだ。奇跡的に手術が出来るということだったんだが、容体が急に悪化して・・・伝えなかったのは、母さんが秘密にしてほしいといったからだ。」

忘れることの出来ない息子を思い、ショックを与えまいと自分が亡くなることを秘密にする事を望んだ母。そんな母に何も出来なかったと、心配をかける事しかできなかったと後悔の念に駆られるジョンフン。3人で写した写真を母が大事に持っていたことさえも彼には辛い思い出なのだ。

茫然自失のジョンフンを見守ることしかできないガヨンだが、斎場には情報を聞きつけたマスコミがハジンの姿を一目写真に撮ろうと駆けつけているのだ。

痛みも悲しみも時間で解決することの出来ないジョンフンはすぐにでも仕事に戻ろうとするが、それもかなわない。飲めない酒を飲み、部屋から出てこないジョンフンを心配するハジンだが、そんな彼女に「君は忘れてしまって、何もなかったかのように過ごせるじゃないか・・・」と心にもない言葉をぶつけてしまうジョンフン。
彼をずっとそばで見守ってきた医師も、教授である自分の父から「友人でなく患者として接するんだ。監視するんだ。」と厳しい言葉をかけられる。
そして良くなったかのように見えたガヨンの精神状態も、封印していた記憶を少しずつ思い出しつつあることで不安定に。さらに彼女に忍び寄るストーカーの影。

映画監督は彼女に固執し、マネージャーもどこか動きが怪しい。そしてとうとうハジンの寝室に誰かが忍び込むのだ。

防犯カメラを映らないようにし、ハジンの部屋に忍び込んだ男は部屋中の壁に彼女の写真を張り付ける。まさにストーカーの行為そのもの。

母が何とか自分にいい思い出だけを残すように気遣ってくれた事、ハジンが自分を思って励ましてくれた事に感謝するまでに落ち着いたジョンフンは、彼女のために部屋を用意し、彼女を気遣う。
「この間のように優しくしたと思ったら会わないというような冷たい態度はとらないで」と言いながらも、無事であることをお互いに連絡しあう仲は、だんだん本当の恋人同士のようにも思える。
友人であり医師でもあるテウンも、ジョンフンは落ち着いていると思っているのだが、テウンの父である教授はジョンフンは一人の患者でしかない。「お前の処方した睡眠薬でハジンが自殺未遂をしたことで後ろめたい思いをしているかもしれないが、ジョンフンが恋人の死を乗り越えてまた恋愛が出来るはずがないんだ。」とジョンフンにも自分の息子にも冷たい態度だ。

ハジンはジョンフンが母を思い涙する姿を見ても、わざと気づかないふりをして明るく彼を励まし、ジョンフンもストーカーから彼女を守ろうとするのだが・・・・

執拗な盗撮を続ける記者は「金を貰って写真を撮り続けただけ」と言い、記者の言う通りナンバーを隠した黒いバイクに乗った男から襲われるハジン・・・・

バイク事故による足首の怪我のためにバレリーナになることを諦めたハジンだが、その事故は亡くなったジョンフンの彼女を庇ったために起こった事故だったのだ。
同じような事故のせいで、過去の記憶がよみがえりそうになり苦しむハジン・・・


その男の記憶法 第9,10,11,12話

2020-04-04 19:37:34 | その男の記憶法 韓国ドラマ

深夜に一人で自分の映画を見に行ったハジンが男たちに絡まれていると誤解し、「自分の彼女だ」とハジンを抱きしめるジョンフン。

自分を心配してくれたことを喜ぶハジンだが、写真の事が心配なジョンフンはハジンの妹に脅迫写真が送られてきた事を打ち明けるのだ。

(先週写真はハジンの写真でなく、亡くなった彼女のソヨンの写真だったように思ったのだが・・・これも何か関係があるのか・・・)

自分を守ろうとしている妹たちの動きを察知し、「自分よりもあなたの方が危ない」と連絡を取り合うことをジョンフンに約束させるハジン。

ハジンの可愛らしいところは天然のようでありながら、相手への配慮があること。自分には覚えていないことがあると、自分の状況を正直に彼に打ち明け、以前あった事があるのではと正直にジョンフンに尋ねるのだ。彼が彼女に心を開いているのも分かるような展開だ。

ヒットしている彼女の初主演映画を撮った監督は彼女になにやら必要以上に執着している様子。その様子を訝しがるジョンフンは彼のカメラまでこっそりチェックするのだ。しかし、彼の他にもパパラッチが彼女の部屋にまで忍び込んだりしている。誰がどんな風に二人の動きを見張っているのかははっきりしない。

