ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

180530 九博、至上の印象派展、ビュールレコレクション、特別観覧!半数、本邦初公開!1億円以上の絵画とは?!

2018年05月30日 | ボランティア

 ビュウルレコレクションて何?スイスの大富豪ビュールレが生涯をかけて何百億円という巨額のマネーと労力を費やして集めた600点をこす印象派を中心とした個人の絵画コレクション。3人の子供たちが200点ずつ引き継いだとか。そのうちチューリヒ美術館所蔵の作品64点が東京、福岡、名古屋で順次展覧会。東京では30万人を動員したらしい。半数以上が本邦初公開、チュウリッヒでみた日本人以外の日本人は誰も見ていない作品。きわめて一見の価値がある美術展ということ。

写真撮影が2点認められている。そのうちの1点がルノワールの「可愛いイレーヌ」1880年作。

2点目がモネの「睡蓮の池」2m×4mの大作。1920年の作。

このコレクション秘話。

2008年2月10日、ビュールレ・コレクションから絵画が武装強盗団によって盗まれるという大事件が発生。盗まれた絵画は4点。

『赤いチョッキの少年』(1894/1895) ポール・セザンヌ
『ルピック伯爵と娘たち』(1871) エドガー・ドガ
『ヴェトゥイユ近辺のひなげし』 (1879) クロード・モネ
『花咲くマロニエの枝』(1890) フィンセント・ファン・ゴッホ

なんと1億8000万スイスフラン日本円にして約175億円。これらの盗まれた絵画のうち、

ヴェトゥイユ近辺のひなげし』と『花咲くマロニエの枝』は同じ2008年の2月18日にチューリッヒ市内の駐車場で発見され、赤いチョッキの少年』は2012年4月12日に、強奪に関与した容疑者を逮捕した際に発見された。そして、残る一枚、エドガー・ドガの『ルピック伯爵と娘たち』は、未だ行方不明のまま。花咲く・・と赤いチョッキの2点が出品。

モネの睡蓮の絵は200点ほどありあまり売れなかったらしいがビュールレのコレクションのおかげで価値が上がったらしい。ビュールレのように一貫したポリシーを持ったコレクターによって絵の価値が見直され増幅されるようだ。

 ところで印象派の絵というのはクロード・モネの描いた「印象・日の出」という絵を旧来の芸術アカデミーに酷評され、爾来印象派というジャンルができたらしい。

 印象派の絵画の特徴は、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外での制作、空間と時間による光の質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、などがあげられており旧来の王朝芸術とは一線を画するもので会ったらしい。

 印象派は登場当初、この時代には王侯貴族に代わって芸術家たちのパトロン役になっていた国家、芸術アカデミーにも評価されず、印象派展も人気がなく絵も売れなかったが、次第に金融家、百貨店主、銀行家、医者、歌手などに市場が広がり、さらにはアメリカ市場に販路が開けたことで大衆に受け入れられていった。絵画における印象派の発展によって、他の芸術分野でもこれを模倣する様式が生まれ、印象主義音楽や文学などして知られるようになったということ。

 特別観覧会ということで九博の講師からレクチャーをうけ、200人ばかりがぞろぞろ見学。館長が自分の家に飾るならどれを選ぶかという視点でみたら面白いですよとアドバイス。

 まあ冒頭の「かわいいイレーヌ」あたりは大きさ的にちょうどよいのかもしれない。しかし実際見てみるとモデルは銀行家の8歳の娘らしいがふさふさした金髪やかわいい手は印象派的筆のストロークだが色白の顔や肌は旧来手法で美しく描き分けられており、その可憐さに目を奪われる感じがするね。九博では7月16日までの会期だがすでに3万人近い好調の出足のようだ。妻にも早く見に行くようにすすめよう!!

 ルノワール、モネ、ドガ、マネ、セザンヌ、ゴッホ、ピカソなどよう知られた名前だが一体絵の価値は何で決まるのかね。要するに億万長者のコレクターがいるから需給の関係ですごい値がついてしまうのだろうね。・・・MLBの日本選手も同じか?!

 

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180528 小学校の運動会、元気な子供たちの姿、一瞬、少子化の憂い忘れるほど!!

2018年05月28日 | マイ家族

小2、小6の孫の運動会を見に行く。上の孫娘は来年は中学生、また別々の運動会になる。6年生の徒競走はファイナルランとなっている。こどもの成長は早い。例によって妻は5時起きでランチの準備。慣れているとはいえ、手際よく出来上がってゆく。大したもんではある。

 8時40分の開会。娘の家に車をおいて徒歩5~6分。運動場周辺はすっかりテントで占拠されている。ワンタッチのタープやテントが普及すると会場準備が大変だね。ゆずりあってシートで食事というレベルを超えている。

 それはともかく500名ちかい元気な子供たちが一同に集結、元気いっぱい準備運動。こんなシーンを見ていると少子化の憂いが一瞬なくなりそうな感じ。暑くなるとの予報だが風があってちょうどよい感じ。

