紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

どの「素材メーカー」にでもある筈です…つらいですがね

2017年11月29日 16時54分36秒 | 日記
 今朝は5度で小雨の朝でしたが…日中もおなじでした。 百姓仕事はお手上げ状態です。でも、こんな事で不服を行っていたら、北国の人達に笑われそうですね…3ヶ月前後積雪で閉ざされるのですから・・・辛抱、辛抱です。 今日は,刺身魚も切れたんで,「お肉」(松阪肉の切り落とし・通販)で、すき焼きです。土佐では作る人の少ない「白長ネギ」を2本買って来ました。 (白菜は植えてあるのですが、「玉に巻き始めた」ばかりですのでこれも買いました…葉っぱニンニクは、未だ赤ちゃんです)
 写真は,植えてある庭の「菊」達です…未だ「つぼみ状態」な、花が3種類有ります。

 
「東レー」で出ましたが・・・どの「素材メーカー」にでもある筈です。 週刊エコノミスト編集長と、経済プレミア編集長の対談で、「企業は不祥事を隠し切れない時代になった」という認識で一致したそうです。
 「製造作業」では、品質が基準に満たない製品は必ず! およそ、全体の1割近いほどは?発生します。(紙の場合は,ロス率5%を、ロス率3%以内にするのが目標) 「品質が基準迄」行っていなければ,製品としては出荷できないのは当たり前です。 故に,不合格品は再び原料となるのです。
 所が、契約内容と多少異なっていても・・・顧客の了承を得て,ユーザが承知の上で「特別採用」(価格が安い)という手法で出荷はできるのです。(本来の製品認証ラベルは貼りません)
 
 「製紙」(糸でも)でもあります…紙の厚さ(糸はデニール)+紙の密度+紙の強度+紙の平滑度+紙の漂白度+紙の柔軟性…紙の湿度等々です。
 需要家が使う要望条件で・・・全ての「スペック」を決め受註するのですが…「要望通りの紙」になる迄に「漉き始め」とか・・・「漉き終わり」とか…「次のスペックへ移行する」たびに,“中途半端な紙”・・・が、抄紙機から出るのです。…連続して機械が回っているから必然的です。
 これらの「中途半端な紙」を、どれだけの量を「不良品」にするのか,しないのか?が・・・工場の「生産性」(収益)に大きく繋がるのです。
 
 私は,ある製紙メーカーの工場に「毎月出張」していました。(其のメーカーの社長による・・・「ユーザー側」からの要請の「代弁者」としてです) 流通業の私ですが・・・出張先は工場の「生産会議」に出るのと,「仕上げ責任者」の教育だったのです。…(疑わしければ?上司(工場長も)が出荷しろと云っても・・仕上げ責任者は「集荷しない権限」(社長特命)の付与でした)
 工場長は,本社で生産性と,工場の稼働状態を報告するので・・・場合によりますが…工場長権限「職長権限でも」・・・で「中途半端な紙」の駄目指数、「境目の数字」を緩めるのです。
 紙のJIS規格…米坪・紙厚・寸法等…(プラス・マイナス何パーセント以内:例えば「1970年改訂)・・・JJIS P 8119・ 紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法・・・JIS P 8122・紙及び板紙−サイズ度試験方法−ステキヒト法・・・JIS P 8124・ 紙及び板紙−坪量測定方法等々)
 ですから,私の場合は社長命令で「工場長抜き」だったのです。(私も憎まれ役を請け負わされて、災難でした)
 
 「工場長さん」慚愧に堪えません?です?が、・・・東京本社の社長室でこんな話しも・・・「ハーさん、オモロかったよ。 工場長が会議で、抄紙機のプレス設備を更新したくって,アレもこれも,アレも…と「本題」以外に「ダミーの要望」(犠牲にする要望)を描いて来た…素人の私でも解ったので…出して来た要望書の全てに「決済判」を押してやった」…(これだけは譲れません!他は諦めますから、これだけは通して下さい…だったのですが) 彼はビックリして飛んで帰ったよ!でした。(工場長も苦労してます)

 これは大きいのかも?知れませんね。 「リチウムイオン電池の発火」を防ぐ新しい電解液を開発したと、東京大などの研究チームが発表しました。
 電池の寿命も延びるという。英科学誌「ネイチャー・エナジー」に28日、論文が掲載される。 東大の山田淳夫教授(化学システム工学)らは、発火生物質を含まない「難燃性」の電解液を開発、充電と放電を1年以上繰り返しても性能がほとんど落ちないことを確認したそうです。