ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

200429 プリウス、バッテリー上がり、充電運転。コロナウイルス無菌証明書があればね!!

2020年04月29日 | アフターセブンティ

週一の買い物にでかけようとしてプリウスを始動させ、ガレージからいったん外に出て妻と娘を待っていたら、突然、正面のハイブリッドゲージが点滅し始め、補助バッテリーが充電不足ですという表示がでた?ように感じた。あとで取説でわかったのだがしばし運転状態のままで15分ばかり充電すべし?といった処置法が書いてあった。

そんなことがわからないものだから始動スイッチを押したり消したりしているうちにかからなくなってしまった。トランクもあかなくなっている。ディーラーのY君に電話。バッテリーが原因かもしれない、JAFを呼んでください。始動用の補助バッテリーは3年前交換した。しかし一旦エンジンがかかってガレージをでてからだからね?

 約30分でJAFの山川さんがきてくれてすぐに始動用補助バッテリーが放電していることがわかった。まあ7年で2万kmくらいしか走っておらず週一買い物に乗るくらいだからね。4~50分走ってください、多分それでOKでしょう。頻繁に充電不足表示がでるようだと交換が必要になるかもしれません、という診断。妻が家族会員にはいっていないというので2000円で登録。私は37年会員だが本人が同乗していないと有料になるらしい。妻は娘の車で買い物に出かけたのでけ私はそのまま充電運転にでかけた。

 上り坂を一気に駆け上がって近くの青少年の家まで。2~3の家族連れがいたが静かなもの。探鳥会でよくおとづれた場所。次は藤の里公園に進路を設定、藤の名所。ゲージのバッテリー表示は満杯の位置になっている。

2~30分で公園につく。ここも老夫婦や3~4人の人出。ここも何回か訪れた場所。外出自粛要請がきいている。

かぐわしい藤の花の香りに癒される。樹齢百年といわれる藤の老木がすごい。

いつもなら藤祭りでヒトで一杯になるところ。

老夫婦が静かに藤ノ木の下のベンチで休息中。

10カットばかり撮影して家にもどる。ざっと1時間ばかりの充電ドライブだったがゲージはフル充電の位置に戻っていた。明日朝エンジンがかかるかどうかですね。ディーラーのY君に電話したら交換は3万ほどかかるようだ。プリウスにはハイブリッド用と始動用の二つのバッテリーがついていて補助バッテリーは3年が寿命らしい。いつも軽キャンを使用しているのでしばらくはプリウスにのることにしよう。

 夕刊に八女市の黒木の大藤が観光客が来ないように折角の見頃の大藤をカットするというニュースがでていた。各地でチュウリップや百合の花をカットするというニュースがあいつぐ。パチンコ店の休業問題でもめている。行くところがないから空いているパチンコ屋に暇つぶしにくると客が言っている。店は経営上休むわけにいかないという。パチンコ屋に行く客がコロナウイルス無菌証明でも持っていれば安心なのだが彼らは自らが人にウツす危険性があることを理解していないのが厄介。

しかしどうやら新型コロナウイルスとの戦いは長期戦になりそうだ・・・

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200426 アマゾンプライムビデオ「感染列島」観る。想像力を欠いてきている日本人?!

2020年04月26日 | 辛口ひとりごと

アマゾンのプライム会員の会費が近く自動更新されると思うがそのメリットは配達納期の早さや利用する時の運賃無料、たまにしか利用しないが音楽、ビデオ映画などの無料視聴。本家本元はパンデミックであろうがどんな環境であろうが何兆円という利益を稼ぎ出す。腹立たしいくらいだ。

(タンポポの綿毛をマクロレンズで。横からLEDライト)

 元をとるべく最近は映画を見たりする。「ただ携帯を落としただけなのに」という映画。IT時代、スマホ時代の恐ろしさを感じたね。しかし映画はおもしろかった。昨晩、プライムビデオを開くと「感染列島」とうのが真っ先にでてきた。この辺りがアマゾンの怖いところ。最近の私のネット検索履歴から関心度合いを感知してネット上に情報をおくりこむ。ネットを利用する日本人はアマゾンにすっかり個人情報を掌握されていると思わねばならない。

