今日は朝から会議、午前午後ともびっちりと会議があったため、だらけきった身体にはえらいこたえました。明日からリハビリなしでいきなり全開モード、大丈夫かな・・・・・?
職員室の机の上にスポーツイベントハンドボールの今月号が届いていました。パラパラと流し読みをしながら、当然インターハイ特集で目が留まりました。この夏ベスト8入りした兵庫明石高校のことが少し書かれていましたが、そこにあった恩師工藤先生の言葉に久しぶりにグッと来てしまいました。
「選手には厳しいことを言ってきたが、選手たちはよくやった」
遠く昔19年前、私の母校を率いて宮崎インターハイに出場、当時3年生だった私もコートに立たせていただきました。1回戦は長野県の小諸高校に大差で快勝、続く2回戦では大分電波高校(現大分国際情報)にダブルスコアの敗退。2回戦ではほとんど出番のなかった私でしたが、ゲームが決まった(敗戦)感があった後半残り10分ほどコートに立たせていただきました。同じコート内には現トヨタ車体監督のN選手、素人の私の目にも別格ということがすぐにわかりました。試合を終えて、工藤先生がおっしゃいました。「お前らはよくやった。」。私の記憶では一度も褒められたことはありませんでしたが、「よくやった」の言葉に人目もはばからず仲間たちと泣き崩れたことを覚えています。素人ばかりで県内の強豪チームを撃破しインターハイ出場、そこにはそれなりの苦労や葛藤がありましたが「よくやった」の一言にそれまでの苦しみなどすべて吹き飛んでしまいました。
大会を終えて兵庫にもどり、夏の終わりに発売されたイベント誌を読みました。そこには驚いたことに工藤先生のまるまる1ページの特集があり、それを読んでまたまたウルッと来た記憶があります。「素人でもやればできる」今でも時折読み返して頑張らないとなぁと気合を入れています。
話が少しそれましたが・・・
競技スポーツですので、最後に勝って終われるチームは僅か男女それぞれ1チーム。当たり前のことですが、それ以外のチームはすべて負けて終わります。負けた時にどう思うか?全力を出し切った明石高校、悔しさはもちろんあるでしょうがきっと爽やかな気持ちだったことでしょう。最後をどのように負けるか・・・・勝ちを追及していきながら負けることを考えるのもおかしな話ですが、明石高校のようにやり切って終わることがやはりベターなことでしょう。
この夏、全くやり切れず力を出し切れずに大会を終えた東邦高校・・・・、二度とあんな思いを選手にさせないよう、「よくやった」と言って終えられるようまた明日から気持ちを込めて頑張りたいと思います。