(棒ひき)

(地域と子供たち合同の綱引き)

 娘婿のご両親ともども敬老席に陣取って観覧。意外といつも座れるのはあまり年寄りと思われたくない人が多いのかもしれないね。

 運動会といえば徒競走やリレー。盛り上がる。新1年生のかけっこはかわいい。紅白は応援合戦もふくめて最高に興奮させられる。

全国的なヨサコイの普及でソーラン踊りなど3~4年生はイキイキやっていたね。アップテンポな踊りはムードをもりあげる。

孫たちと一緒のランチタイム。母親たちのつくった料理に舌鼓。孫たちも楽しそう。

食後、紅白相互の応援合戦、エール交換、応援団長の女の子、腹から大きな声でエールを出している。こんな女の子、将来どんな女性に成長するのかね。おおいなる経験になるはず。

全校、地域あわせての大玉運びもおもしろい。運動会のフィナーレを飾るのは紅白リレーと最後の組み体操。

ピラミッドは全国的に中止校がふえ、この学校もプログレス前進と銘打って、演技に趣向をこらし、団結心をアピールする内容にしている。

 砂埃が舞う中、14時半、競技が終了。楽しませていただきました。15時すぎ帰宅。風呂をわかし、温泉気分で汗をながしサッパリ。風呂上がりのビールがうまい。ここちよい疲労感。たのしい1日でした。

 

 

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180525 七十三回目の誕生日、前夜、原鶴温泉川開き花火大会、バサロで車中泊、早朝帰還!!(写真追加修正)

2018年05月25日 | 軽キャン車中泊ドライブ

1945年5月25日、敗色濃い太平洋戦争の終盤、大阪でうまれ、そして歳を重ねること73回目の誕生日をまあまあ元気に迎えることができた。

いつもは寿しをとって同じ5月生まれの妻とワインで乾杯するのだが今年は赤ワインと焼肉で先ほど夕食を終え今ブログを書いている。平均寿命80歳まであと7年、1日自由時間10時間として25000時間、あるがままに生きよう。

 

 昨夜はずっと行けていなかった原鶴温泉筑後川の川開き花火大会にでかけ、道の駅ばさろで車中泊。去年は水害で鵜飼いが中止、ことし20日に再開され、その後の木曜日に花火大会を開催するようになった。ということで同じく宿題になっていた浮羽のつづら棚田の水田の模様をチェックすることもかねて24日出かけた。道の駅原鶴バサロで花火大会のプログラムを入手、インフォメイションセンターの女性から情報収集。この道の駅も大会の臨時駐車場に指定されているようだ。

それはさておき、とりあえず浮羽つづら棚田をめざし移動。30分。一番山手のつづら山荘で先般知り合いになった「写団うきは」のメンバーの作品が展示してあるのをみた。3か月に1回、写真の入れ替えをかねて合評会をされるらしい。一人1泊2食7000円の1棟借りができるようだ。

棚田の水はほぼいれられて朝夕、陽をあびれば美しい景観になりそう。

14時、写友のYさんが去年、386号線の裏手の山から花火を撮影された。木の丸公園の先から左折して九州自動車道の下を横切っていくらしいが撮影ポイント発見できず、15時、原鶴温泉中央橋近辺の花火大会指定駐車場に車をとめてロケハンを開始。FZ300をぶらさげて土手をあがり中央橋をこえ、ホテルパーレンスの横を通過して筑後川の河畔におりる。所要10分弱。

 ずらっと川沿いに出店がスタンバイ。鵜飼い船も係留されている。今宵はここで宴会をしながら花火を楽しむらしい。鵜飼いはない。この橋の向こう側が筑後川下流の打ち上げ場所。反対方向の上流にも打ち上げ場所が設定され2か所から、交互に14回、最後のフィナーレをいれて15回3000発の花火が打ちあがられるようだ。ワイドスターマイン、仕掛け、連発、特別連発など、打ち上げは20時から。上流から下流まで歩いてみる。風下をさけて、カメラの前に観客が来ない場所で撮りたいイメージの写真をとれそうな場所ということになる。

 

 大会本部席の放送担当のおじさんと会話。毎年助っ人しているらしい。17時駐車場にもどり夕食。コンビニの焼き肉弁当をたべて撮影機材を準備、リュックにいれて再度河畔へ。夕闇がせまり風が出てきて暑さは収まっている。最下段、川岸、舗装路に三脚設置(これがミスジャッジ)

 鵜飼い船は客がのりこみ打ち上げを待っている。

8時前、原鶴温泉のマスコットや観光大使がのった船がやってくる。市長や知事の挨拶があり、いよいよ打ち上げスタート。

ペンタックスK3、レンズ16~45mm広角。AFでピントを合わせたあとMFにしてテープで固定。絞りはF5.6、シャッター2秒で3枚の多重露光。合成は平均に設定。下流のコンデジFZ300はマニュアルF8で2秒単写に設定。

