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てらまち・ねっと



 1月5日の築地市場で大間産マグロが1本1億5千万円、市場のマグロの最高値、
 しかも、昨年の記録更新の3倍の価格での記録再更新・・・・という。
 まるで、バブルの時代の話の再現。

 ・・もちろん、バブルの再来ではないので、
 昨年も指摘されていたが、「年前から、『ニュースなどでいっぱい放送されるので宣伝効果が高い』との思惑で、寿司のチェーン会社が買い取っている」、
 ということらしい。

 そんな初セリのニュースに混ざって、被災地の放射能汚染の魚の話も流れている。
 
 NHKは、
  「各自治体の定期検査では、魚介類の放射性物質の濃度は、全体的には低下傾向にありますが、
    一部で、濃度の高い魚が見つかる理由は分かっておらず、被災地の漁業の復興に向け、詳しい原因の解明が課題になっています。」


 としている。
 放射能の汚染は長く影響することは分かっていたのに・・・・

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●築地で初競り 初物マグロ1億5000万円!
         Tokyo MX   2013年1月5日
 日本の台所・築地市場でことし初の取引となる初競りがあり、青森県大間産のクロマグロに1本およそ1億5000万円の高値が付きました。

 午前5時すぎ、築地市場の場内にはマグロがずらりと並び、威勢のいい掛け声が飛び交いました。築地市場の場内には国内や世界各地で水揚げされた冷凍と生鮮マグロの初物が一面に並べられ、競りの開始の鐘が鳴ると値決めの声が響き渡りました。最高値が付いたのは222キロの青森・大間産のクロマグロで、1本なんと1億5540万円の値が付き、去年の5649万円の3倍近くとなりました。初競りのマグロはおめでたい時期であることから「ご祝儀相場」として高値が付きます。

 初競りで1億50000万円のマグロを競り落としたのは去年も最高値で落札した築地などに店を構えるすしチェーン店で、社長は「値段は後から付いてきてちょっと高くなった。やりました」と話し、1億5000万円のマグロは社長自ら包丁を入れ、解体します。マグロ1本でおよそ1万人分です。店の前にはマグロを一口味わおうと長い行列ができました。

味わえるのは1人1貫限りで、赤身が128円、大トロが398円の通常価格で食べられます。


訪れたお客さんは「去年から待ってました。とろけます」「訳が分かんないですけど、めちゃくちゃうまいです」などと話して縁起物を味わっていました。
 マグロは首都圏をはじめ全国にあるチェーン店で到着次第提供され、あすには売り切れそうだということです。

●マグロ史上最高値1・5億円「異常としか…」
              (2013年1月6日12時31分 読売新聞)
 史上最高値で落札された本マグロ(5日、東京都中央区で)=米山要撮影 大間産マグロ1本1億5540万円。
 東京・築地市場の初競りで昨年の約3倍に上る値がついたことに、地元・青森県大間町の漁業関係者らからは一様に驚きと喜びの声が上がったが、行き過ぎた競争に戸惑いもみられた。

 大間産マグロは2001年に2020万円(202キロ)の値をつけ、10年まで初競り最高値の座を守ってきた。11年に北海道・戸井産に3249万円(342キロ)がついてトップを奪われたが、昨年は5649万円(269キロ)で王座を奪い返した。

 大間漁協によると、今年は3日から漁を始めたが海が荒れてほとんど出漁できず、最高値のマグロは昨年12月29日朝に水揚げされた。
 釣り上げたマグロはえ縄船「第38美吉丸」(19トン、3人乗り)の船長竹内大輔さん(36)は「いやもう、あまりにも値段が高い。でもうれしい、誇りに思う。これからも大間のブランドを保てればよい」と話した。
 竹内さんは親子3代の漁師。父の薫さん(62)は01年に最高値を記録し、親子2代で最高値を更新した。薫さんは「去年もすごいと思ったが、その3倍だから、一体どうなっているのか」と驚きを隠せない。

