中山道を歩いてみたいと思ったのは、50台半ば、定年後は何をしたらいいんだろうかと考えている時だった。
信州・佐久の中山道沿いの村で生まれ育ったことで、多少は中山道の歴史に関心があった。一つは隣町・望月の歴史であり、一つは皇女和宮の下向を始めとする中山道を往来したであろう多くの人々のことであった。
「中山道を旅人の気分で、江戸から京まで歩いてみたいものだ」と思っても、なかなか一人で行動を起こすのには「面倒さ」が先に立つ。
夢で終わるかと思っていたが、昔から気が合う仲間のFさん、Aさん、Hさんに声をかけ、賛同を得て、ともかく江戸の日本橋を歩き出したのだ。回数を重ねるうちに皆旅に慣れて、楽しさを感じ、18回(丸2年)、約100万歩、距離にして700Km位か、平成21年(2009年)春、全員で京の三条大橋に到着した。
この素晴らしい旅を、記念に、写真や資料を中心としたこの冊子にまとめることとした。
いずれにしても、我ら男たちのわがままを実行できたことは、家族の応援・支援があったからこそだと思うのだ。感謝したい。そして街道沿いの市町村からいろいろな資料を送って頂いた。旅の思い出として大切に取って置き、いつかまた振り返りしたい。
この「中山道六拾九次を歩く」旅でよかったと思うことは、仲間と共に『「歩く」を楽しむ』ということを学び、身につけることができたような気がすることだ。機会があれば、そして機が熟せば、また『「歩く」を楽しむ』旅に挑戦してみたいものだと思う。
(http://nakasendo.net/より)
碓氷峠の頂上を目指して
木曽 徳音寺にて
早朝の奈良井宿を出発
山科 醍醐寺にて
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