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てらまち・ねっと



 ときどき触れる鹿児島県阿久根市長のこと。
 人口は約24000人。

 その発言や行動が、さらに、エスカレートしている。

 3月4日には、「一部マスコミが傍聴席にいる」として市長が市議会本会議の出席を拒否。

 議会側の要求も終日拒否し、
      「出席する準備をしていたが、議会側に
       その環境を作ってもらえなかったことを残念に思う」

とコメントしたという。 

 3月3日は、特定職員に給与を支払っていない問題で、鹿児島地裁から支払い命令の判決。

 阿久根市長のコメント
     「判決に従っていては、市政運営ができない」

 思い出したのは、前の岐阜県知事。
 私たちの情報公開請求に対して、岐阜県が黒塗りや非公開にしたことで、情報非公開処分取消訴訟を十数件やってきたけど、こちらが勝つことの方が多い。

 判決の際の当時の梶原知事のコメントのときどきは

     「最高裁で県が負けるまでは公開しない」との趣旨

 似ていると見るか、似ていないと見るか・・・

 ともかく、四面楚歌を承知で進む阿久根市長、とみえる。

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●司法無視の市長指弾 阿久根市に給与支払い命令 地裁判決 財産差し押さえも
      2010/03/04付 西日本新聞朝刊
 鹿児島県阿久根市の未払い給与請求訴訟で、鹿児島地裁による懲戒免職処分の効力停止決定が確定した元係長男性(45)への未払い給与総額約180万円と今後の給与の支払いを、同地裁(牧賢二裁判官)が市に命じた3日の判決を受け、元係長側は4日にも文書で竹原信一市長に支払いを催促する方針を明らかにした。

 竹原市長は控訴して徹底抗戦する構えだが、判決は控訴しても強制執行が可能な「仮執行宣言」付き。司法判断を無視してきた市長は、法的に追い詰められた格好となった。

 元係長側は判決後に開いた集会で、市側が判決に従わなければ、「仮執行宣言」に基づいて市の預貯金差し押さえを地裁に申し立てると同時に、市長と市を労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで刑事告発すると説明した。賃金不払いは30万円以下の罰金。原告代理人の増田秀雄弁護士は「刑罰が目的ではないが、法を無視するなら、やむを得ない」と話した。

 元係長を支援する自治労県本部も、市公平委員会が2月、職員3人の降格人事(昨年4月)を取り消した裁決に市長が従わなければ、地方公務員法違反の疑いで刑事告発する方針。同法は故意に公平委の指示に従わなかった場合、1年以下の懲役または3万円以下の罰金と定めている。

 元係長は、竹原市長が昨年4月に市役所庁舎内に張り出させた職員の人件費総額の紙を勝手にはがしたとして、同7月31日付で懲戒免職処分となった。同10月の地裁の効力停止決定後も、竹原市長が「自治の上に裁判はない」「係長が職場復帰すれば、公共の福祉に悪影響が出る」という論理で復職を認めず、給与も支給しないことから、同11月末に提訴していた。

 判決理由で牧裁判官は「効力停止決定が出た以上、市は元係長を復職させ、給与を支給する義務から逃れられない」と、司法を無視し続ける竹原市政を指弾した。

 元係長が懲戒免職処分の取り消しを求めた訴訟も地裁で係争中で、判決は4月9日に言い渡される。 

●阿久根市財産差し押さえも 給与支払い命令
      朝日 2010年03月03日
 阿久根市政にまたも司法がストップをかけた。職員の懲戒免職処分を巡る問題で、竹原信一市長が裁判所の命令を無視し続けたことから生じた未払い給与請求訴訟。鹿児島地裁は3日、元係長男性(45)の訴えを全面的に認めた。今回の判決には強制力が伴うため、竹原市長が従来の姿勢を崩さず判決に従わない場合には、市役所の財産差し押さえという異例の事態に発展する可能性もある。

 竹原市長はこれまで、懲戒処分の効力停止を命じた裁判所の決定を無視し、元係長の復職を認めず給与も支払っていなかった。そのため処分取り消しの訴えに追加する形で訴えが起こされた。判決では昨年10月の効力停止決定以降の未払い給与約180万円と、今後毎月の給与支払いを命じた。