それはともかく2時間半ばかりの映画にひきこまれた。WHOにも加盟しない東南アジアの小国で恐ろしい鳥ウイルスが発生。映画では感染した男のくしゃみの飛沫が小粒のシャボン玉のように周りの人間の口や鼻に吸い込まれる様を映像化している。

 このウイルスがこの島の住人だった日本人が帰国して娘とその婚約者にうつしてしまい、半年ほどで感染者3000万人、死者1000万人をだしてしまう。そのウイルスと戦う救急医や看護師、その家族、研究者など絡ませた人間ドラマというわけ。主人公のドクターは法をおかして異端の研究者に検体を提供、インフルエンザでない新ウイルスが突きとめられ、ワクチンの開発につながり感染は収束してゆく・・という話。一度ビデオをご覧ください。

 またぞろ長崎で大型クルーズ船、コスタアトランチカ(イタリア船籍、乗員623名)で新型コロナウイルス感染事故が発生し、乗り組み員が自由に下船して感染を広げているのではないかという事故。全員のPCR検査を終了、148名感染。1月はじめ中国上海で修繕をする予定が新型ウイルス感染にかんがみ長崎香焼の三菱重工が引き受けたらしい。2月3日に横浜港でクルーズ船での乗客感染が発生。それを長崎でも見ていたはずだが20日から修繕がはじまり3月末に終わったらしい。

 ここで第三者として疑問に思うのは三菱重工が1月に修繕を引き受けた時と1月末に港に接岸許可を与えた時に乗員623名のなかに感染者はいないのかどうかといったことを重工幹部や県がどう考えていたかということ。まして3日に横浜でウイルス感染が発覚して月末に修繕を始めるまでに何をしていたのかということ。知りたいね。自由下船を何故統制できなかったのか?ウイルス感染危機への想像力が働いたのか?

 東京都立大の山下教授が先般西日本新聞に寄稿しておられた。緊急事態の大きな認識差の存在。311福島原発事故はまだ緊急事態宣言が継続しているらしい。これは大事故が起こったあと出された。今回はこれから起こるかもしれない危機を避けるための予防的措置。ここに様子見の国と現実の事業者や医療現場と接している地方との危機認識力にギャップがある。ということで国の決定が後手後手でミスマッチが発生している。地方の要求する休業要請は補償と一体ということへの国の不理解。

 非常事態宣言が効果を発するには危機への想像力と日常の営みをストップさせる凍結力の二つが必要。宣言がでても平気でパチンコを続ける人間。コロナウイルス感染の悲惨さへの想像力不足と家で我慢できない、ストレス解消と平気で言う自己統制力欠如。天神ビル街は人出が73%減っても大濠公園では楽しそうにジョギングしている。前を走る人間がマスクなしでくしゃみをしたら後方を走るマスくなしランナーは間違いなく感染する。症状なし隠れ感染者がうようよ走っているとは想像できないノー天気人間が多いということか

 想像力と自己停止力の欠如。欧米からみると死亡者が少ないと言って安心してる、ロックダウン(都市封鎖)しない日本のやり方をひやひやしてみているらしい。ネーミング名人の都知事はゴールデンウイークをステイホーム週間と名付けたが果たしてじっとしてくれるか?西日本新聞はGWを我慢週間となづけた。

いづれにしても休み明けに結果が出てくるわけだから緊急事態宣言は延長が決まったようなものだ。性善説を期待したいものだが・・・・・

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200420 新型コロナウイルス非常事態宣言下、人生、人間いろいろ!わが家の絶滅危惧種!

2020年04月20日 | 辛口ひとりごと

非常事態宣言が7都府県にだされて明日で2週間、当初目標の感染傾向のピークアウトは難しそう。感染者の累計は1万を超えて死者数も250人を超えた。

 人との接触を通常レベルから8割カットしてほしいという政府要請。年金生活者の私自身は1m以内で対話した妻以外の人数は13日間で14人。週一買い物についてきた孫二人との2回接触も含めてほぼ1日1人だが、7都府県レベルでトータル何割達成したかなど把握は難しかろう。主要駅で5割移動人数が減ったといっても即、接触数減にはならない。

(開花し始めたハナミズキ)