二人が姿の見えないストーカーにおびえる中、何も知らない廻りは、二人の中をちゃっかりビジネスに利用しようと、ドラマの話題作り等に余念がない。

(映画の公開が終わるまでという時限付の擬似カップルだった二人だが、彼女のドラマが彼の放送局で放映されることが決まったり、その役柄がニュースキャスターだとか、皆が二人の恋愛に乗っかりビジネスチャンスに繋げようとしたりしているのだ)

そんな中、再び彼の元に送られてきた脅迫写真。

写真の中の女性はハジンだが、彼にとっては隠し撮りされた写真の数々は以前の恋人ソヨンが亡くなった時の事を思い出させるもの。コンビニ店員だった男に拉致されて、自分の前でソヨンが殺された記憶を忘れる事が出来ないジョンフン。その記憶が隠し撮りされたハジンの写真を見るたびに蘇るのだ。

友人で医師のテウンに頼み、ソヨンを殺害した男性が収監されている病院を訪れるジョンフンには、自分があの時もう少し気を付けていればという思いがあるのだ。ハジンの家の防犯カメラを気にし、ドラマの監督が彼女の実力を評価せず「自らドラマを辞退しろ」とけしかける様子を見ると彼女を庇う。自分に気を許しているかと思えば遠ざかってしまうジョンフンの行動に一喜一憂するハジン。一歩踏み出そうとするハジンに「君が必ず後悔するから・・・」というジョンフンだが、彼女の思いは止まらないのだ。

自分の主治医でもあったテウンとジョンフンが一緒にいる所に出くわし、二人が親友同士だという話を聞き、テウンが以前自分に聞かせてくれた「忘れる事が出来ない友人」という男性がジョンフンだと気づくハジン。大事な友人の事も、楽しかった思い出も思い出せない彼女にとって、彼の話だけを覚えていたことは運命のような事だったのだ。

ドラマの参考にと彼の職場を見て回るハジンは、ジョンフンのすべての行動をいとおしくノートにメモする。偶然ジョンフンの母との3人で食事に行く事になっても、まるで実の娘のようにジョンフンの母親に接する彼女。

テウンは彼女がすべてを知ったらどんなにショックう受けるか心配するのだが、二人で共有する時間はどんどん増え、ハジンの思いはどんどん大きくなっていくのだ。そしてそんな中で突然訪れるジョンフンの母の死・・・

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彼女の初主演映画の監督のハジンへの執着ぶりはやや異常だ。マネージャーはそんな監督に加担しているのだろうか・・・身近な人がストーカーとは・・・

 


その男の記憶法 第5,6,7,8話

2020-03-28 19:13:20 | その男の記憶法 韓国ドラマ

ハジンの「ソヨンの名前を聞いたことがない」というジョンフンを、自分の運転で彼の上まで送り届けることになる彼女。

ジョンフンからソヨンを知っているか?と聞かれたというハジンの言葉に動揺する妹。

ソヨンの死を受け入れられずに、葬儀場にも入ることが出来ない彼女を横で支えていた妹は、言葉もないのだ・・・

「ソヨンの名前など聞いたことがない」というハジンの言葉を信じられないジョンフンは、ソヨンの友人を呼び出し、ハジンとソヨンが幼い頃から同じバレエ教室に通っていた友人だったということを知るのだ。

何をするにも一緒だった二人。ハジンは「足首にひどい怪我を負ったのでバレエは辞めたの」と言うだけで彼女の事は何も覚えていないのだ。

自分の主治医、そしてハジンの主治医でもある友人を呼び出し、ソヨンの死にショックを受けた彼女の話を聞くジョンフン。
ソヨンの死を受け入れられずに死を望んだ彼女。少し元気が出た彼女が睡眠薬を望んだ事を回復の状況と勘違いし薬を渡すも、彼女はその薬で服毒自殺を図るのだ。
そして回復した時にはソヨンの事を何も覚えていなかったのだ。

「彼女は苦しくて彼女の事を全部忘れる事を選んだんだ・・・もし思い出したら?辛くて生きていられないだろう」
医師である友人の言葉にジョンフンが選んだのは、彼女と会わないという選択だった。

映画のプロモーションで「恋人のジョンフンは毒舌する姿がとても格好いい」と話した事の反応が良かった事、映画の前売りの売れ行きが良かったことで、「映画が公開されている間は付き合っていることにしよう」とするハジン。
その事をジョンフンに伝えようと夜景のきれいなカフェに呼び出すものの、ジョンフンの口からは「それでもいいけれど、会うのはこれで最後にしよう」という別れの言葉。

忘れることの出来ない自分と違い、生きる為に忘れることを選んだハジンを思い、彼女と会わないという選択をするジョンフン。

自分の主治医であり友人であるテウンはその報告を聞き、彼を励ますものの、彼自身も大学教授である父親から「ジョンフンは友人じゃない。危険な状態の患者だ」とジョンフンとの関係性についていつも厳しく忠告されているのだ。