 竹原市長は同日、今回の判決を不服として控訴する方針を一部の報道関係者に明らかにした。だが控訴しても、判決で認められた強制力を伴う仮執行は有効なため、原告側は強制的に阿久根市の財産を差し押さえて給与を支払わせる申し立てを裁判所に起こすことができる。

 原告側はひとまず竹原市長に支払いを求めるが、応じなかった場合は来週中にも、財産差し押さえを裁判所に申し立てる方針だ。裁判所が申し立てを認めた場合、阿久根市の預貯金が差し押さえられることになる。財産差し押さえを回避するためには、竹原市長も担保金を納めるなど法的な手続きを踏まなければならない。

 原告側の弁護士は、竹原市長を労働基準法違反(賃金未払い)の疑いで鹿児島地検に刑事告発する方針も固めている。同法では、違反した場合30万円以下の罰金と定められている。

 元係長は「今までの市の対応から言って判決が出ても状況は変わらないと思う。考えられる法的手続きを進めるしかない」と話す。
 一方の竹原市長はこの日の法廷には出席せず、総務課を通じて「取材についてはお受けしません」とだけコメント。一部の報道関係者以外の取材には応じなかった。

 元係長が懲戒免職処分の取り消しを求めている訴訟の判決は4月9日にある。竹原市長の行政手法については、市職員労働組合事務所の使用許可取り消しを巡る訴訟で、昨年10月に鹿児島地裁が「違法」と判断している。

●阿久根市長・竹原氏「判決に従っていては、市政運営ができない」
      data-max 2010年03月04日
 3日、阿久根市長・竹原慎一氏が、データ・マックスの取材に応じ、同日の鹿児島地裁の判決内容に対して、「判決に従っていては、市政運営ができない」とコメントした。

 問題の裁判は、懲戒免職処分の効力停止決定が確定した阿久根市の元係長が市側へ起こした未払い給与請求訴訟で、鹿児島地裁は3日、阿久根市側に未払い給与総額180万円と2010年2月以降の給与支払いを命じる判決を出した。

元係長の男性は、市庁舎内に張り出された職員人件費を書いた紙をはがしたことで、09年7月31日付で懲戒免職処分となった。09年10月、鹿児島地裁において、同処分の効力停止の決定が下されていた。

 竹原市長は、「命令に従わない(貼り紙をはがした行為)人間は組織にはおいておけないし、仕事をしていない人間には給料は払えない」と、これまでの主張を繰り返している。

●3職員降格「違法」 阿久根市の公平委員会 処分取り消しを裁決
     西日本新聞 2010年2月25日
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が昨年4月の人事異動で職員3人を降格した処分について、市公平委員会はこれを違法と判断し、処分取り消しを裁決した。裁決は23日付。3人は降格を不服とし申し立てていた。市総務課は「市長が出張中でコメントできない」としている。

 裁決によると、3人は地方公務員法に基づく降格理由の説明書交付がないまま課長から課長補佐にされたり、兼務していた係長職を解かれて事実上降格された。

 一方、竹原市長は公平委員会の審理で、3人は「その職に必要な適格性に欠く」などとする降格理由を主張したが、委員会は説明書交付がなかったことから違法と判断。降格理由も「見当たらない」とし「不当な降任(降格)」と断じた。

 阿久根市の昨年4月の人事異動では計10人が降格された。3人を支援する自治労県本部の高橋誠書記次長は24日、記者会見し「市長が裁決に従わなければ法的対抗手段をとる」と話した。

●阿久根市長が市議会本会議出席を拒否 「議場にマスコミいる」
       南日本新聞 2010-03-04
 阿久根市の竹原信一市長は4日、同市議会本会議を「議場にマスコミがいる」との理由で出席を拒み、議会審議が中断している。議会側は出席を求めているが正午現在、竹原市長は応じていない。

 同日の開会予定は午前10時。定刻を過ぎても、竹原市長をはじめ各課長ら執行部は議場に現れず、隣接する執行部控室に待機していた。浜之上大成議長が口頭で出席を要請したが、竹原市長は「議場からマスコミを出せ」などと答え、拒否したという。