 特措法に基づく非常事態宣言、休業要請といっても要請を受け入れなくとも罰金があるわけでもない?ようだ。日本企業の98%を占める中小企業でのテレワーク実施率は20数パーセント。出勤を7割カットしてほしいと首相が要請しても平然とサラリーマンは出勤している。経営者次第。まあ旋盤を使って自動車部品を作っている鉄工所にテレワークなど何?ってことになる。7割給与補償しますから休んでくださいと言われればするかもしれないが頭から補償するつもりはないと言われればやはり出勤してくる。

 福岡も感染者が500人を超えたが7割以下が50代以下らしい。天神の休日の人出が7割減ったとしても平日は5割にもどり、デパートは休業でも西新商店街は買い物客で3蜜状態。子供のストレス対策と言って大濠公園にでかけてマスクなしで遊ばせていたりして、何が非常事態かといいたくなる。皆それぞれ勝手に判断し勝手に行動している。これじゃ接触8割カットなどおぼつかない。富裕層はゴールデンウイークにおとなしく家にとどまりはしないだろう。

 ウイルスは金持ちも貧乏人も区別なく感染する。アメリカなど皆保険制度になっていない国は感染しても病院を受診などしたらどえらい金額がかかるようだ。日本でも1泊2000円でネットカフェで寝泊まりしている人間が東京など4000人ほどいるらしいが休業されたら路頭に迷う。子供をかかえたシングルマザーもパートや契約社員を解かれたらどうしようもない。中州の夜の街の女性たちも店が閉められたら貯えで食っていくしかない。低所得層ほど被害甚大。この戦争は長期戦だ。

 ウイルス戦争状態にある医療現場も常に感染危険環境下で医者や看護師の方々が必死の戦いを余儀なくされている。大阪など感染防御着が枯渇しているので市長が市民に雨合羽の拠出をお願いしたりしている。GDP三位の日本が聞いてあきれる。余計なものを一杯作っていたのかもしれない。そんな中、海岸にでかけて四輪駆動車で砂浜を爆走するノー天気人間、禁止の立札の横で子連れで魚釣りをしている大人。東日本大震災で日本人の品性が称賛されたが嘘のよう。格差がひろがりバラバラ。フランスなどは買い物など外出は1時間以内で外出目的の証明書がないと家を出ることができず警察のチェックがあり違反者は罰金がとられれるとのこと。

 今年の正月にこんなパンデミックを誰が予想したかということですね。晴れて東大に合格した新入生も大学寮から待避を命ぜられ田舎に逆戻り、これも白い目で見られながら。予想だにしなかったでしょうね。夏の高校野球も予選すらいつ始められるかあやうい。オリンピック選手も1年延期になったがほんとに来春終息宣言がだせるのか?映画も舞台もコンサートホールも球場も観客を集めてなりたつ仕事はすべてアウト。経済的に豊かなTV人間でも夫婦そろって感染し、子供を高齢の親に預けるわけにいかず家で見ざるを得ない家庭内感染も増えている。

 いずれにしても中途半端な非常事態宣言では感染拡大は止められないことがはっきりしてきたのではないか。

 わが家には絶滅危惧種が二種類生息している。

メダカは近辺の小川では発見できず道の駅やホームセンーで売られている。20数年前、絶滅危惧種に指定された。その後、絶滅の恐れありとしてドジョウが準絶滅危惧種に指定された。わが家の庭の鉢に金色と黒のメダカ、そしてひげ10本はえたドジョウが1匹元気に生きている。人類はこのたびのパンデミックに勝ち残れるか、世界の国々をささえていたグローバル資本主義が人と物の動きをストップされ生産ストップ、新たな経済システムを再構築できるか、人類は瀬戸際に立っているのではないか。

   テレワーク はじめて気づく 俺がムダ

そんなストーンヘッドのリーダーがウヨウヨいたら組織は壊滅する。

 

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200416 ちぐはぐな感じのする感染拡大防止策。いま接触8割カット作戦はどのくらい進展しているのだろうか?

2020年04月16日 | 辛口ひとりごと

 非常事態宣言がだされて今日で9日目。人と人との接触を8割カットすれば14日をすぎれば感染をピークアウトさせられるということでやってきたが、どの程度カットできているのか推定でも把握できているのだろうか?