いろいろロケハンしてベストポイントをおさえてつもりが最下段舗装路に観客がふえ子供たちが走り回る。ダメだこりゃ。

下流の打ち上げもFZ300で撮ってみる。軽めの三脚、カメラがぶれる。上や下やとバタバタ撮るのははダメだね。

川への映り込みだけを狙う。ばたばた撮影をして1時間があっという間。

21時フィナーレ。終了。 あっけなかったね。機材を整理して駐車場所にもどる。観衆がぞろぞろ。駐車場から車がのろのろ出てゆく。時間がかかりそう。結局、道の駅原鶴、バサロのついたのは22時。クーラーボックスに入れておいた冷たいタオルで顔をふく。生き返った感じ。いっしょに冷やしておいたワンカップをのむ。写真の出来はダメだね。たまにきての夜の花火撮影はてこずることが多い。慣れが必要だね。23時就寝。暑くないのは助かった。

4時、目が覚める。5時、近くのセブンによる。熱いコーヒで目を覚まし、帰路に着く。途中、甘木公園によって早朝散歩。

30分ほど歩く。水面に空のまだらな雲が写り込んでいる。

紫陽花が咲いていた。8時帰宅。誕生日の朝は睡眠不足。眠い。午後一番、九博のボランティアに出かける。そして17時、焼き肉の夕食と相なった次第。73歳の誕生日はざっとこのような1日でありました。・・・・

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180522 マイ軽キャン妻同乗、宇佐、日出、別府旅その3。別府地獄めぐり、火山大国実感!

2018年05月22日 | アフターセブンティ

 別府市と杵築市にはさまれた日出町、今まで認知度が低かった町だが顧客満足度がたかかったホテルソラージュ大分日出での宿泊体験でこれからなじみの町になりそう。フロントでもらった日出町観光マップを参考に、ホテルから10数分の大神(おおが)ファームに向かう。

 

体験型ハーブ農園、バラ園で5月がベストシーズンとか。結構、車が駐車していた。バラ好きの人が多く訪れているのかもしれない。苗などの直販所にたちよる。マップでは当日券600円と書いてあったがどこ?

 

ありました。大神(おおが)ファームの看板、なんと入場料800円、高いね。いい天気で汗ばんでくる。

薔薇やハーブ、品種や名前、わからない。妻が先生、ひとつひとつ解説してくれるがすぐ忘れてしまう。

 暑くなってきた。カルチャー工房で体験教室があるようだが寄らず。ファーム隣の石ころたちの動物園、石を素材に動物をペインティングしたのが並んでいるらしいがなんと水曜日で休園。別府地獄めぐり組合にナビを設定して11時ごろ出発。別府大分産業道路は結構、車がビュンビュンとばしている。別府市美術館の先の六勝園信号を右折、別府大学通りをすすみ鉄輪温泉エリアにはいる。あたりは湯けむりがここかしこに。11時半,海地獄の駐車場につく。

外国人観光客も多い。中国語や韓国語が飛び交っている。地獄めぐりは何十年ぶりか、まったく久しぶりの訪問。危険だから覗き込まないよう注意の立て看板。

しかしすごい熱気、ぶくぶくわきあがり水蒸気が噴き出している。

今にも大爆発しそうな感じさえする。地震大国、火山大国、日本をほうふつとさせる。

蓮の温室。でかい鬼蓮をみる。少々歩き疲れた感じ。

足湯にアメリカ人らしき二人。われわれも靴下を脱いで足を湯にひたす。結構なあつさ、じんじんくる。

元気をだして隣の坊主地獄に移る。ガイドが団体をひきつれ説明をしている。

泥がぶくぶく飛び出しまんまるい坊主頭のようにようになっては消える。

連写で撮影してもなかなかタイミングを合わせるのがむつかしい。

一体この下はどんな構造になっているのかね

1時前、そろそろどこかで昼食。かまど地獄や鬼山地獄方面へあるいてゆく。途中、お食事処。妻は大分名物、だご汁定食、私はまたまた別府鶏をつかった親子丼。

 車で十数分のところに血の池地獄や、竜巻地獄があるようだが妻が原鶴道の駅のバサロで野菜を買いたいというので別府インターから原鶴経由で帰路に着くことにする。

 別府サービスエリアに立ち寄り別府市街をみる。かすんであまり見えない。別府国際観光港にうっすらサンフラワーが停泊しているのが見えた。14時、日田から把木インターをめざし出発。軽で高速走るの怖いと言っていた妻もどうやら軽での高速走行も慣れたようだ。この軽キャンはベースがスズキエブリーターボ、660cc。まあ隣を大型バスやトラックが通過したら風圧の影響はうけるが100Km巡行速度ならどうってことはない。

 15時、把木インターをおりてバサロ着15時10分。買い物をして巨峰ソフトクリームをたべて一息つく。16時、マイホームタウンに無事到着。帰るべきわが家があるというのはあり難いことですね。妻の一つ目の希望、宇佐神宮参拝は終了、二つ目の希望は宮崎、高千穂峡、高千穂神社。さていつ頃にするかね・・・飛行機が苦手で海外に行きたいと言わないので助かりはするが・・・