映画のヒットのため、プロダクションの代表を喜ばせるために偽の恋人になってもらうように頼んだものの、ジョンフンの態度を寂しく感じるハジン。

ジョンフンとしては映画がヒットして、その後二人の関係がフェードアウトすることだけを望んでいたはずなのだが、映画はヒットし、彼女の人気はうなぎのぼり。彼の会社にまで二人の恋愛を応援するファンからプレゼントが届く。更には彼の番組にその映画の監督までゲストとして呼ばれることになってしまった。
こうなったら彼女の映画を見ないわけにはいかない。こっそりとレイトショーに足を運ぶものの、女子高生ファンに見つかり、その様子はあっという間にSNSにアップされてしまう。

それを喜ぶハジンは「私と違ってあなたの時間はゆっくり進んでいるみたい。二人の間をゆっくり考えてもらっていい。」と何だか急に余裕の発言になり、彼が自分との交際をやんわりと拒否していることもなんだか前向きにとらえるのだ。

彼女のペースに飲み込まれてしまったようなジョンフン。

会社に届いたプレゼントの中に自分と亡くなったソヨンの写真もあった。ストーカーが送ったと思われる写真は、自分の顔が消されたもの。自分に恨みを持つ誰かが、今回、何か事を起こさないとも限らない。自分と一緒にいることでハジンの身に何か起こるのではと不安を感じるジョンフン。

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ムン・ガヨン演じるハジンのキャラクターが非常に愛らしい。記憶力が良くないといいながらも、ジョンフンとの会話のテンポもいいし、妹でマネージャーとの会話は身内らしい遠慮のなさがなかなか楽しい。


その男の記憶法 第1,2,3,4話

2020-03-22 17:46:03 | その男の記憶法 韓国ドラマ

全ての出来事を忘れる事無く記憶してしまう男イ・ジョンフン。
類まれなその能力(カンペがなくとも完璧にこなすコメント、偶然出くわしたパワハラの場面での一部始終を記憶するその能力・・・)は、ニュースキャスターとしては唯一無二であっても、人として一人の男性としては生きていくのが非常に辛いものだ。
失敗、悲しみ、寂しさ・・・・時間がたてば忘れ、忘れていくことでそれらを乗り越えることが出来るのに、それらを一つも忘れることなく、日々増えていくだろうその苦しさ全てを、自分で抱え込まなくてはならないのだ。

クリニックを営む友人もそれを心配するのだが、彼としては診察しても自分の症状が変わることがないことに諦めの様子だ。

そんな彼の前に突然現れたのは、女優のハジン。映画の宣伝のため、事務所のイメージ戦略のため、生放送のニュース番組で彼からインタビューを受ける事になった彼女。

自分の緊張を和らげるためのウイスキー入りのコーヒーを彼に飲ませてしまっただけでなく、彼のネクタイを無理やり返させ、更には彼の琴線に触れる言葉を生放送中に発してしまうのだ・・・・

「何故自分で話したことを忘れて、前と全然違う考えをSNSで上げたりするのか?」すべてを忘れることが出来ないジョンフンにとっては、一番気になる質問をぶしつけに投げかけると、ハジンは「私は単純なんです。ただ5とか6とか数えていきたい」と自分の亡くなった恋人が一番好きだと言っていた言葉をそのまま口にするのだ。

誰の言葉かも知らずにただSNSで見かけたんじゃないかな?という彼女の様子に更に混乱するジョンフン。

初恋を題材にした彼女の新作映画の宣伝にはなったものの、ネットで彼女への反論が起きたことから、局長は彼女を呼び出して慰労。彼女とは二度と関わりたくないというジョンフンも呼び出され、更にはその様子を写真に撮られてしまうのだ。

明るそうに見えても、私生活のすべてを考え無しにSNSにアップする彼女。そんな彼女は写真を撮られたことに対し「好意を持っていることは確かです」とまるで交際を認めるようなコメントを発して、更にジョンフンを困惑させる。

事態を収拾しようとこっそりと会った際にも再びパパラッチに遭遇、二人で逃げ出すも、「あなたの表情に何かを感じたから好意を感じるようになった」というハジン・・・

沈黙の中に何かを感じたという彼女だが、その言葉も自分の前で墜落死したソヨンが残した言葉と一緒だった。

ハジンの発する言葉に心乱れるジョンフン。。。

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自分の目の前で墜落死したソヨンを忘れることのないジョンフンと、明るい表情とは裏腹に「消えてなくなりたい」と口にして、ジョンフンと同じクリニックに通院するハジン。
ソヨンの事は知らないというハジンだが、彼女が忘れてしまった過去に何があったのか・・・・