 何もしなければ80万人が感染し、40万人が死亡すると北大の教授が数理モデルをだした。脅し文句のようでもあるがそれくらいの覚悟でやれということだろう。100年前のスペイン風邪では2波にわたる感染拡大で同様の死者がでたらしい。

 私のような70歳以上の年金生活者は全国に2300万人くらいいるようだがこの世代はいくらかの馬鹿なジジババがいるとしても8割カットは家から出なければいいのだから達成可能だろう。週一回、娘が二人の孫を連れて、孫は私が面倒をみて留守番、妻と娘はDSに買い物に出かける。昼食は自宅で5人が一緒、外では食べない。外出は月4~5回に抑えれば8割カットはできる。

 さてソーシャルディスタンスと称してスーパーではレジまちの行列に1~2M間隔で並ばせて、商品を袋に詰めるテーブルはあくたびにアルコール消毒をやっているようだ。しかし仮に隠れ感染者がいて、入り口でアルコール消毒もせず、マスクもせず入ってきて陳列商品をさわりまくったら一体どういうことになるのだろうか。

 スーパーサイドは入り口での手指消毒を徹底させるべきだし、買い物客はマスクをして、手指で絶対顔はさわったらダメで、帰宅したら速攻、手指手首を石鹸で洗い、顔も洗う。そして食品をだして、除菌ティツシュでふいて冷蔵庫に入れる。マスクはひもをもってはずしてゴミ箱へ。その後触ったドアノブやスイッチ類を除菌する。いやはや大変です。医療現場では命をかけて医師や看護師など医療関係者がウイルスと戦っているに違いない。

 娘は郵便局でパートをしているのだがマスクをしているわけでもなく手指消毒を徹底している様子もなく怖いと言っている。朝礼など出ていないのでわからないが局員の体温チェックやウイルス対策など指示しているのかよくわからないという。

 娘の旦那は社員百数十名の中堅印刷業に努めているがどうも働きぶりはかわらないらしい。実際問題、企業の98%を占める中小企業でテレワークなどできるところは2割くらいらしい。接触8割カット、出勤7割カットなど首相から指令がでるが、もっと細分化して努力目標を出さないとトータル8割カットは難しいのではないだろうか

 ということで軽キャンピングカーによる車中泊撮影旅は開店休業。もっぱら自宅被写体再発見でマクロレンズ片手に周辺チェック。ハナミズキの芽が天に向かってワッと伸びてきたし、青もみじが紫モクレンをバックに美しい。

自然の美くしさが再発見できるし、結構楽しい。

家の中ではかつて新幹線通勤をしていたころ新大阪駅で買った藤沢周平の時代小説が50冊ばかり書棚に並んでいる。再読を始めた。佐伯泰英にない魅力はある。今年のテーマである断捨離も有り余る時間を活用して大部すすんだ。

外出自粛という非常事態を反対に今までの生きざまを見直すチャンスととらえたほうが良いかもしれません。とにかくしばらくは自らが隠れ感染者かもしれないと考えて人に感染させないよう対処すべきでしょう・・・

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200413 要請だと自己判断、安易に流れパチンコや潮干狩り!3週間前のイギリスは今の日本と同じだった!!

2020年04月13日 | アフターセブンティ

イギリスの新型コロナウイルス感染者はジョンソン首相をはじめとして7万3758人、日本の10倍、死者は8958人、日本の60倍。悲惨な状況のようだ。ニューヨークも同様、看護師は誰に人口呼吸器を使わせるかで人命の選択に迫られているという。

 日本も緊急事態宣言が7都市に出されて5日がすぎた。パチンコ屋に長蛇の列、禁止の立札を無視して潮干狩りに興ずる日本人。禁止や命令ではなく要請で各人の良識期待のジャパン。どうしても自らの都合の良いように自己判断してしまう人間はどこにもいる。かく言う私も気分転換やウオーキングを兼ねて人が少なかろうと判断して桜と菜の花の写真を撮りに行った。実際誰もいなかったのだがこれも自己判断。