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180521 妻と軽キャン遠出その2。サプライズ!ホテルソラージュ大分日出。

2018年05月21日 | アフターセブンティ

 ナビを信じ、田舎道を右左、16時過ぎ無事ホテルソラージュに到着。ヤシの木が南国の風情。

チェックイン。お試し65歳以上夫婦、ソラージュ入門プラン。ドリンクサービスやテニス、卓球などのプレイサービス券などついて、完全バリアフリーの海側ツインベッドの部屋。二人で税込み21600円也。九州での温泉旅館ホテルなどまあ一人1万5~6千円が相場、湯布院などは2万円をこえる。事前の女性スタッフの確認電話やフロントの対応は気持ちよいレベル。

(遠方に工場プラントの煙突がうっすらと見える)

 部屋も部屋からの眺望も結構でした。

(干潮で遠浅になっている。サギが1羽)

早速、汗を流しに温泉チェックにでかける。キーが一つしかないのは不便。まずは広い大浴場、ジャグジーやサウナもある。湯温もバッチり。外に直径5Mくらいの円形の露天風呂。とりあえず身体をあらい、洗髪しさっぱりしたところで露天風呂へ。10~3月ごろは露天から夕日がまともにみえるらしい。さわやかな風を頬に感じながら海をながめる。最高でした。  

 17時、部屋にもどり妻とバトンタッチ。17時半。満足げに妻もかえってくる。18時、地下のレストランへ。地下と言っても夕方の別府湾がながめられるシックなレストラン。

お試しプランのドリンクサービス、白ワインをたのみ、「ハッピーバースデイ、おめでとう」で乾杯。料理もグッドテイストでした。旬の味覚三種、お造り彩り三種盛り、豚しゃぶ、茶わん蒸し、湯葉鳴門揚げ、牛ロースのグリルそしてデザート。

 

デザートでサプライズ。最初、二人で乾杯したのをウエイターが聞いていて、特別にハッピーバースデイとかいてケーキを出してくれた。感激!お試し客を固定ファンにする作戦、成功かもね、ありがとうございました。おなかもこころも満腹!別府湾の遠景の工場プラントに灯がはいったようだ。トワイライト別府湾、いい雰囲気でした。

部屋にもどりしばし休息。しかし今回はこんなお試しプランに遭遇できてラッキーでしたね。プールや卓球、テニス、ゴルフうちっぱなしなどプレイ設備も充実していて孫たちを連れてきても喜びそう。

  20時半、今日2回目の温泉、露天風呂でゆったり湯につかり、潮騒をききながら夜空をながめる。残念ながら明日は曇りかな。星の瞬きは見えなかった。が湯は最高。22時、心地よい疲れのなかで羽根布団に身を包む。結構な1日でした。感謝!!

翌朝、5時ごろ間が覚める。外はうっすら明るいが日の出は?朝ぶろは6時から。外に出てみる。海はぐんと遠浅になっている。潮が引いた後の砂の文様がきれい。

犬をつれて散歩をしている人がいたが近くに住む人かね。薄曇りで日の出は拝めず。

うろこ状の雲がきれい。6時、朝ぶろにいきひげをそりさっぱりして露天風呂へ。ウグイスがきれいな声で鳴いてくれた。

 うぐいすが あいさつにきし 露天風呂  うぐいすや もえぎいろなる 露天風呂

8時、バイキング朝食。朝の別府湾を眺めながらの朝食。ついつい食べすぎる。朝からそんなに食べれるなら当分あの世からのお迎えはないねと冗談。といっても脳や心臓など体の中の様子はわからないからね。食後、妻と海岸散歩。初めてみたというハマヒルガオ(典型的な海浜植物)が群生していた。

このお試しプランはチェックアウトの時間も普通は10時だが12時までOKとなっている。ホテル周辺に体験型ハーブ農園、バラ園と称する大神ファームや石ころたちの動物園ほか数か所見どころがありそう、別府の地獄めぐりもしてみたいので10時半ごろチェックアウトをする。

この続きはまた明日のブログで・・・・

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180520 マイ軽キャン、メンズドリーム号に妻を乗せ、宇佐神宮、日出、別府へ遠出!!

2018年05月20日 | アフターセブンティ

 時節は立夏の末候、たけのこ生ず頃とある。旅の日、たけのこ、あさり、田水はる、葵祭などが時候のキーワード。松尾芭蕉が奥の細道へ旅立ったのが旧暦の元禄2年1689年、3月27日。新暦では5月16日くらいらしい。

 先日、妻をマイ軽キャンパーの助手席に乗せて初めて遠出をした。

 ホテルソラージュ大分日出がたまたま、お試し格安プランがとれたので急きょマイ軽キャンで遠出することになった。普段は近場で買い物や花見などマイ軽キャンの助手席にのっていただけの妻との遠出は初めて。

 

