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S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

230812 月遅れ盆イブの今日、墓参、雑草刈り取りサッパリ!今年はブルべり―が豊作、ジャムに!!

2023年08月12日 | 旧暦のある暮らし

巷では昨日の11日、海の日で祝日、全国レベルでお盆の連休がスタート、大都会から故郷へ、新幹線や飛行機、車をつかって大移動。

わが家のトイレのカレンダー、12日に妻の字で墓参。暦上は明日が月遅れ盆の迎え火の日。もともとお盆という行事は旧暦の7月15日だったのが今や新暦の8月の15日、くしくも終戦記念日と重なった。ご先祖もふくめて亡くなった方々を弔おうという行事。

  

農園で日中の暑さは体験済みなので8時半、霊園にむけ出発。梅雨や大雨をへて多分雑草がわんさかと予想されたので刈り込みばさみも持参。保冷剤がはいったバッグに濡れタオルもいれる。この霊園には10年分の管理料も前払いしているが雑草生え放題。なにを管理してくれているのやら?何年も墓参にきていないような墓も目立つ。妻の両親の墓と私の両親の墓、同じ霊園内にある。2か所をきれいさっぱりさせて墓前で読経。10時すぎ終了。

持参の冷タオルと冷えたしそジュースがバッチリ。

さてこのお盆ですがなぜ8月の15日が(旧暦では7月15日)お盆なのか。おおかたの現代人は頓着ないだろうが再確認しておこう。

 お釈迦様の弟子に目連という神通力をもつ弟子がいて、なくなった母親の様子を千里眼でみると、地獄に落ちて飲まず食わずの責め苦にあっている。(この責め苦をウランバナ、倒懸の苦、つまり逆さづりということ)食事を与えようとすると口元で燃え出す。お釈迦様になんとかしてほしいと懇願。お前の母親は生きている時、心がせまく人を助けようとしなかった。だからその罪の深さゆえ地獄の苦しみを味わっているのだ。ではどうすればよいのですか?

 インドでは4~7月雨期で外にでることができないので僧たちは寺院で修行をおこなう。夏安吾(げあんご)といいその間僧たちは断食修業。夏安吾が終わる7月15日に僧たちに布施、ごちそうをしてあげなさい。盂蘭盆経にはそのとおり目連が実施し母親が救われたという話がでているらしい。ということでお盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)という。だからお盆というのは亡くなった人が無事極楽浄土にいけるようにお祈りする、あるいはわが家に帰ってもらいゆっくりしてもらうための行事。

 どんな人間でも死ねば仏になれるというわけではない。煩悩に穢れた穢土から三途の川をわたって阿弥陀様の待つ浄土に無事行きつくには、阿弥陀様の18番目の請願、念仏往生をひたすら信じて南無阿弥陀仏と唱え続けねばならない。とするのが浄土真宗の教え。NATOをどんどん拡大してロシアをおいつめた欧米がウクライナ侵攻の真因だといかにプーチンが力説しようと罪もない民間人を平気で殺戮して、簡単に天国に行けると思ったら大間違いだろう。地獄界、畜生界(六道輪廻の世界)が待っている?!

 まあそれはともかく78歳の今までともかく無事に生きてくることができたことに感謝しつつ、六つの修業を日々行いなさいというのが六道輪廻の考えからの脱却を目指したお釈迦さまの教え。そのためには八正道を行いなさい、さらには六波羅蜜というより簡単に取り組める彼岸、浄土にわたるための6つのチケットを入手しなさいというわけ。

1、布施・・ほどこす。笑顔とやさしい言葉で。顔施(がんぜ) 2、持戒・・戒律をもつ。他人の悪口を言わない。要するに悪いことはしない、いいことをする。といっても人間は馬鹿だからできない。だから毎日懺悔(さんげ)をして反省しなさい  3、忍辱(にんにく)・・要するに達観して耐える。夫婦もあいみたがい。おやがいさま  4、精進・・生涯勉強   5、禅定・・こころを鎮めなさい。ひたすら念ずる。写経。対価を求めない   6、知恵・・わだかまりのない静かに正しい判断と行動ができる。

 写経会にでたり、仏教関係の本を読んだりで、幾分達観できるようになってきたが繰り返し確認しておかないと実行継続は難しい。お盆を迎えるたびに見直す。特に夫婦二人の生活を気持ちよく過ごせるようにすることが一番。

今年は玄関前のブルベリーの樹がたわわに実をつけ、毎朝、地上に実を落としている。採集してみるとなんと3kgを超える量。しそを集めて洗ってゆでて絞ってしそジュースへ、ブルベリーも同様に妻が立派にジャム作ってくれた。次回は私がチャレンジしよう!!


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