 イギリス在住の元国連職員の女性が現地から日本人に警告を発していた。それを紹介してみたい。

ついに日本でも緊急事態宣言が発令され、新型コロナウイルスへの対応策が強化されつつある。しかし、元国連職員の谷本真由美氏によると、日本人の捉え方はまだまだ甘すぎるという――。イギリス在住の谷本氏だからこそ知っている、“日本には伝わってこない”欧州コロナ事情の最前線とは?
1、欧州とはまったく異なる日本の“空気感”
 このところ日本のニュースを独占するのは新型コロナウイルスの話題ばかりです。もちろん私が現在住んでいるイギリス、欧州でも大変悲惨な状況が続いております。日本のワイドショーやネットニュースなどで多少なりとも状況は伝えられているので、ご存知の方も多いことでしょう。しかし、現在イギリスにいる私からみると、欧州が陥っている“本当の事態”というのが、日本ではそこまでよく伝わっていないのではないかと感じています。欧州と日本では、新型コロナウイルスに対する捉え方に違いがありすぎるのです。その決定的な違いは日本と欧州の“空気感”です。
日本では週末に外出自粛の要請が出ても、お花見に出かけたり買い物に出かけたりしている人が大勢いました。先日、緊急事態宣言が発令されましたが、それでもいつものように会社に出勤する人はまだ大勢いますし、交通機関もほぼ通常通り動いている。日常生活ではそれほど変わりがありません。ところがイギリスをはじめ、欧州ではまったく状況が異なります。欧州では、第三次世界対戦が始まったのとほぼ同じような捉え方をしている人が大半なのです。私が必要以上に煽っていると思っておられますか?Twitterで書くような、いつもの冗談だと思われているでしょうか。違います。  まったく違うんです。この状況は各国の経済だけではなく、我々が享受している文明そのものを破壊しかねない、恐ろしく、終わりが見えない“戦争状態”なのです。相手はどこにいるのかわからず、避けようと思っても忍び寄ってくる・・・。恐ろしい亡霊のような、しかし破壊力は爆撃以上の恐怖の塊なのです。
2、欧州の人たちからユーモアが消えた
 この事態がどれだけ深刻なことかというのは、イギリス人や欧州大陸の人々のリアクションを見ればはっきりしています。イギリスだけではなく、欧州というのは、そもそも深刻なことがあってもブラックなユーモアで切り返してやり過ごすような人達が多い国です。特に私が4年間住んでいたイタリアや、よく遊びに行っていたスペインは非常に楽観的で享楽的な人だらけ。 仕事よりも楽しいことを追求する人達なのです。ところが今回のコロナ騒動では、その彼らからさえユーモアのセンスが一切消えました。ネットやテレビやラジオに蔓延しているのは悲鳴です。 恐怖です。 絶望です。
 なにせイタリアでは毎日千人近くの人が亡くなっているのです。感染症の数も一向に減りません。テレビに映るのは数多くの遺体。そして急ごしらえの、病院とは決して言えない、“野戦病院”となった展示場や遺体安置所になったスケートリンクなどです。
 こうした悲惨な事態を目の当りにして、「映画の中の出来事なのではないか」「私達は本当にこの悲惨な状況をこの目で見ているのか」といったようなことを言う人が大勢います。なぜそんな風に感じるのか。それは、たった3週間前までは欧州のどこの国でもごく普通に生活をしていたからです。春休みが近かったので、みんなの話題といえば「どこに遊びに行くか」「天気が良くなってきたら、庭をどういう風に手入れしようか」「どこのレストランのテラスは気持ちが良い」というような他愛のない話だったのです。欧州はこの時期に日がうんと長くなって多くの花が咲き始め、楽しい春と夏が始まる――。一年で一番良い季節なのです。日本と違って花粉症もそこまで激しくはありません。欧州の人々はこの季節と夏を楽しみに人生を生きていると言っても過言ではないのです。 しかし現状はそれとは真逆の状況になってしまいまいた。
3、「キリスト教的価値観」さえ崩壊した欧州
 はじめのうちは、東洋で起こっていたこの“奇妙なウイルス”の話は、欧州の人たちにとってTVモニターの中の話題として伝わってきました。自分たちとは人種も顔も違う人々が、政府の役人や秘密警察に殴りつけられている映像は、あくまで遠い国の話で、自分達の生活に関わることがないことだったのです。ところが、その映画の中のような事柄が、突然自分たちの生活の中にも入り込んできてしまいました。事前通告がほとんどない状態で都市が封鎖され、移動ができなくなってしまったのです。学校はもちろん、レストランやパブも閉鎖。街はまるで死んだようになっています。花が咲き乱れて太陽は燦々と輝いているのに、地中海の海はいつもどおり真っ青なのに、です。地域によっては、スーパーマーケットの商品が品薄となり、まるで戦時中の配給状態になってしまいました。何時に並べといった指導はもちろん、店に並ぶ際も前の人と2メートル以上の距離をあけなければならない、などと厳しく言われています。入店のために1時間以上並ばなければならないこともざらです。人々は残りすくなくなった商品を取り合って、言い合いになったり、殴り合いになることもあります。
「隣人を愛しなさい」「寛容であれ」「ゆずりあいましょう」――などといったキリスト教的価値観が前提であるはずの欧州は完全に崩壊しました。
 自分の命が危険にさらされ、来週になったらもうキャベツやパスタはもちろん、生きていくのに最低限度必要なものが手に入らないかもしれないという恐怖・・・。その恐怖で社会が破壊したのです。
4、海外のニュースを知ることで命を守る。
欧州では、店が空けられないので、すでに数多くの従業員が解雇されました。企業はどんどん倒産し、もう再開することのないお店のシャッターは閉まったままです。
 我々の愛していたあの穏やかな生活は戻ってくるのか、食料はいつまで手に入るのか、なにより私達は生き延びられるのか――。表面的には多少明るく振る舞っていても、多くの人の心の中を支配するのは、これらの恐怖です。こうした事態は各国で同時多発的に起こっているので、もう他の国に逃げることもできません。また、中国に怒りの矛先を向けてもウイルスが消えるわけではありません。
 医療物資が不足し、各国の医師や医療関係者のなかにはゴミ袋やシャワーキャップを使って感染者の治療にあたっている方もいます。世界で最も優れた医療制度を持っていると思い込んでいた欧州の病院でさえ、すでに崩壊しているのです。
5、この絶望感が支配する欧州の状況を、日本人の大多数はまったく理解していないように思えます。
その状況は、まさに3週間前のイギリスであり、フランスなのです。この記事を読んだ日本のみなさんは、どうか今欧州で起きているこの恐怖を他人ごととして扱わないでください。欧州だけではなく中国、台湾、香港の状況を学び、自分と家族を守ってください。海外のニュースを知ることは自分だけではなく家族の命をも守ります。手を徹底的にあらい、他人との接触を避けてできるかぎり引きこもって下さい。飛沫感染にも最大限に気をつけて下さい。
あなたが引きこもるだけで世界を救えるのです。
(初出:WANI BOOKS NewsCrunch)