宇佐神宮は4年前、私は4月に日本一周に出かける前に大分での国画写真展のからみで行ったことがあるのだが、前々から妻がどうしても行ってみたいと言っていた場所。全国25000の八幡様の総本山で国宝になっている神仏習合の最初の由緒ある神社である。

 

(宇佐のマチュピチュ)

10時過ぎ出発、石橋の街、院内道の駅経由宇佐神宮にナビを設定して、小郡ICから九州高速道にのり、玖珠インターでおりて途中、宇佐のマチュピチュをみて12時前道の駅に到着。

(レストラン柚子の里)

地元の名物メニューはドジョウ鍋定食だったが妻は内臓ごと料理するので気持ち悪いなどというものだから宇佐唐揚げ定食に落ち着く。

この道の駅にはめずらしいサンショウウオが水槽のなかでよこたわり小さな眼だけをギョロっとこちらに向けている。

 

(町内1の高さの石橋、荒瀬橋。町内に石橋は75か所もある)

とりあえず側の石橋や滝を写真におさめて宇佐神宮に向かう。院内(いんない)は後でパンフをみたら結構楽しめそうなところがいろいろありそう。岳切渓谷あたりのキャンプ場での車中泊もおもしろそう。まあ今回は妻の希望のメインは宇佐神宮ということ。

1時半、10号線ぞいの表参道近くの駐車場に車をおき、リュックにカメラや三脚、茶、御朱印帳などをいれて上宮に向かう。4年前にきたことがあるが駐車場所が異なり方向が? 大鳥居がみえてきて記憶がもどる。鳥居の前で一礼して表参道をすすむ。絵馬殿、手水舎をへて上宮をめざす。

 

鬱蒼とした緑と赤い鳥居、朱色の本殿。さすが全国25000八幡様の総本宮、国宝のたたずまい。神仏習合の最初の神宮のようだ。

一之御殿、二之御殿、三之御殿と参拝。太宰府天満宮などと違い二礼四拍手一礼という参拝の作法。

記念撮影をして若宮神社をへて下宮に向かう。妻が神妙な顔つきで参拝を続ける。

 

霊気をともなったような風がさわやかでここちよい新緑、五月真っ只中の宇佐神宮。

神宮庁で朱印をいただく。満足げな妻の顔。仲見世でソフトクリームを木陰のベンチで。

 15時過ぎ、日出町のホテルソラージュ大分日出にナビをセットして出発。日豊本線と並行して10号線を別府方面へ。日出バイパス、大分空港道路をへて、ナビだよりで細い地方道を右に左へ、16時過ぎ、別府湾をのぞむホテルソラージュに無事到着。

続きはまた明日のブログで・・・・・

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180517 超高齢社会ニッポンを考える、その3。落地生根落葉帰根。老人は荒野をめざす!!

2018年05月17日 | アフターセブンティ

4、 元気で長生きの理想と現実(新老人の思想:五木寛之)

(ペンタックスK3,マクロ50mmレンズ)

(イングリッシュガーデンのバラ、日本経済大学内)

(1)  70歳を過ぎたころからひとは一般に生きることに疲れを感じ始める。と五木さんは言う。かくいう私も72になって今、特段にこの世に未練を感じるということはない。二人に一人が癌になるらしいが、苦痛の中で寝たきりなんて御免こうむりたいね

(2)  元気で長生きは理想だが、100歳以上の6万人老人の8割が寝たきり、要介護、高度医療で無理やり生かされ、老々介護で、まったく生きている楽しみは何もないという不幸な状態。長寿ナットイコール幸せ!1億総活躍社会などと白々しいスローガンをかかげる安倍政権、まったく腹立たしい限り。2%の物価上昇ができればすべてが解決するとでも言いたげなアベクロ。

(3)人生の去り時・・人間は何歳まで生きるべきか・・つまらんこと考えるな、自然に任せよ!まあ男の寿命80歳くらいまで生きればよいか。それまで寝たきりで人の世話なしに生きることができない状態でトイレに行けなくなったらもう延命は結構だね。孫娘の結婚式にどうしてもでたいと思うなら私が80歳で孫娘は19歳。まあ病床でどう思うかだ。老年でどんなに活躍している人でもなくなって1か月もすれば世間は忘れ、世の中はいままでどおり回転している。

高齢者マークをはってポルシェを運転している老人をみて、うらやましくもあり、うっとおしくもある。

 

5、不易と流行の匙加減。

(1)はやり(流行)ものとどう付き合うか。

芭蕉が言ったという不易流行。世の中には人間の欲や生老病死など永遠に変わらぬものと季節の移ろいや故郷の変遷、ファッションなど変わるものがある。それをどう5、7、、5で表現するかというわけ。リタイア以後軽キャンでジーパンにシャツ、網のベストで写真撮影する生活でとんとファッションには金を使わなくなった。年寄りはとにかく臭くて汚らしいのだから、いつもこぎれいにしておかなくちゃと妻から言われる。しかし昨今、無臭、無菌、無脂など言いすぎじゃないかね。災害時避難生活など乗り切れるはずがない。純粋培養された人間ばかりでまったく気楽に生きられない世の中になっている。