 議会側は午前10時5分すぎに執行部不在のままいったん開会した。直後に休憩に入り、議会運営委員会などを開いて対応を協議。

「議会軽視だ」など竹原市長への批判が飛び交った。浜之上議長は執行部控室から市長室に戻った竹原市長へ、出席要求書を手渡した。
 同日の本会議は、2010年度一般会計当初予算案の総括質疑などが予定されており、報道各社は開会予定時刻前から傍聴席に入っていた。

 竹原市長は懲戒免職職員の訴訟などで取材拒否の姿勢を強めており、1月には「取材における庁舎内での撮影を原則禁止する」との公文書を報道各社へ一方的に通知した。


● 阿久根市長、議会出席を拒否=「マスコミへのお仕置き」と-鹿児島
      時事 2010/03/04-21:25
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は4日、「一部マスコミが傍聴席にいる」として、同市議会本会議への出席を拒否した。同日は午前10時から、2010年度当初予算案の総括質疑が行われる予定だったが、市長と市幹部は議場に姿を見せなかった。議会は午後4時に流会。5日も午前10時から総括質疑が予定されている。

 同市議会の浜之上大成議長は「文書や口頭で『議会に出てほしい』と伝えたが、市長は応じなかった」と話した。一方、竹原市長は取材に対し「市庁舎内撮影の原則禁止を通告したのに、勝手に撮影している社がある。その社へのお仕置きで、そこが出て行けば議会には出る。議長が一部マスコミを取るか、議会を取るかということ」と述べた。

 市長に批判的な蜜柑幸雄議員は、「議事公開の原則の中、一部マスコミを排除するのはあり得ない。議会での権限は議長にある」と反発している。

 竹原市長は1月、「今後の市政運営への影響を考慮し、取材における庁舎内での撮影を原則禁止させていただきます」などと記された文書を報道機関に送付していた。

●阿久根市議会が流会、市長は今後も欠席示唆
          2010年3月4日22時07分 読売新聞
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が4日、報道機関が議場にいることを理由に市議会本会議への出席を拒否した問題で、市長は終日、出席を拒否、議会は流会となった。

 市長は、議場内での報道機関の撮影禁止を議会側に要求、受け入れられなければ欠席を続ける構えを見せている。

 議長は市議会を休憩としたうえで、地方自治法に基づく出席要求書を市長に提出。しかし、市長は受け入れず、議会は午後4時に流会した。

 市長は休憩中、「報道機関に議場内での撮影を許可しないよう求める。協力され次第、議会に出席する」とする要求書を議会側に提出したが、議会側は受け入れなかった。

 市長は市総務課を通じ、「出席する準備をしていたが、議会側にその環境を作ってもらえなかったことを残念に思う」とコメントした。

●竹原市長に謝罪要求決議 ブログ発言めぐり阿久根市で集会
        南日本新聞 2010 03/01 06:30
竹原信一市長に謝罪を求める決議文を採択した県民集会=28日、阿久根市のグランビューあくね

 阿久根市の竹原信一市長が、ブログ(日記風サイト)に障害者を差別するような記述をしたことに対する「撤回と謝罪を求める県民集会」が28日、阿久根市のグランビューあくねであった。県身体障害者福祉協会や県議、市議ら約20団体計約600人が参加、障害者や関係者、県民への謝罪を強く求める決議文を採択した。

 決議は「市長のブログ記述などが障害者らに悲しい思いをさせ、障害者基本法の精神にも背いている」と指摘。市長宅へ同日届くよう郵送したという。

 同協会長で主催者の戸口田三千尋代表世話人は「人の命という非常に重いものへの倫理観を軽く語る人が市長でいることが許せない」と批判。障害者団体からは、竹原市長が姿を見せなかったことに「誠意が感じられない」との声も上がった。

 同市議会の浜之上大成議長は「市長の行動は市民の総意とみなされる。市長を選んだ市民にも責任がある」と話し、竹原市長に全国の障害者や家族への謝罪を求めた。

●「障害者差別、謝罪を」 阿久根市長ブログに抗議集会
      朝日 2010年2月28日20時9分
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と自身のブログに書いたことに抗議する集会が28日、同市であった。県内の障害者団体や人権団体などから約500人が参加し、ブログ発言の撤回や謝罪を求める決議を採択した。竹原市長は主催者から出席を求められていたが、来なかった。