まあ、2500万人くらいいる?年金生活者だけでも外出禁止、自宅引きこもりをさせるべきかもね。5月6日まで人との接触8割カット目標も経営者がどう受け止め、従業員にどう徹底さえるか、きわめてばらつきがあるようだ・・・・・

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200410 人との接触8割減は年金生活者ならできるが東京都でそれが可能なのか?

2020年04月10日 | アフターセブンティ

自民党の二階幹事長が安倍総理が「国民ひとりひとりが新型コロナウイルスの感染拡大をおさえるために、人との接触機会を最大限8割削減出来たら、5月6日には感染をピークアウトできる」と新型コロナ特措法にもとづく緊急事態宣言をしたことに対し、「そんなことができるわけがない」と否定した。

 どうも総理の発言が軽すぎて信頼がおけないという世論がふえていると言われるが実行可能性のないことを国民の命を守るという美名のもとにしらっと発言することにあるのではないかと思われる。われわれ年金生活者なら単純計算で月30日の2割、6日だけ生活必需品の買い物や散髪にでかけ、あとは家で読書やビデオや庭いじり、30分のウオーキングをしておれば人との接触機会8割減は実行できる。しかし食べんがために働いている人たちに具体的にどうすれば可能なのか検討して発言しているのか?

 

 何割の人がテレワークができるのか、できない人はいっぱいいると思うがまずは週に何人くらいと感染可能性のある接触をしているのか出してみてその7~8割がカットできるのかどうかということ。二階幹事長の言を待つまでもなく不可能だろう。

 それにもう一つわからないのは法に基づく非常事態宣言といえども、たとえば商いをしている人たちへの休業要請もあくまで要請であって命令ではなく、罰則規定もないとのこと。命令なら当然休業補償もしてやらないと経営者も従業員も食っていけないということになる。どうも保障問題がややこしくなるものだから要請ということにしているのではないかとついつい思ってしまいますね。