(2)        流されゆく日々。

ビジネスマンは情報情報とTVや新聞、スマホとにらめっこかもしれないがリタイヤ族からすればTVも新聞もみなくとも一向に生活変わらずやっていける。TVはつまらんタレントのバラエティ番組ばかり。大谷の活躍をみるだけでいい。現役時代は毎年正月に年頭の誓いを立てたり、たてさせられたりしたがやり切ったためしがない。自分の本性に気付いて流されてゆけばよい。

  

6、豊かさについて考える

(1)何を捨て何を残すか・・紙や本や衣類など考えながら整理しても一向に整理できない。火事でもあったつもりで捨てないとどうしようもない。思い出も一種のゴミ。46年前の披露宴のカセット出てきた。テープが劣化していて切れてしまった。いまさらそんなテープを聞いてもどうしようもない。そんな時代もあったのだなと思うだけ。

(2)豊かさあって感激なし・・物質的には超豊かな五木氏も大昔、ないないづくしの時代に親友と九州の低山の頂上でイタリア民謡を腹から歌った感激は今はないという。

(3)週刊現代の新億万長者特集。若くして大金を得た成功者。それは不安と苦悩の始まり。カネのない苦しさを知っているから失う不安、失わないためにがんばるしかない、追われるような感じ。稼ぐより稼いだ後がむつかしい云々・・・。

7、 理想の「逝き方」をめざして

(1)逝くことと恐れること

同年配の訃報が続く。高齢者は増えたし体の劣化は誰でも進む。80になれば8種類の病気を持っているとか、28本あった歯も半分くらいに減ってしまう。「咲く花の姿は変わらねど今年の花は去年の花にはあらじ」桜は惜しまれて散ってゆくがまた来年あたらしい桜が咲いてくれる。

(2)雑木林で生き倒れた仏陀。孤独死、平穏死、尊厳死。死に方が問われる時代。西行のように花の下で死ねたらシアワセとか。老いと死をどのように落ち着いて受容するか、死を弔うより死を迎える生者に安らぎと納得をあたえることぐらいしか現代の宗教には求められていないのではないか。親鸞は「つくづく思いをいたせば仏というのは自分一人の為にあったのだ」と言っている。生まれて成長し生の営みをおえて世を去ることは自然の理であり穢れでも何でもない。

(3) 老人は荒野をめざす。心と体をすりへらして生きた挙句が寝たきり老人じゃどう考えても納得がいかない。幸福な老人は少なく不幸でみじめな老人が大半を占める?それが現実? 一度日本政府も後期高齢者1600万人にアンケート調査をしてみたらどうか。今、幸せですか?

(4) 落地生根落葉帰根。芽が出て若葉から青葉になりやがて紅葉し散ってゆく。見事な自然のリズムであり、アンチエイジングよりもナチュラルエイジング人生75年くらいがベストではないか。マスコミは元気な長寿者を持ち上げすぎる。生命を尊重するということは人間を自然の一部として覚悟することではなかろうか。わが写真愛好会メンバー20名、平均年齢が75歳となった。無理をせず、あるがままに、生きればよさそう!!

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180516 高齢社会日本を考えるその2。余計なことを考えずにケセラセラで生きる?!

2018年05月16日 | アフターセブンティ

2、新老人の時代がきた(五木寛之;新老人の思想)

(1)元気なのだが将来への不安感がぬぐえず、そんな階層をうけいれる社会基盤も未整備で無政府状態、アナーキーな新老人がうようよ増加している。かつての新人類と称された若者のように世間からうとましく思われている。

(2)政財界で70代で活躍している人や三浦雄一郎、瀬戸内晴美、田原総一郎などスーパー老人は特別な存在で別格。

(3)死ぬに死ねない、逝けない時代が来てしまっている。大変なこと

老いるアジア、中国では60歳以上が2億人を超す。日本の高齢化対策を注視している。日本の100歳以上の6万人の人たちで自立できている人は極めて少ない。むりやり生かされて逝けない時代が来てしまった。高齢者の運転ミス事故が増えているようだが世界的な自動運転車開発競争はまさに超高齢化社会のための競争かもしれないね。家と病院、スーパー、公園、定点自動運転車があればいいかもね。しかし自動運転車でも免許証はいるのかしら?

3.新老人、5つのタイプ。

しかし、悲観、楽観はそれぞれの高齢者の性格や価値観でかわるのではないか。貯蓄がなくとも年金の範囲で元気に楽しく暮らす術は体得できるか?