 「竹原市長の差別発言の撤回と謝罪を求める県民集会」と題し、県と市の身体障害者福祉協会、県社会福祉協議会、連合鹿児島など約20団体や一般市民が集まった。

 代表世話人の戸口田三千尋・県身体障害者福祉協会長が「障害者や親の心を土足で踏みにじるような発言でがくぜんとした。撤回、謝罪するまで引き下がるつもりはない」と表明。その後も参加団体の代表者が「障害者を差別しているとしか受け取れない」などと訴えた。決議は「一連の差別発言を撤回し、障害者や関係者、県民に謝罪することを強く求める」という内容で、竹原市長に郵送した。

 問題の記述は昨年11月8日付。障害者団体などから強い抗議を受けたが、竹原市長は市議会で「ブログの一部だけを取り上げた批判」と述べて謝罪を拒否した。県議会や同市議会は謝罪を求める決議をした。問題部分は昨年12月18日に削除され、現在も「ただいま修正中」となっている。

●阿久根市長:差別記述問題 「障害者冒とく、許せない」--県民集会 /鹿児島
       毎日新聞 2010年3月1日 地方版
 ◇市長への批判相次ぐ
 「障害者の尊厳を冒とくしているとしか思えず、断じて許せない」--。阿久根市で28日、開かれた、竹原信一市長の発言撤回と謝罪を求めた県民集会。市内外から多くの障害者や関係者が集まり、竹原市長のブログや講演での障害者に対する差別的な記述、発言への批判が相次いだ。

 「全国重症心身障害者を守る会」県支部の川崎忠雄元支部長は「成熟した社会は、障害者の尊厳が守られ、地域で安心して暮らせる社会」と強調。竹原市長が福岡市の講演で「枝が腐ってきたら、切り落とさないといけない」と発言したことに触れ「障害者の生きる権利を否定しているとしか受け取れない」と、壇上から訴えた。

 「やりきれない思いでいっぱい。市長は市民が納得できる説明をすべき」と怒りを抑えながら発言したのは「阿久根市手をつなぐ育成会連絡協議会」の浜辺一俊会長。「家族は人知れぬ苦労をしてきた。為政者として、どのように理解しているのか、不可解でならない」と糾弾した。

 集会に参加した男性(38)は、「自分は高度医療のおかげで命をつないでもらい、幸せに生きている」と話し、市長のブログ記載を痛切に批判。また、霧島市国分から参加した県身体障害者協会連合会長の池田和夫さん(82)も「市職労とけんかするより、福祉対策など力を尽くすことがもっとある」と話した。【川島紘一、馬場茂】

●阿久根市の駅伝 大牟田高が辞退 市長の言動問題視
      2010/03/05付 西日本新聞朝刊
2010年3月5日 06:01 カテゴリー:政治 九州 > 鹿児島
 鹿児島県阿久根市で14日に行われる「阿久根市長旗九州選抜高校駅伝大会」(同市主催)に選抜されていた大牟田高(福岡県大牟田市)が、出場を辞退していたことが4日、分かった。大会関係者や学校関係者によると、竹原信一市長の障害者に対する差別的な言動を問題視したという。

 大会は、大牟田高駅伝部の大見治夫前監督らが協力して1991年に始まり、今年で20回目。毎年、九州・沖縄各県の強豪校が参加し、大牟田高は昨年まで19年連続で出場していた。

 大会関係者などによると、1月末に出場を依頼したが、竹原市長が障害者差別ととられる記述をブログなどに掲載し、障害者団体への謝罪要求を受け入れていないことなどを理由に、2月に出場辞退の連絡があったという。大会には大牟田高を除いて25校が出場予定で、他に出場を辞退したチームはないという。

 大会関係者の一人は「大牟田高の参加は大会の目玉でもあり、辞退は市民や出場校が残念がるだろう。竹原市長の言動がこんな形で影響してくるとは」と話した。

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