 同漁協職員は「年末ジャンボ級の価格でびっくり」。田中勝副組合長は「去年はあまり漁がふるわなかったので、年始めに1億5000万円もの値がついて喜ばしい」と笑顔を見せた。

 一方、市場関係者の間には「市場の価格形成に影響が出かねない」と懸念する声もある。
 町内のある漁師は「初競りのご祝儀だろうが、年末には1キロ当たり高値で2万5000円ほどだったから良くて500万円台だろう」と指摘。漁協関係者も「異常としか言いようがない」と、宣伝効果を狙う業者間の競争激化に困惑する。


 年間を通して大間産マグロを出している同町のすし店「浜寿司」の主人・伊藤晶人さん(48)も「相場が壊れている。宣伝効果があるとはいえ冷静にならないと」と話す。

 大間崎にある土産店「大間観光土産センター」では、インターネット販売で大間マグロ200グラムの冷凍切り身を販売。昨年の売り上げは前年に比べて5~6割増えたという。横山一夫社長(60)は「ブランドイメージが高まり注文が増えるのでは」と期待する反面、「今後の値段はどうなるだろうか。客のことを考えると販売価格は上げられない」と心配する。

●マグロの1億円は投資か浪費か -
       ブロゴス 2013年01月05日 新田哲史
●波紋を広げる初セリニュース
あけましておめでとうございます。
新春早々、日経平均株価が震災前の基準に回復するなど世間は景気上昇ムード。東京・築地市場の初セリでは、マグロが過去最高値の1億5,540万円で競り落とされた。昨年付いたばかりの最高値の3倍近くというバブルっぷり。日経新聞が夕刊一面で報じてしまった程の話題となったが、ネット上の反応を見ていると物議を醸しつつあるようだ。私の知り合いもソーシャルメディアで見せた反応は様々で面白かった。件のマグロを食べに行かれた方もいたし、「複雑…」と言葉を濁す方も。その一方で、外国で企業を経営する友人は、日本のマーケットがもっと開かれるべきという持論から「競争があるのはいいこと」と好意的にとらえていた。実際、この日のセリは今年も、「すしざんまい」を展開する株式会社・喜代村(東京・中央区)と、香港資本の株式会社・板前寿司ジャパン(同)の一騎打ち。その意味ではたしかに、内資と外資が競争を繰り広げることで市場が活性化した一例と言えなくもない。マグロ漁師の取り分が7割程度だとすると、青森・大間の漁師さんは正月早々、億単位で「お年玉」が手に入ったことになる。

●落札額は宣伝広告費?
さて1億5,000万円も投じた「喜代村」は、これで元を取れるのだろうか。同社サイトによれば資本金は9,800万円だから、この1回のセリだけでその約1.5倍を投じたわけだ。NHKによると、店舗では大トロを通常と同じ420円で振舞ったそうだが、本来なら5万円相当の価格になるという。同社の木村清社長は日経新聞の取材に「話題づくりを期待しているわけではなく、お客さんに一番いい物を食べてもらいたいと思った結果」と語っているが、後半は本音だったとしても、いやいや、木村さん、十分話題づくりでしょ(苦笑)

本店で行われたマグロの「解体ショー」には大勢のお客さんと報道陣が詰めかけた。去年も民放の夕方の情報番組で密着取材した模様が放送されたし、今年も恐らくその手の取材が入っていて来週にもオンエアされるだろうから、会社としては、今回の1億5千万円は「宣伝広告費」として元が取れるという独特な経営判断があったのだろう。

ただし、昨今のテレビコマーシャルの相場に照らして広告換算しているなら割高な気も。。。CMそのものを1本1,000万円程度で安く制作したとする。さらに広告会社のこういう料金表とか過去に聞いた話なんかを基にお節介な計算をすると、東京キー局で15秒スポット、ゴールデンタイムでオンエアしたとしても総額1億5千万円の広告費があれば結構な回数を流すことができる。たった1日、世間をにぎわした話題づくりとの比較をどう見るか。