(1)タイプA、肩書志向型。肩書のないただの個人になれない人はなり手のいない町内会長をずっと引き受ければ周りの人も喜ぶ

(2)タイプB、モノ志向型。高価なカメラや時計、車をもちたがる。何十万とする大砲レンズをかかえたオジサン、おばさんがけっこういる。

(3)タイプc、若年志向型。70過ぎてジーンズをはきこなし、演歌を熱唱する

(4)タイプD、先端技術志向型。スマホ、パソコン、株式投資など一見数字に強そうだがほとんど損をしている。儲けているのは富裕層のみ

(5)タイプE、放浪志向型。種田三頭火や寅さんなどにあこがれる。デイパックを背負ってひとり旅。行き過ぎると安いアパート一人住まいなど。

まあ私などもいずれの要素もありそうで苦笑しつつ認めざるをえませんね

 

4、 これからの人間力

この本には書いていないが北朝鮮をほんとに脅威と思っている日本人がどのくらいいるのだろうか。いつミサイルをぶちこまれるかわからないから打たれる前にミサイル基地をぶっ壊すために憲法を変えておかねばならない、自衛隊をはっきり国防軍と明記し対処すべきだ・・・・アメリカはかつてイラクにミサイル攻撃をおこなったが北朝鮮は?日本は金を出すだけで世界からレスペクトされなかったが・・

(1)あなたは現実的か、観念的か? ヘルシーマインドの持ち主か、シックマインドの持ち主か?楽観的か悲観的か?宗教心があるかないか?快活に生きるか、悩んで生きるか?まあ明確に二つに分けるのは難しそう。状況により左右いったりきたりかも。人生いろいろ、人間いろいろ。人間というのは利口そうでいて利口でない。バカなことばかりしでかす、ほとんど病んでいるとしかいいようのない昨今である。

(2)仏教というのは知恵と慈悲の教えであり、苦の世界を安らかに生きる方策を論理的に追求した。ところが平安から鎌倉にかけた末法時代に法然が出現して、溺れかかっている人々に1本のロープをなげて、「このロープにつかまれ」と叫び続け、それまでの仏教の智の体系を不要と言い切った。ロープの素材がどう、投げた人間の動機がどうのと、ごちゃごちゃ考えずにただ信じてロープをつかめ、さらば救われると言って浄土宗を普及させた。人が宗教を意識するのは多分自分がそれほど利口でないと悟った時だろう。酒におぼれセクハラをしてすべてを失ったタレントは今そう感じているだろう。

(3)人はなぜ正月、神社に行き、高いお守りを買い込むのか。親鸞は付加称、付加説、不可思議の世界が宗教にはあるという。4という番号を日本では避けたがる、欧米は平気で4を使う。死(4)は忌み嫌うべきことなのか。うまい酒や肴が食えなくなる、美女と遊べなくなると元気な男は死を忌み嫌うだろう。しかし病気で寝たきりの男はどうだろうか?

(5)地獄、極楽というイメージが大衆に定着したのは平安時代だと言われ、そのころ源信という僧が出現し死後の世界の地獄図を描き出し人々を震撼させた。人々はひたすら1本のロープを信じ、南無阿弥陀仏と念仏をとなえれば極楽浄土に行けると信じた。こんな地獄図は一種の大法螺かもしれない。東日本大震災で原発事故、放射能汚染問題は隠蔽され、これから後処理に30年、50年費やされる。莫大な税金を使って。しかし日本人は平気なもので原発再稼働をしようとしている。死後の世界も放射能汚染の世界も見たことのない世界だから見て見ぬふりをしているノー天気な日本人。

(6)せめて浮世(憂き世)を面白く。ひとは自分をとりまく真実が重ければ重いほど、そこに一陣の涼風のように吹き込む愉快な時間を求める。抱腹絶倒、綾小路きみまろが売れるはずである。大法螺をふくというのも仏教の知恵と慈悲の表現かもしれない。ユーチューブできみまろさんのビデオ、あれから40年を1時間みた。老人問題など忘れさせられそう!

 難しいことは考えずにケセラセラで生きる!!

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180514 妻の誕生日、母の日をかねて息子夫婦からアジサイの花!高齢社会日本を考える(その1)

2018年05月14日 | アフターセブンティ

12日は妻の誕生日。母の日をかねて息子夫婦からアジサイがおくられてきた。娘からは小さな財布をもらったようだ。親友のMMさんには恒例の誕生ランチを10日にすませている。

 そして12日、寿しをとろうかと妻に声かけたら、体調良くないからいいという。結局、夕食は妻が作ったカレーですませる。孫たちからはラインで誕生メール。

まあきっちり覚えてくれている家族がいるということは高齢者にとってはうれしいこと。しかし健康をそこねていると喜びも半減する。

 五木寛之さんの「新老人の思想」幻冬舎新書を内田康夫ミステリーと一緒に図書館から借りてきて読んだ。少子高齢化と言われて久しいが今や日本は大変な高齢社会になってしまった。この本の紹介とともに高齢問題を考えてみたい。

1、      日本はとんでもない超老人大国になった。

(1)世界が注目・・老人問題と使用済み核燃料の処理

(2)病院は老人ばかり。今や老人は敬われるべき存在ではない。敬老の日などナンセンスではないかと思える。紅白まんじゅうをもらっても少しもうれしくないのではないか

(3)65歳以上の高齢者はH27年9月現在3384万人、総人口12683万人の26.7%。男は1462万人(70歳以上995万人。75歳以上の後期高齢者は633万人、80歳以上は351万人、90歳以上は42万人、100歳以上は1万人)65歳以上の女性は1921万人、100歳以上は5万人。2016年調査で一人暮らし高齢者は655万人。

(4)75歳以上の後期高齢者で元気で自立できている人は1637万人の内、何%くらいだろうか?自立:座って立てて、歩けて、食事出来て、判断力あり、困窮していない人。

(5)団塊世代を軸とした年金勝ち組高齢者は小金をもち、やる気満々の人も多いがこの本には書いてなかったが、世代間格差はともかく、高齢者同世代間格差も大きいのではないか?