 法に基づく緊急事態宣言が出された翌日、東京で181人、大阪で92人と過去最高の感染者が出てしまった。北海道も18人、どうも東京からの移動者が多いらしい。東京の金持ちが軽井沢の別荘や沖縄、北海道などへ避難しウイルスの感染源になってしまう。だれしも自分がかわいいので勝手な行動をしてしまう。ほんとに今回の非常事態宣言で感染拡大を抑えきるのか、大変心配な事態である。

 

 ともあれ我々はおとなしく自宅待機である。庭の枯葉の掃除や、排水溝の点検、マクロレンズをとりだしてわが家のミクロ被写体の発掘、撮影で時間をすごす。

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200407 福岡にも緊急事態宣言、ついにわが町にもコロナウイルス陽性患者!こんな時カメコ冬眠からお目覚め!

2020年04月07日 | アフターセブンティ

 新型コロナウイルスの世界への、日本への感染は一向に衰えをみせない。ついに政府は緊急事態宣言を発動、東京、神奈川始め福岡もふくめて緊急事態が宣言された。そしてついにわが町、筑紫野市にも20代の男性陽性患者が発生。いよいよコロナ危機が身近に感じられるようになってきた。不要不急の外出自粛の徹底だね

 桜も散り始め、ヒヨドリだけが元気にとびまわり花蜜をすいまわっている。

  

こんな時、わが家のペット、クサガメのカメコが半年の冬眠から無事お目覚め。

 

しかし動物の生命力って大したものだ。半年も食事もなしで水中でよく生きのびれるものだ。変温動物である亀は外気温が10度以下になってくると活動が鈍化して、仮死状態になって冬眠がはじまる。肺呼吸が皮膚呼吸になり水中のわずかな酸素を吸収して生きのびるらしい。人間も肺機能がやられたら、皮膚呼吸に自動転換するとかになればコロナウイルスで死亡することがなくなるかもね。

 ボランティアの知人が発熱や咳で行きつけの医者に解熱剤をもらったり、医者に保健所に電話してもらったりしたがしたが結局PCR検査は受けられず、主治医に血液検査と点滴をしてもらい、発熱の原因がわかってコロナではないと判定されたようだが発熱から4~5日大変な目にあったらしい。医療現場はまさにピリピリした医療破壊寸前の状況にあるのかもしれない。緊急事態宣言で外出自粛、人との接触率8割減を狙うらしいがオーバーシュートを回避し収束のリズムにダウンすることを願いたいものだ

 

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200403 運転免許、高齢者講習終了証明書ゲット、年金事務所、図書館、一挙に処理。

2020年04月03日 | アフターセブンティ

認知症検査をおえて自動車免許更新の第二ステップの高齢者講習。車で20数分の、みなみ福岡自動車学校におもむく。10時受付。新型コロナウイルス感染防止のため受付カウンターをぐるっと透明のビニールシートの飛沫防止スクリーンが設置されている。

スクリーン越しに女性スタッフと対応。10時20分の予約ですというとまだ大部時間がありますよと言う返事?14時20分と聞き違えたらしい。免許証と認知症検査結果報告書を提示。しばし待機。よばれて5100円の講習料を払って、運転状況アンケート。実車テストの時試験官が参考にすることがあとでわかった。

認知症テストが75点以上は2時間講習、5100円。75点未満のシニアは3時間講習で7950円となる。ガイド本などで事前準備をすれば満点もとれるが、テストをバカにする横柄な年寄りは75点以上とれない。この姿勢が横柄な運転姿勢にも通ずるようだ。

 11名集合。2班に分かれてスタート。最初の30分座学。県下の交通事故死は去年98人、昨対38人の減だったらしい。事故の発生状況と原因、運転の注意ポイントなど。そのあと30分は眼の検査。視野、視力、動体視力、夜間視力などのチェック。まあ、各人、視力の衰えをしっかり認識して、夜や雨天時は運転を自粛するなどの補償運転をしなさいということ。

 最後の60分は教習所内での運転技能チェック。3人ずつ乗り込む。巻き込みを防ぐ左折の基本、サイドミラーで確認しながらの右折、段差のある道をのりあげて即停止、店舗への突っ込み事故防止能力チェック、車庫入れ、一時停止ラインできっちり止まって左右確認してユックリ進行。左右チェックしなければ一時停止違反になりますよと厳しく指摘される。まあ5100円出してしっかり惰性運転を見直せということ。