では、対マスメディア広報という視点では、この落札額はどうだろう。どの企業広報担当者も、テレビコマーシャルのような多大なコストをかけなくても、テレビや新聞に広く報じてもらい(取材は無料だ)、おまけに第三者視点で紹介されることで信頼性向上やブランディングにつながるという「レバレッジ」効果を一つの理想形にするものだ。「喜代村」は今年も情報番組で5~10分程度、特集企画で取材されれば、企業広報としてある程度、その目標を達成したと判断できるのかもしれないが、5,649万円だった昨年の落札額ならともかく、その3倍に膨らんだ今年はそれに見合うコストパフォーマンスにつなげられるのだろうか。

●もはや初セリは「鉄火場」!?
さて、元新聞記者としてメディア側の視点からも触れておこう
…・・・(略)・・・


●風評払拭へ一丸 県内の卸売市場初競り
        福島放送 2013年01月06日 10時58分
県内各地の卸売市場で5日、初競りが行われ、場内に威勢のいい売り買いの声が久しぶりに場内に響いた。
関係者らは、東京電力福島第一原発事故による風評の払拭(ふっしょく)を願い、安全で安心できる食材の提供を誓っていた。

福島市中央卸売市場では水産物部、青果部がそれぞれ初競り式を行った。
瀬戸孝則市長らがあいさつし、手締めの後、競りを始めた。

このうち、青果部では本県産のホウレンソウやイチゴなどが飾られた恒例の「宝船」も並び、ご祝儀相場で競り落とされていた。
この日の青果の取扱量は昨年の初日に比べ半減した。

このうち県内産は昨年より増えた。
青果部によると寒さなどで仕入れ全体が大幅に減少。
県内産は回復傾向にあるという。
水産物の本県沖の取り扱いはなかったが、外国産マグロなどは例年の2倍の量が入荷された。

いわき市中央卸売市場水産物部の初競りは、同市鹿島町の同市場で行われた。
初市式で渡辺敬夫市長があいさつし、初競りを開始。

国内外から入荷したメバチマグロやヒラメ、アンコウなどの競りが繰り広げられた。
この日の水産物部の取扱量は約106トンで前年の初競りより約7トン増えた。
取引価格は例年よりも少し高めで、市場関係者を喜ばせた。

仲卸業者からは「本県沖の漁自粛の影響で、東日本大震災前より活気があまりなかった」といった声も聞かれた。
青果部と関連商品売り場でも初市式を行った

●東日本大震災:福島第1原発事故 コウナゴ漁再開へ 漁業復興協、計画案了承 来春から試験操業 /福島
         毎日新聞 2012年12月20日 
 原発事故の影響で操業自粛が続く県内漁協は19日、いわき市の県水産会館で県地域漁業復興協議会を開き、来春からコウナゴ(イカナゴ)の試験操業を始める計画案を了承した。26日の漁協組合長会議で正式に決める。

 「春告げ魚」と知られるコウナゴは春先、太平洋岸を北上し、茨城、福島両県の漁でも主力魚種のひとつ。今年度、順次試験操業が始まった底引き網漁によるメヒカリ(アオメエソ)やカレイ、カニなど13魚種と異なり、小型機船による船びき網漁で漁獲される。

 試験操業をしている相馬双葉漁協によると、船びき網漁を行う100隻程度(約300人)が対象。今後、県のモニタリング調査で放射性セシウムが1キロ当たり50ベクレル以下が続く魚種について順次、試験操業をスタートさせたい考え。【中尾卓英】

●魚のセシウム汚染解明目指す 水産庁が研究開始
           日経 2013.1.6
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 水産庁は、東京電力福島第1原発事故の影響で放射性セシウムに汚染された魚の汚染源や経路を解明する研究に乗り出した。放射性物質が蓄積される「耳石」と呼ばれる魚の器官の調査や海底の土の測定に取り組む。風評被害の防止につなげる狙いがある。