(6)H26年度の生命保険も含めた高齢者二人以上の世帯の平均貯蓄額は2499万円。

月平均の消費支出は平均で29万円。高齢無職世帯は24.2万円。年金収入平均は普通のサラリーマンで40年近く勤務した人で月25万円くらいあるのだろうか?なんとか年金内でやりくりしているのか、収入との差額は当然貯蓄取り崩しとなる。

65歳以上になっても働きたいという人が非常に多いらしいがその理由は生きがいのためというより生活費稼ぎの人が増えているらしい

(7)老化はシビアで残酷。どんなに元気そうであっても確実に視力、聴力、筋力、内臓力、判断力、睡眠力、瞬発力など落ちてくる。というわけで

<高齢者の3つの難関、不安>

①   病気(80になったら8つの病気を持っていると覚悟すべき?)

②   介護されることへの不安

③   経済的な問題。年金と預貯金だけで乗り切れるのか

(8)高齢者階層というより、老人階級は他の階級に迷惑をかけないためには階級内相互扶助で自立すべく心身の養生を心がけねばならないしかし日本の1億円以上の金融資産をもつ富裕層には同階層支援を含めた福祉発想をもつ人は少ないのではないか。要するにカネの使い方がわかっていない。

 1億総活躍社会などしらじらしいことをいう安倍内閣、この3300万高齢階級の実態把握をやって世界が注目する高齢化対策で世界をリードすべき時だね

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180512 九博ボラ、九博周辺環境実態把握研修、トレッキングスタイルで実施!

2018年05月12日 | ボランティア

 九博ボランティアも2年目に突入。文化財の敵の有害生物を薬剤ではなくIPM(総合的有害生物管理)手法で実施している九博科学科を側面支援する環境部会に属して、トラップの製作や交換作業、来館者視点にたっての館内ウオッチングなどのボラ活動を行っている。

 今日はそんなボランティアメンバーの専門知識研修の一環として国立博物館をとりまく生植物環境の実態を九州環境管理協会の専門家から学ぼうという企画。トレッキングスタイルに身をつつんで参加。10時、研修室に集合して予備学習。改めて九博の周囲は自然環境に取り囲まれていることを再認識。九博入り口は誰でも自由にはいれる(飲食物禁止だが)。ということは有害生物も入り込むということ。10時20分、周辺探索開始。

天満宮から動く歩道にのって九博にあがって左手に去年から枝垂桜の植樹が始まっている。九博雲海桜という看板が出来上がっていた。いつ頃見れる状態になるのか定かでないが九博名物にしようという企画のようだ。枝垂桜が雲海のように見える・・・よさそうだがね

東駐車場方向の山道を歩きながらOさんの解説が続く。植物学の講習みたいだね。ツワブキ、野アザミ、カタバミ(葉で10円を磨くとぴかぴかになるらしい)、山桜は実がなるがソメイヨシノはクローンだから実はできないが一斉に咲くとか)。

調整池。大雨の時はここに水を流し流量調整するとか。

ラクウショウ、ミゾソバ、スイカズラ、イグサなど。真竹とモーチクソーの見分け方(竹の節のラインが2本が真竹)とか。日本は数十年前杉の乱造をした付けが今スギ花粉で国民を悩ましているとか。松、ヒノキ、杉と植え方があるとか。

わが家の玄関口にもあるエゴの樹。黒いのがぶら下がっている。ヨーランといってオトシブミという昆虫の卵が入っているとか、おもしろいね

東駐車場入り口の大きな楠木、移植されたらしい。楠木は生命力があるのはシロハラなど野鳥が実をついばみ他の場所に運んでくれるので絶滅しないとか。・・楠木千年、ことしも若葉なり!

 そのかわり、シロハラをはじめ野鳥が九博ガラス壁面に移った楠木めざし飛び込む事故が絶えない。西面のガラスが常時あいているという摩訶不思議な現象を発見、なぜ?

梅の花方面に降りてゆく階段サイドのあおもみじ、陽をあびて輝いている。この赤い種とドングリの違い。

ドングリはその重量でころころ土のある所まで転がっていかねばならないのであんな形状をしているとか。話は面白かったが、さてIPMとどう結びつけるのか、いまいち?でしたね。あの開いた窓とか無防備な会館入り口が気になるが・・・・12時終了、ほどよいウオーキング研修でした。

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