 きっちり2時間で終了、無事に高齢者講習終了証明書をいただく。あとは免許更新に行くのみ。去年免許返納が60万人ほどあったらしい。70歳以上が4分の1ほどだったということ。法律は高齢者にますます厳しくなる。3年に一度の更新になるし、一度違反や事故を起こしたら即、認知症チェックや実技検定なども課せられるようになるらしい。とにかく補償運転を含めて慎重な運転をこころがけ、だろう運転をしないでほしいということでした。

 コンビニでおにぎり弁当を調達して、南福岡年金事務所にむかう。13時半の予約。車で20分。何を確認にいったかというと私が死去した後、妻に遺族年金がどのくらい出るのかということ?14時すぎ計算書をもらって、その後、筑紫野市図書館に返本のため向かう。

 途中、武蔵寺周辺の桜をチェックし、本をかえす。図書館は本の貸し出しと返却のみ4月1日から再開。デスクでの閲覧はできない。ずらっとマスクをした係員が黙々と執務をしていました。妻から貸本が一番ウイルスが付着してそうだから借りてきたらだめよと釘をさされていたので、読んでいて、きりのない時代小説を借りるのはやめてそそくさと退却。本は消毒していますよという案内でもあれば借りたのにね。

 自宅周辺の桜をチェックして16時過ぎ帰宅。とりあえずは一挙に三件の用事を完了したという一日でした。もちろん、その都度その都度、手洗い、手指のアルコール消毒、顔を手指で触らないなどを実践しながら・・・・

西日をあびて桜がきれいではありました。

 

 

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200401 九博ボラ記念品、和顔愛語。いよいよ4月、平穏の日々いつ戻るのか?!

2020年04月01日 | アフターセブンティ

 75年前、敗戦の焼け野原から始まったわが人生。途中、バブルがはじけたり、リーマンショックがあったり、多発テロが発生したり、いろいろありはしたが、今回の新型コロナウイルスのパンデミックは100年に一度のグローバルクライシスになりそうな気配。年金がストップにならず生活物資の供給が途絶えない限り、なんとか生き永らえることができるが、現役世代はいろいろ大変な試練になる人がいっぱい出るかもしれない。技術留学生なども突如、研修解除され行く当ても再就職の目途もたたず帰るに帰れないというニュースをやっていたが誰が援助の手をさしのべるのか?

 九博ボラもしばらく開店休業。3年間の活動記念品が届いた。館長がかかれた「和顔愛語」の書が印刷された扇子。笑顔でやさしい言葉をそえて人と接する、ボランティア精神である。

 このような平穏な日常がいつ戻ってくるのかほんとに心配だね。ウオーキングもかねて草場川にでかける。人影もまばらだが家族連れがしばしのリフレッシュにやってきていた。マスクをつけてウオーキング。

今回のコロナウイルスが厄介なのは感染して、1週間の潜伏期間がすぎてもなお咳も熱もでない無症状感染者が多くいて、カラオケなど密閉空間で、数人が密着して、大声で飛沫拡散させ、人にうつしてしまう。逆説的ではあるが、自分も感染者であるかもしれないと自覚して人にうつさないよう三密環境をさけて、マスク、手洗い、消毒を実践することが感染拡大をふせぐポイントであるということ。

京大ウイルス研究者の宮沢孝幸さんがツイッターやフェイスブックで端的に明快に発信されている。当ブログ読者のかたがたもぜひアクセスしていただきたい。このコロナウイルスは空中で3H、銅板で4H、段ボールで24H、プラスティックやステンレス上では2~3日生存しているらしい。

川沿いを2~30分ウオーキングして帰宅。車においてある除菌スプレーで手指を除菌、玄関ドアのノブも除菌、洗面所で顔を洗い、ノブも除菌して、マイタオルで顔をふく。

パソコンのキーボードも除菌ティッシュできれいにして操作。夕食準備の応援で台所に立つ前に手洗いを実行、咳が出そうならマスクをするか、腕で口をふさぐ。今までは自らの免疫能力に頼って無頓着に生きてきたが人にうつさないためにもまずは自分から生活習慣を変えてみるということですね。

コロナウイルスとの戦いは長期戦になりそうだがそれぞれの立場でみずからの仕事や生きざまの見直しをやるいい機会にすべきではないかと思いますね

 

 

 

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