9月20日過ぎの伊吹山3合目の花。さみだれで載せています。
キセワタ(着せ綿) シソ科 メハジキ属
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大) 解説
山地の草原に生える,高さ 60 ~ 100 センチの多年草です。葉は細長く,毛が生えていて,縁に荒い鋸歯があります。花は葉の付け根に輪生します。和名は,白い毛が花を覆っているからだということです。
環境省RDBの、絶滅危惧II類(VU)絶滅の危険が増大している種
昨年の10月中旬には 同種の花がありました メハジキ 2005.10.15の報告
ガガイモ ガガイモ科 : 多年草
解説
ガガイモの名前の由来は、カガミ(かがむ)という動作を意味していて、これは、かがむような低い場所に太い茎があるということからついた名ということです。
また、葉が亀の甲のような形をしていることから、栃木の放言でゴガミ(亀)のことを、ガガということから、ガガと、果実が熟すと、イモのような色・形から、ガガイモと名がついたなどがあるようです。
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尊敬します。
自然から政治・経済、もめ事相談まで、私もいつかなりたい理想像をすでに実践されておられる。
私にとってキセワタは、熊本県の1箇所でしか見たことのない野草です。それも、私たちが自然保護のために1988年に購入した阿蘇郡のスギ伐採地においてです。
スギ伐採地は、草原状態です。それまで100年近く、スギ植林地の中で眠っていたものと思われます。年月が経ち、自然林が回復するにしたがってキセワタは見なくなりましたが、また、眠りについたのでしょう。
キセワタは阿蘇の貴重な草原植物ですが、スギ植林によって、その姿を消しています。野草の絶滅には森林伐採や盗掘などいろいろありますが、キセワタが減っているのは、草原状態が減っているから・・・。
森林伐採あるいは、スギ伐採によって、よみがえる植物だと思っています。伐採地というのは、それなりにおもしろいところです。
岐阜県のほうは、どうなのでしょうか。
>何事にも奥が深い方ですね。
⇒いゃー、そんなことないですよ。
自然を尋ねる人さんのしっかりした多方面の視点、敬服している私です。カメラも(笑)
>自然から政治・経済、もめ事相談まで、私もいつかなりたい理想像をすでに実践されておられる。
⇒そこは、やっぱり、「趣味」なんでしょうね。
★さえちゃんさん、おはようございます。
>こんばんは!日本の植物に大変関心がおありのようで、心強いです。
⇒興味があります。
花を見て歩くと飽きません。
>私にとってキセワタは、熊本県の1箇所でしか見たことのない野草です。
⇒そんなに希少なんですか!
>それも、私たちが自然保護のために1988年に購入した阿蘇郡のスギ伐採地においてです。
⇒それはすごいですね。
実は、私たちもトラスト、やってます(笑)
概要
http://gifu.kenmin.net/teramachi/nagare/dotora.html
内容
http://gifu.kenmin.net/teramachi/nagare/doto.html
>スギ伐採地は、草原状態です。それまで100年近く、スギ植林地の中で眠っていたものと思われます。年月が経ち、自然林が回復するにしたがってキセワタは見なくなりましたが、また、眠りについたのでしょう。
⇒そうなんでしたか。
確かに、ときどき、そういう植物種、生物種がありますね。
>キセワタは阿蘇の貴重な草原植物ですが、スギ植林によって、その姿を消しています。野草の絶滅には森林伐採や盗掘などいろいろありますが、キセワタが減っているのは、草原状態が減っているから・・・。
⇒生態系の遷移として、納得です。
>森林伐採あるいは、スギ伐採によって、よみがえる植物だと思っています。伐採地というのは、それなりにおもしろいところです。
岐阜県のほうは、どうなのでしょうか。
⇒見事にいい当たっています。
この写真のところは、伊吹山の3合目なんですが、スキー場の中。
開発という「人の作為」によって、私たちの目に触れるようになったわけなんですね。
昨年の10月にここに行った時、倒産で来年は閉鎖、と教えられました。が、別会社が買い取って、営業継続らしいです。
閉鎖による「放置」で、眠りにつきかけるはずだったキセワタは、当分は、このままで行きそうですね(笑)
楽しい説明、ありがとうございます。