 今回の研究は、水産庁から委託を受けた独立行政法人水産総合研究センター(横浜市)などが2012年11月から13年3月まで実施する。

 魚の平衡感覚をつかさどる耳石にできる年輪のような輪に着目し、削って調べることで放射性セシウムが付着した時期を調査。原発事故直後に一気に汚染されたのか、少しずつ蓄積されたのかなど、汚染の過程の解明を目指す。

 福島県沖海底の土の調査では、新開発の装置を船で引いて滑らせ、連続して汚染の度合いを測定する。これまでの測定は調査範囲が限られていたが、今後はより広い範囲で濃度の高い場所の分布が捉えられるようになるという。

 水産庁が原発事故後から続けてきた魚のサンプル調査で、放射性セシウムの検出値は減少傾向にある。

 それでも、例えば福島県沖で12年夏、アイナメで基準値の258倍の1キログラム当たり2万5800ベクレルが検出されるなど、異常値が出る魚が残る。原因は不明で、水産庁は「一部でも謎のままでは安全な魚まで信用されなくなる」と危ぶんでいる。〔共同〕

●魚の放射能いつまで 「耳石」を分析
                 NHK 2013.1.6
 原発事故の影響による放射性物質が、福島県沿岸などの魚からいつまで検出されるかを探るため、横浜市の研究所が、魚の耳の奥にある「耳石(じせき)」と呼ばれる組織の分析を始めました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故から、ことし3月で2年となりますが、福島県沿岸などで取れる一部の魚からは、今も食品の基準を上回る放射性物質が検出されています。

このため、横浜市にある独立行政法人の中央水産研究所は放射性物質の検出がいつまで続くかを調べるため、魚の耳の奥にある「耳石」と呼ばれる組織の分析を始めました。
耳石は樹木の年輪のように、魚の成長とともに層を作って大きくなるため、放射性物質が含まれる層を特定できれば、取り込んだ時期を数か月単位まで絞り込むことができるということです。

研究所では、福島県と宮城県の沿岸で去年8月以降に取れたアイナメとクロダイ合わせて30匹から耳石を集め、放射性物質が原発事故直後に放出された高濃度の汚染水によるものか、それとも海底の泥からエサとなる生き物を通じて現在も継続的に摂取しているものか探りたいとしています。

中央水産研究所海洋・生態系研究センターの渡邊朝生センター長は「放射性物質を取り込んだ時期が事故当初に限られるのであれば、今後、影響は徐々に低下するとみられ、漁の全面的な再開を決める貴重なデータになる」と話しています。

.濃度の高い魚 今も
原発事故の影響で一時、操業が停止されるなどしていた東北や茨城県の太平洋沿岸の漁業は、福島県の沖合でも去年6月に試験操業が開始され、これまでに対象の魚介類は13種類に拡大されるなど、復興に向けた模索が各地で続けられています。

しかし、先月に入ってからも、福島県沖のシロメバルで、1キログラム当たり1200ベクレル、茨城県沖のマダラで140ベクレルの放射性セシウムを検出するなど、一部の魚からは食品の基準である100ベクレルを超える放射性物質が検出されています。
また、原発事故から1年半近くがたった去年8月には、福島県沖のアイナメから基準の380倍、去年7月には、宮城県沖のクロダイから基準の33倍と、それぞれの県として、これまでで最も高い濃度の放射性セシウムが検出されました。

放射性物質は、付近の海水からはほとんど検出されないため、これらの魚は原発事故直後に放出された高濃度の汚染水を体内に取り込んだか、海底の泥に蓄積した放射性物質を現在も継続的に取り込んでいるかのどちらかだとみられています。
各自治体の定期検査では、魚介類の放射性物質の濃度は、全体的には低下傾向にありますが、一部で、濃度の高い魚が見つかる理由は分かっておらず、被災地の漁業の復興に向け、詳しい原因の解明が課題になっています。



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